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小学生の通信教育のメリット
- 家庭学習の習慣が身に付く
- 自主的、自発的に学習する力が付く
- 子どもの目的やレベルに合った教材で学習できる
- 基礎学力など、学力に土台を養える
- 教科書の枠を超えた、幅広い知識を身に付けられる
通信教育の一番のメリットと言えば、家庭学習の習慣が身に付き、自発的に何かを学ぼうとする力が付くことです。
学習塾は行って授業を受けることで満足してしまいがちですが、通信教育では自分がやる気になったときに学習を進められますので、効率よく勉強することができます。
また、子どもの学力や学習ペースはさまざまなので、講義についていけず置いてきぼりになることがありません。学びたいものがあればお子さんの興味に合わせて教材を選べるので、学校の授業内容だけでなく、幅広い知識を身に付けられます。
小学生の通信教育の選び方と比較ポイント
小学生の通信教材を選ぶポイントは、「基礎学力を強化するため」「中学受験の対策をするため」の2点に分けられます。教材によって特色が異なりますので、まずは目的に合わせて選びましょう。
また、添削や電話窓口などサポート体制の有無、教科書に準拠しているのかどうかなども比較のポイントです。特色を文章で読むよりも、実際に教材に触れた方が分かりやすいです。気になるものは資料請求して、お試し教材を使ってみましょう。
小学生が自発的に学習し、勉強を習慣づけるためには「勉強が楽しい」と思えることが大切です。お子さんにとってどの教材が向いているのか、ママやパパも一緒に触れて考えましょう。
学習教材の種類
小学生向けの通信教育は、おおまかに以下の3つに分けられます。
- タブレット型
- 教材+添削型
- 教材+解答型
タブレット型は、ゲームのように楽しく学習を進められ、進捗状況の確認や親子の触れ合いもタブレットで行います。
教材やノートなどが増えて収納場所に困ることもなく、タブレットでの授業を取り入れている学校もあることから、人気の勉強法です。
教材+添削型は、教材で学習したのちに課題やテストを自宅で行い、先生に郵送して添削してもらう方法です。添削のプロが勉強を見てくれるので、共働き家庭などで親がなかなか学習状況を見られない場合も安心です。
教材+解答型は、親が採点する方法です。お子さんがどこでつまずいているのか、何が得意なのかをママやパパ自身が見られるため、日々の学習が親子のコミュニケーションになります。
学習を終えたらカレンダーにシールを貼るなど、親子で楽しんで学習を進められる仕組み作りをしていきましょう。
進研ゼミやZ会、月刊ポピーなど人気の通信教育7選
まずは資料請求すると言っても、小学生向けの通信教育はさまざまな種類があるので何から調べればよいのか分からないという方もいるのではないでしょうか。
こちらでは人気の通信教育を7種類ご紹介します。それぞれの口コミも併せて掲載しておりますので、教材選びの参考にしてみてください。
1.進研ゼミ 小学講座
通信教育のなかで最も有名な教材の一つである進研ゼミは、学校の授業に対する予習・復習をメインにした構成となっています。受講料や教材の質など、バランスがとれた通信教育です。
講座を始めるにあたり、子どもが通っている小学校の設定ができるので学校の授業に合わせて予習・復習ができます。
また最近では優良オプションでプログラミングや英語の学習にも取り組めます。
また基本の4教科(国産理社)のさらなる学力向上を目指した発展問題も充実。オンラインでの授業も取り入れています。
ただタブレット版だけでなく、紙による学習もできるので、家庭での学習スタイルをベースにタブレット・紙で学習スタイルを選ぶことも可能です。夏や冬には実力診断テストもあり、全国の受験ユーザーによる客観的な理解度をはかることもできます。
- 料金:年払いの場合1年生は1か月2,980円、月払いでは3,680円
- 学習方法:教材+添削型(チャレンジ)、タブレット型(チャレンジタッチ)
- 学習時間:20分/日
先輩ママの体験談
学校の授業とほぼ同じ進み方なのでうちはやっていて良かったと思います。
アバターはまだ三年生からなので変えられませんが
計算のゲームだったり昔の問題を解いたり毎日頑張ってお勉強しています。
お友だちのところは紙が多いですね🤔そもそもゲームなどのタブレット類を禁止していたり、園児から紙でやっているご家庭は紙のちゃれんじをそのまま継続している方が周りには多いです😊
うちは夫がこれからはタブレットも使えるようにならないと、という考えでタブレットにしました✨
紙は親が一緒にやれるところが良いですね💡テストを送ったり、分からないところを親に聞いたり…。分からないところを親がきちんと把握出来るイメージです✨
逆にタブレットはこらしょが間違ったらすぐ教えてくれるので、親の登場は少なくなります💦一応全問解けたらメールが届きますが、子供なのでちゃんと理解して解いているかは分からないですね。1度間違えたけど、2回目は理解しているのではなく答えを覚えていて解いているだけかもしれないし💦また、タブレット内のゲーム(と言っても学習に紐付いてはいますが)ばかりしてしまうこともデメリットですね(TT)親が管理したら良いですが😱
うちは紙の問題を見てあげれる時間もなかなかとれないので、紙が良いと思ってもやはりタブレット選択ですが紙でしっかり親が見てあげるのが一番良いんだろうなぁ…とは思ってます💦💦
進研ゼミの小学講座は紙とタブレットそれぞれの良さがあるので、先輩ママも「どちらがいいかな」と悩んだ人がいるようです。
一緒に勉強を見られる、自分で進めてほしい、など家庭の事情もふまえて子どもに合った方を選べると良いですね。子どもに合っていれば、コメントにあったように塾なしでも高校生まで満足できる学習もできるかもしれませんね。
2.Z会小学生コース
他の通信教材と比べて問題のレベルが高く、練られた問題に取り組めると言われるZ会の通信教材。
学習に集中できるよう、紙面はシンプルな作りになっており、遊びの要素が強い付録はありません。低学年のうちは、親子で取り組めるよう体験学習に力を入れています。
最近、小学校でもタブレット学習が進んだこともあり、Z会の1・2年生コースでもタブレットを使ったコースが加わりました。今まで「紙教材だから選択しづらかった…」というママパパもタブレットが使えることで選びやすくなったかもしれませんね。
- 料金:紙版 1年生スタンダードコースを年払いした場合で1か月3,927円、月払いで4,620円
- 料金:タブレット版1年生を年払いした場合で1か月2,992円、月払いで3,520円
- 学習方法:教材+添削型、タブレット型
- 学習時間:20分/日
先輩ママの体験談
4月からZ会のタブレットコース始めました!
1日1教科(国語、算数、生活のどれか)ずつ決められたスケジュールで進めていきます。一回15分くらいで終わる感じでかね👌1ヶ月終わるとポイントが貰えて貯まると景品に交換できるそうです。
今のところ、順調に進めて毎日宿題+Z会と無理なくこなせています💡
ママリの投稿の中では「難易度が良い」という声が見られました。Z会は学習が好きな子、どんどん進めたい子にとって「難しい問題にも挑戦できる」楽しみがあるようです。
また、Z会のタブレット教材は手持ちのタブレットがあればそのタブレットを活用できるので、教材用の専用タブレットを購入する必要がないのはうれしいですね。
3.スマイルゼミ
スマイルゼミは、日本語ワードプロセッサ「一太郎」を作った「ジャストシステム」という企業が展開しているサービスです。
小学生向け通信教育「スマイルゼミ」の提供開始は2012年なので、比較的新しいサービスです。ただジャストシステムそのものは長く学校教育現場でサービスを提供していたので、教材のノウハウは蓄積しています。
スマイルゼミはゲーム感覚で楽しく学べる一方、手書き入力も可能のため、教科書準拠の内容で学習できます。国語・算数・理科・社会のほかに、英語学習が標準でセットされ、漢検や計算のドリルもあるなど、充実の内容。
タブレットに教材が配信されるので、プリントなどの収納にも困りません。学んだ分だけスターが貯まり、アプリを使えるようになる仕組みなので、遊び過ぎも抑制できます。
- 料金:料金:年払いの場合1年生は1か月3,278円、月払いでは3,520円
- 学習方法:タブレット型
- 学習時間:10~20分
先輩ママの体験談
スマイルゼミは5教科が1つのタブレットで学べるので、1年生から始めてずっと続けているという方もいました。また子どもがスマイルゼミを使いこなせれば、ある程度の英語ができるようになったという体験談も。
スマイルゼミに限りませんが、タブレット上で自動採点してくれるので、ママやパパが採点する必要がなく、とても効率的です。共働き家庭で塾に通わせるのは心配、という方にもおすすめです。
4.小学ポピー
テストメーカーが編集・作成している、教科書準拠の教材なので安心感があります。
毎日の学習量を負担に感じさせないために、量より質を重視しています。付録がなく受講料が割安なことに加えて、教育・学習相談サービスで家庭での教育をフォローしてくれる点もうれしいですね。
関連漢字をまとめて覚える漢字学習法や、会員向けのハイレベルな教材も別売されています。
- 料金:2,700円~3,400円
- 学習方法:教材+解答型(添削なし)
- 学習時間:10~20分
その他の気になる通信教材
Pigma(ピグマ)
Pigma(ピグマ)は大手塾のSAPIX(サピックス)が展開している通信教材サービスです。小学1年生から小学4年生までを対象とした教材で、子どもたちが自立学習に向かえるようにサポートしてくれる内容になっています。
教材は通信添削もついているので、毎月添削教材に取り組むことで、子ども自身の得意・苦手を把握することができます。中学受験に定評のあるSAPIXが培ったノウハウが生かされた教材は問題の質の高さで好評のようですよ。
- 料金:入会金として11,000円。月会費は算数・国語の2教科セットで5,280円/月
- 学習方法:教材+添削型
- 学習時間:10~20分
名探偵コナンゼミ
国語・算数がメインの通信教材です。「名探偵コナンゼミ」の名前にもあるように、親しみやすいコナンのイラストを使って解説しているため、学習時間が楽しくなります。
100ます計算で有名な陰山英男先生が総監修で、教科書より高いレベルの問題があると言われています。教科書準拠ではありませんが、小学館の約90年分のノウハウが凝縮されているため安心です。
作文力はほかの教科の学習にも役立つという考えで、オリジナルの教材が人気です。他にもタブレット学習が格安で受講できたり、個別担任制の通信添削だったりと、自主的に学習を進められる工夫がされています。
- 料金:3,333円~4,737円
- 学習方法:教材+添削型
- 学習時間:学年×10分
がんばる舎(Gambaエース)
がんばる舎の通信教材は何といってもスタートしやすいリーズナブルさがうれしいポイントです。Gambaエースの1年生コースで月々の費用は900円。年払いにするとさらにお得になるのも子育て世代にはありがたいですよね。
がんばる舎の教材はとてもシンプルで過剰なイラスト・付録を省いているのでコツコツと学習を進めるのが好きな子におすすめではないでしょうか。
毎月届く教材は、教科書準拠の問題プリントと同サイズの回答プリントのみ。1日1枚20分というシンプルで続けやすい学習方法です。
別売で算数の応用問題があったり、希望者は1年分の教材を一括で受け取れたり、過去回の分を申し込めたりするなど、融通が利くのもうれしいポイントです。
- 料金:Gambaエース1年生コースの場合、年払いの場合は9,900円となり1か月分お得。月払いの場合は900円/月
- 学習方法:教材+解答型(添削なし)
- 学習時間:20分/日
子どもにぴったりの通信教材を選ぼう
©ママリ
学習内容がしっかり理解できていたら一緒に喜ぶ。内容につまずいて困っていたら見守りつつ相談に乗るなど、家庭でできる通信教材は子どもの肯定感を育む良いチャンスにもなります。
親子で学ぶことの楽しさ、そして子どもが自主的に勉強に取り組む姿勢が培えるように親子で通信教材に取り組むことを楽しみたいですね。
ママパパに褒められた経験、肯定された経験は、子どもにとってポジティブな記憶になり、「もっと頑張ってみよう」という気持ちにつながるでしょう。そうすることで、いつの間にか学習する習慣が自然と身につくと素敵ですね。
通信教材はママパパの仕事の状況や家庭の状況に合わせてさまざまに選べるのもうれしいところ。子どもにぴったり、家庭の状況にぴったりの通信教材で親子ともに笑顔で学習が進められると良いですね。