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「3つ子の魂百まで」は本当?子供の育て方を有名スポーツ選手の幼少期から検証

「3つ子の魂百まで」ということわざがあるように、幼いころの性格というのは成長しても変わらないと世間では言われています。子育てに関しても3歳までの教育が大切と意識されておられる親御さんも多いと思います。では、世間に名の知れたスポーツマンや才能に優れた有名人などは、どんな幼少期を送っていたのか気になりませんか?果たしてこのことわざ通りなのでしょうか。世界を舞台に活躍する4選手の幼少期をご紹介します。

PIXTA

気になる!?あのスポーツ選手の幼少期!

子供が生まれると、生後間もない頃から「この子はどんなスポーツが得意かなぁ。」「野球やらせたいな。」など親の立場から子供の未来を想像してみることありませんか?私は子供と旦那が庭でスポーツしている姿を想像するたけでニヤけてきます。

どうせやるなら、うまくなってほしい!プロを目指してほしい!オリンピックで活躍してほしい!そんな思いも巡ったり。

では、今活躍しているスポーツ選手ってどんな幼少期を過ごしたんだろう。どんな子だったんだろう。と気になってきませんか?今まさに活躍中の方々をご紹介。どんな子供だったのか一緒に覗いてみましょう。育児の発見があるかもしれませんよ。

テニスプレーヤー 錦織圭選手

日本を代表するプロテニスプレーヤー錦織圭(にしこりけい)選手。

彼は幼いころからテニス一筋で、学生時代に渡米し今や世界を舞台に活躍している人物です。

テニス界では驚異的なプレーを見せ、未だかつてない日本人プレーヤーとして活躍している錦織選手。彼はどんな幼少期を過ごしたのでしょうか。

錦織圭選手の幼少期

  • 生年月日:1989年12月29日
  • 出身地:島根県松江市

「子供が好きならやらせる」

錦織選手が最初に始めたスポーツは水泳です。生後1年でスイミングスクールに通い始めました。その後、3歳でピアノ、4歳でサッカー、5歳でテニスを始めました。 出典: akatsuki18.hatenablog.com

幼い頃から色んなスポーツに触れる機会があったのですね。親がどういう環境を作ってあげるかが大切なポイントのようですね。

「子供が好きならやらせる」というのが錦織家の教育方針であり、他に水泳、サッカー、野球やピアノ、英会話などをやらせていました。

ただ、テニスはずばぬけた能力があり、錦織選手も好きだということで家族でサポートを始めました。 出典: www.ishamachi.com

「子供が好きならやらせる」ことで、そこから子供が何が好きなのか、どういう能力を持っているのか見抜くことが親の役割なのかもしれません。そして、その子供の可能性を伸ばすために親ができる能力も試されるわけですね。

錦織選手の場合は、好きでやらせたスポーツの中にたまたまテニスがあり、そのテニスの能力を親が見抜き世界を目指しそれを実践させたことが今の錦織選手を作ったきっかけだったのかもしれません。

プロ野球 イチロー選手

イチロー選手も世界で活躍する大物プロ野球選手。野球少年の誰もが憧れの的となっているといっても過言ではないと思います。42歳となった今も現役で活躍しているのには驚きますよね。

彼はスポーツだけでなく学業の面においても優秀な成績を残しています。愛知工業大名電高校という愛知県でもトップクラスの私立高校でそのなかでも成績優秀だったそうです。

そんなイチロー選手がどんな幼少期を過ごしたのか気になりますね。

イチロー選手の幼少期

  • 生年月日:1973年10月22日
  • 出身地:愛知県西春日井郡

きっかけは親が作り、それにとことん付き合う

3歳の時に、はじめておもちゃのバットとボールを持たせたら、その日から寝る時も離さなくなったほど、野球好きな子どもでした。 出典: kodomo-ouen.com

父鈴木宣之さんは幼少期のイチロー選手をこのように語っていました。

小学3年生で地元のスポーツ少年団に入りましたが、当時は日曜日しか練習がありませんでした。すると一朗が、「平日はお父さんと野球する」と言い出して。毎日、学校から帰って来てから暗くなるまでキャッチボールをしたものです。子どもが夢を見つける最初のきっかけは、親が与えるものだと思っています。もし一朗がサッカーをやりたいと言っていたら、私も一緒にボールを蹴っていたでしょう。
出典: kodomo-ouen.com

また、小学時代のイチロー選手についてこう語り、子供の夢の見つけ方についても話されています。

野球を始めるきっかけは3歳の時だったのでしょうか。親が子供に選択肢を与え、そこから子供が好きなものを見抜き、それにとことん付き合うことが大切なのでしょうか。子供がいつでも親に声をかけて付き合える雰囲気づくりも大切だと感じました。

体操 内村航平選手

日本の体操競技選手である内村航平選手は、オリンピック2大会に出場し数々のメダルを獲得しています。リオオリンピックでも大きな期待ができそうです。

内村選手といえば、そのお母さんの存在が気になりますよね。幼少期の家族との関わりや教育をリサーチしてみました。

内村航平選手の幼少期

  • 生年月日: 1989年1月3日
  • 出身地:福岡県 北九州市

右脳教育で鍛える

体操一家で体操の英才教育を受けた内村選手ですが、体操だけでなく、右脳を発達させる教育も受けていたそうです。

右脳を発達させると言っても特別なことではなく、早いうちから(なんと生後6カ月頃から!)ジグソーパズルをしたり、絵本を読み聞かせて内容を記憶したりなど教育を取り入れていたといいます。 出典: naraigoto-kids.jp

両親ともに体操選手という一家に生まれた内村選手。物心ついたころには体操のある生活だったのでしょうか。

ここでポイントとなるのが「右脳教育」。ご両親の教育方針はこの右脳を鍛えることだったそうですね。運動能力だけでなく、右脳を伸ばすことで精神的な能力も養っていったのかもしれません。

母周子さんが語る「母親」とは

「オリンピックは二の次。息子が元気に生きていてくれるだけでいい」。「どんなに忙しくても、子供が声をかけて来たら、必ず話をしました。〝今、忙しいから、あとでね〟とは、一度も言ったことはありません。忙しければ、忙しいほど、そうしなければならないと私は思うんです。」子供たちに〝無償の愛〟を注いできた周子さん。

子供たちにとって正しい接し方もしてきたし、良くない接し方をしてきたかもしれない。それでも、今がある。「子育てに、間違いなんてないんです。子供たちを愛してあげればいいんです」 出典: www.bs-asahi.co.jp

テレビ番組で母親の周子さんが子育てについて話されていたのを思い出しました。とても子供思いで「子離れ」できないほど大好きだというものでした。

この無限の無償の愛が内村選手を勇気づけ輝かせたのでしょう。

水泳 池江璃花子選手

高校一年生という若さで、世界を舞台として活躍する女性水泳「池江璃花子選手」。リオデジャネイロ五輪水泳競技の4部門に出場予定で期待の星です。

これまで男性の選手の幼少期を紹介してきましたが、女の子をもつお母さんにとって女性アスリートの道は気になるところでしょう。一緒に池江選手の幼少期を覗いてみましょう。

池江璃花子選手の幼少期

  • 生年月日:2000年7月4日
  • 出身地:東京都

「うんてい」で鍛える

生後半年ごろ、生まれてからのトレーニングがあってか、自分の力で親の指にぶら下がっていました。 出典: kenkoua3.xyz

と、ご両親はおっしゃっています。うんていはご自宅に設置してあり、毎日の日課になったいるようです。その結果、2歳前後には逆上がりができるようになっていたということですから、驚きですよね。

そして水泳を始めたのが3歳のころ。5歳の時にはクロール、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎの4泳法で50m泳げるようになったそうですよ。

「我慢できる子」「親も子供と一緒にやる」

池江璃花子さんの母親が言うには、何ごとも一生懸命すること。欲望のままに動くのではなく、やらなければいけないことは、やる。我慢できる子に育てることを心がけていたようです。

またトレーニングは子供と一緒にやる。一緒にやることで、やる気スイッチが入りやすくなるそう 出典: irodori-terrace.com

生後間もない頃からの教育を意識されており、「3つ子の魂百まで」を立証されているようですね。

「何事も一生懸命」「やらなければいけないことは、やる」「我慢強い子」というように、3歳までの教育とは本当に基本的なことでスポーツのみならずすべてのことに通ずるようなことです。

そして、親も子供と一緒になって同じ目標に取り組む姿勢を示すことも大切だということですね。

「何をやらせたいか」より「子供のすることに関心を示し応援する」

家族 PIXTA

以上、今日本を代表して世界を舞台に活躍している子供たちの憧れの選手を紹介しました。この4人の選手に共通しているのが親の子供に対する姿勢です。

親も子供と一緒に同じ目標に向かって一生懸命になり「常に傍にいて応援している」という安心感を与えてあげることが大切なのでしょう。スポーツで世界に立つには、運動能力以上に精神力が鍵を握ってきます。その精神力の根本には親や家族の存在が大きいのだと思っています。

「何をやらせたいか」よりも「子供がしていることに関心をもち応援する」こと、そしていつでも親は子供の要求をくみ取って常に味方であることを示していくことが子供が自分の可能性を自ら引き出す力になるのだと感じました。

私も子供が選んだ道を心から応援し常に味方でいられるような親でありたいと思いました。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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