読書感想文の題名に「?」の疑問符をつけるのは、読み手の注意を引きやすくなるのでおすすめです。
読んだ本の結末や結果を元にした、「他の結末や選択はできなかったのか?」といったものや、結末まで書かれていない本であれば、「主人公はこの先どんな人生を送るのか?」といった質問形式がいいでしょう。
題名の付け方の例
- いじめがなくならないのはなぜ?
- おばあさんはなぜオオカミに食べられてしまったのか?
- みんなならこのときどうした?
5.逆説にする
逆説の題名とは、世間の一般的な認識とは真逆のことを書いて興味を引く方法です。
例えば大きな業績を残し、世間では天才と謳われる主人公について、本当は天才という一言では片付かない程の努力を積み重ねた上の結果であるという感想を抱いた場合、「主人公は天才ではない」というタイトルにします。
感想文の内容が、主人公は天才だから偉業を成し遂げたのではなく、日々の努力の積み重ねがあったからこそ残せた結果である、といったものにすれば、より説得力のある題名となるでしょう。
題名の付け方の例
- 幸福な人生を送ったウェルテル
- いじめはなくならない
- クモの糸は救いの手ではない
6.印象に残ったフレーズや文章を使用する
本の中で主人公が発する言葉やその他の文章には、全体のテーマとなるような重要なフレーズが含まれています。印象的な文をそのまま題名にするのもおすすめです。
例えば、戦争をテーマにした本の中で「俺は守るべき彼らの犠牲の上に生きている」といった印象的なフレーズがあれば、これを活かして「私は彼らの犠牲の上に生きている」という題名にしてみるのもいいでしょう。
題名の付け方の例
- 離れてみないと発見できない自分のこと
- かんじんなことは、目には見えない
- みんなに伝えたい「ありがとう」
7.本の主人公や著書名を使う
題名に本のタイトルではなく、本の中に出てくる主人公や、著書名を使用して「私が○○だったら」、「○○訴えたかったこと」といったようにするのもおすすめです。
この題名にすると、主人公や著者を深く理解し、自分自身と置き換えて真剣に考えているということが題名で伝わってきます。
題名の付け方の例
- 僕が星の王子さまだったら伝えたかったこと
- アナトール・フランスの考え方について
- メロスの生き方について考えたこと










