1. トップ
  2. マネー
  3. 補助金・助成金・控除
  4. 【平成30年版】扶養控除申告書の書き方を記入例つきで解説
  5. 3ページ目

【平成30年版】扶養控除申告書の書き方を記入例つきで解説

勤務先によっては平成30年分の書式が配られるかもしれません。その場合は下記の記入例をご参照ください。

平成30年(2018年)分 給与所得者の扶養控除等申告書の記載例(国税庁)

扶養控除申告書は画像のように、6つのブロックに分けられます。

①は全員が必ず書く欄です。②~⑥は、書面に「あなたに控除対象配偶者や扶養親族がなく、かつ、あなた自身が障害者、寡婦、寡夫又は勤労学生のいずれにも該当しない場合には、以下の各欄に記入する必要はありません」とあるように、該当する方だけが記入します。

②~⑥には、自分はどういう配偶者や親族を扶養し、どんな所得控除を受けたいかを書いていきます。注意すべきなのが、その配偶者や親族が何歳で控除額が変わること。平成31年分の申告書ならその年の12月31日時点の年齢が基準になります。間違いやすいので覚えておいてください。

①全員が書く欄

扶養控除申告書の書き方・記入例1(編集部にて作成)

この欄は全員が必ず記入します。独身だったり、扶養している親族がいなかったりする場合は、この欄を書いたら終わりです。自分の氏名の横には押印を忘れずに。左端の「所轄税務署長等」は空欄でもかまいません。

  • 勤務先の名前、法人番号、所在地(すでに印字済の場合も)
  • 自分の名前、マイナンバー(空欄可)、住所(住民票と同じ住所)
  • 自分の生年月日
  • 世帯主の名前と続柄
  • 配偶者の有無

②控除対象配偶者

扶養控除申告書の書き方・記入例2(編集部にて作成)

この欄には、「源泉控除対象配偶者」に関する情報を記入します。

この欄に記入しなくてはいけないのは、

  • 自分の年間所得が900万円以下(給与所得のみの場合、年収1,120万円以下)
  • 配偶者の年間所得が85万円以下(給与所得のみの場合、年収150万円以下)

の2つを満たす人です。

  • 配偶者の名前
  • 配偶者のマイナンバー(空欄可)
  • 配偶者の生年月日
  • 老人扶養控除や特定扶養控除に当てはまるかどうかのチェック欄
  • 配偶者の年間所得の見積額
  • 非居住者である親族/生計を一にする事実
  • 住所(同居なら「同上」とする)
  • 異動月日及び事由(空欄可)

所得の見積額の欄は、平成31年分の扶養控除申告書なら平成31年にどれくらい稼ぐ可能性があるかを書かなければいけません。とはいえあくまでも見積額ですので、大きく変わる予定がなければ、平成30年の年間所得と同等額を書いておくといいでしょう。

なお、配偶者控除や配偶者特別控除を受けるなら、この欄に記入したか否かにかかわらず、平成30年分からは配偶者控除申告書を提出しなければいけません。

【平成30年版 】配偶者控除申告書の書き方を記入例つきで解説

関連記事:

【平成30年版 】配偶者控除申告書の書き方を記入例つきで解説

平成30年から配偶者控除などが改正された影響で、年末調整の書式に「配偶者…

③控除対象扶養親族

 扶養控除申告書の書き方・記入例3(編集部にて作成)

この欄には扶養控除を受けたい人が、扶養する親族(控除対象扶養親族)の情報を記入します。

おすすめ記事

「扶養控除申告書」 についてもっと詳しく知る

話題の記事

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧