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願書の書き方に関するよくある悩みと解決方法
願書を書く際に悩む人が多いポイントとその解決策を紹介します。
1.入園の希望理由
入園の希望理由といわれても、家から近いことや知人からの評判等、願書には書きづらい内容のものが多いのでが事実です。
ここでは「家庭と幼稚園の理念・教育方針に相違がないか」を伝える場だと考えて作成しましょう。
- 見学の際に感じた、先生方の雰囲気や幼稚園の印象の中から好印象を抱いたものについて、具体例を挙げる。
- 幼稚園に通う子供自身が、幼稚園のどのようなところを気に入っているのかを書く。
- Como(編)「幼稚園選び必勝ガイド」22(主婦の友社,2017)
2.子供の長所・短所
お子様の良いところはたくさん思いつくのではないでしょうか。普段生活している中で感じる良いところを率直に記載しましょう。
多くの方が頭を悩ませるのは短所についてです。短所については、あまり率直に「すぐに泣く」「嘘をつく」等のような表現や記載することは控えましょう。
ただし、嘘の記載はもちろんNGです!願書に書かれた短所は、面接や考査でお子様の様子を確認する際に見られるポイントともなります。書き方のポイントとしては、長所にもつながる短所を記載することが望ましいでしょう。
筆者は、このような内容を記載しました。
長所:「優しい性格で、誰とでも仲良くすることが出来ます。」
短所:「自分の意見をはっきりと伝えることが苦手です。」
長所:「人見知りがなく、明るい性格で、チャレンジ精神が旺盛です。」
短所:「積極的な性格の反面、慎重さに欠ける部分があります。」
3.家庭での教育方針
教育方針、という言葉を聞くとなかなか思い浮かばないかもしれませんが、ご家庭で普段から気をつけていること、心がけていることを記入すれば問題ありません。
挨拶や、「ありがとう」などは、普段から子供にしっかりと教えている家庭もあるでしょう。それも立派な教育方針ですね。以下のように、どのように育ってほしいと思っているかを書くのもおすすめです。
- 人とのかかわりを大切にする
- 小さな幸せに気が付ける
4.発育状況、その他発達の状態
言語面、運動面とかは何か注意点があるなら書き、後は日常生活で何ができて何の援助がどの程度必要なのかという事を書くといいと思います。
例えば、お着替えでボタンが留めれるかどうかとか、靴下を履けるかとか、何か着やすくする為にどの様に工夫しているのかどうかとか(^^)
「発育状況」という言葉を見ると、記載内容に困ってしまいますが、「できること」と捉えるとぐっと書きやすくなるのではないでしょうか。
4.配慮してほしいこと
アレルギーやアトピー等の健康面、発育状況等の性格面において配慮してほしいこと、特記すべきことを記載しましょう。
具体的には、以下のような内容が挙げられます。
- 悪いことをしたときにはしっかりと叱ってほしい
- 左利きを直さないでほしい
- 内気な性格で新しい環境に慣れるのに時間がかかる
健康面だけでなく、その子の性格などを記載するのがよいでしょう。左利きを直さない、など、考え方にバラつきがあるようなことは、ご家庭でも考え方を明確に伝えると園も対応しやすくなりますね。
願書作成時の注意点
願書を書く際、どのようなことに気を付けるべきでしょうか。
家族全員の生年月日や勤務先などの情報を用意してから書く
願書には、家族の情報を記載する欄があります。両親の勤務先情報や、きょうだいの学校、保育園などの情報がスムーズに記載できるよう、あらかじめ準備してから記入にとりかかるのがよさそうです。
事前に家族写真を用意しておく
もし願書先の幼稚園がお受験的な所ならかしこまったような写真の方が良いかもしれませんが…
大抵の幼稚園は、その家族の雰囲気が知りたいので特に飾らず気取らず普通の写真が良いです‼️
受験ではなく、一般的な幼稚園への願書であれば、写真は家族の顔が認識できるものであればよいそうです。どのような写真を提出すればよいか迷う場合には、幼稚園に問い合わせしてみるというのもよいでしょう。
写真スタジオなどで撮影するのではなく、旅行の際に撮った写真や、自宅で並んで撮った写真を使用する方が多いようです。
楽しい幼稚園生活を送るための第一歩!
「願書=難しい」と考えてしまいがちですが、わが子の普段の様子をじっくり見直す良い機会と捉え、大切なお子様のことを想いながら素直な言葉で伝えましょう。
願書は、幼稚園と家庭、お子様との間に誤解が生まれないように伝える第一歩です。
幼稚園のどのようなところが好きなのか。
どのような点がご家庭やお子様とマッチしているのか。
これから幼稚園で見てもらう大切なお子様が家庭では普段どういう性格なのか。
普段の様子を偽ることなく伝えることが、楽しく想い出に残る幼稚園生活を送るために、何よりも大切です。
ぜひ、今回のまとめを参考にしてみてくださいね。
イラスト:アキタヒロミ