大切なことはなんだろう…親の敷いたレールを歩むことに対する思い

「親の敷いたレールを歩く」、よく聞く言葉ですよね。実際に私もそうだったという方も少なくないのではないでしょうか?子供に親の「こうなって欲しい」という気持ちを押し付けることは、あまり良いとは言えない、と思う方もいらっしゃるかと思います。それよりも、「人生を切り開くヒント」を子供に与えてあげられるのが良いと思う方もいるのではないでしょうか。この記事では、筆者の体験を元に、子供の将来にとって本当に大切なことはなんだろうということを考えていきますね。

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親の望む道は子供の望む道?

「自分の子供には苦労してほしくない…!」と言うのが親の想いですよね。

でもその想いの強さが故に、子供に無理な教育や将来の道を押し付けていませんか?自分の引いたレールからお子さんが脱線した時、思わず怒ってしまっていませんか?

お子さんの将来を道しるべとして示してあげることは、親としての役割でもありますが、必要以上に押し付けることは決して良いことではありません。

人として大切なことを見失わないように過ごすことが一番大切な事です。

親の敷いたレールの上をのぼって思った5つのこと

子ども 寂しい PIXTA

筆者である私は幼稚園の頃から、私立の俗にいうお嬢様学校に通っていました。幼稚園から大学まであるエスカレーター式の学校で、習い事も沢山し、何不自由なく過ごしていました。

でもどこかで感じていたのです。

空虚な気持ちや悲しい気持ち、むなしい気持ち。決して楽しくなかった幼少時代でした。

近所にお友達がいない

友達 幼稚園 PIXTA

私立の幼稚園に通っていた私は、毎日バスと電車で通学していました。幼稚園の2年間と小学校の6年間、毎日1時間弱の通学時間。その頃はそれが普通だと思っていましたが、そうではないんだということに気付きました。

小学校に入学し、「私には近所の友達がいない」ということに気が付きました。

幼馴染という存在、幼稚園も小学校もお友達は皆遠くに住んでいたので、気軽に遊ぶことが出来るお友達が少なかったのです。私は近所で楽しそうに遊ぶ同じ年齢位の友達が何だかうらやましくて仕方ありませんでした。

必死になって勉強した中学受験

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小学校6年生になったころの話です。中学も高校もそのままエスカレーター式で上がると思っていた私に突然告げられた中学受験。

父が転勤になってしまい、引っ越しをすることになったのです。その為、友達も知り合いもいない土地へ移り住むことになり、不安がいっぱいありましたがもうやるしかない!と思っていました。

そして無事私立の中高一貫女子校に入学し、全く違う環境での生活が始まったのです。

不登校になった中学2年

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中学1年の間は普通に学校に通っていました。校則がとても厳しく、勉強もスパルタ教育の学校。1年間で段々息苦しさを感じてきてしまいました。

周りの子はみんな塾に通い、勉強が出来て、「私も塾に通いたい」と言いましたが親はそれを認めてくれませんでした。今から思うと学費で精一杯だったんだと思います。

私は他の子より少し髪の毛が茶色く、顔が割とハッキリとした顔立ちだった為、「あの子は勉強が出来ない上にカラーリングやメイクで校則違反をしている」とレッテルを張られ、先生に良く怒られていました。

でも親はこの学校に私が入れたことをとても喜んでいて、この学校に通うことを望んでいるんだと思うと、言えませんでした。我慢の日々が始まったのです。

しかしそれは長くは続かず、中学2年の時には不登校になっていました。

家を飛び出した17才

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門限に勉強にアルバイトは禁止とうるさかった親に耐えかねて、私は17歳の頃に家を飛び出しました。家出ですね。高校は中退。

そしてそのまま他の場所で生活を始めたのです。

「もう親なんて知らない」「もういい」そんな投げやりな気持ちでした。

私には兄がいました。兄はとても優秀で、進学校に通い、大学も日本最高峰と言われる大学へ入学しました。そんな兄の様子とは裏腹に私は高校中退…そんな自分がみじめで仕方がない…でも自分ではこうする以外、自分の気持ちをどうすることも出来ませんでした。

そしてママになった

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17歳の頃から自分で働いてお金を稼ぐようになり、初めて親のありがたみがわかりました。ここまで生活に不自由することなく育ててくれた親への感謝の気持ちです。そしてそれとは裏腹に、そうだったのならもっと違う方法や伝え方があったのではないかという親への不信感。

そんな時に親に頼まれたのです。「大学でも短大でも専門学校でも良いからどこかを卒業して欲しい」と。

今まで散々迷惑をかけてきたし…と思いながら親の頼みを承諾しました。大検を取り、大学へ入学、そして卒業。

そして20代前半でママになりました。今ではかわいい娘と楽しく生活を送っています。

自分が親になって改めて感じること

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自分自身が親になってみて、考えが大きく変わりました。自分の子供に対する思い、そして自分が親になって改めて思うこと。

娘に対する思いと親に対する思いをまとめてみました。

娘の将来についての思い

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そんな娘も今年で6歳になります。来年小学校へ入学します。娘は今家の近くの保育園に通っています。小学校も学区内の小学校へ通う予定です。

娘に私がいつも言うことがあります。それは「お友達を大切にしなさい」ということです。自分が幼馴染と呼べる存在がいなかったこと、自分が近所の友達に対して憧れを抱いていたこともありますが、高校も中退している上に周りの子たちより早くママになったので友達があまりいませんでした。だから娘にはお友達を大切にしようねといつも伝えています。

そして私は娘に進路を自分で決めさせようと思っています。大きくなったらきっと色々な壁にぶつかりますよね。そんな時に自分で決断する力を持って欲しいと思っています。そして決断した内容に対して後悔をしないということ。嫌ことがあっても前を向いて歩いていくんだよということ。そしてママはいつもあなたの決断に賛同するし、そばで見守っているんだということを。

勉強ではなく、私は娘にもっと他の大切なことを身に付けて欲しいのです。そして自分が親にこうあって欲しかった、こういうことが嫌だったという思いを子供にはさせたくないのです。

『子供のやりたいことを、軸をぶらさないで叶えてあげる』これが私の子育てモットーです。

自分の親に対する思い

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自分が子供を産むまでは、正直母のことが大嫌いでした。私に敷いたレールを押し付けて、自己満足している親なんて嫌だと思っていました。

でも今は違います。

社会に出てから学歴というものが、どんなに大切なものかということがわかりました。そして幼稚園から大学まで私立に行かせるということが、どんなにお金がかかることなのかということを痛感しました。お金を稼ぐということがどんなに大切なのかということも…。

私は今娘が私立の幼稚園、小学校に行きたい!と仮に言ったとしても行かせてあげられる自信がありません。

親は、幼心にはわかりませんが、沢山子供のことを考えて沢山子供の為に投資して、それが子供の為になると思っているのです。我が家は少し極例ですが、「我が子には苦労してほしくない、苦労させたくない」そう感じているママも沢山いらっしゃるのではないでしょうか。私もそのように感じている親の一人です。

でもその度合いや方向が行き過ぎないように、子供の顔や感情をしっかりと確認しながら毎日過ごしていくことが大切なことなのですよね。

子供が笑顔でいられること

親子 笑顔 PIXTA

子供の将来を切り開いてあげることはとても大切なことですが、それよりも大切なことがありますよね。

「子供が笑顔でいられること」

子供が無理していたり表情が硬くこわばってしまっていたりすると、きっとそれは子供にとって良いことではないのです。学歴ももちろん大切ですが、それより大切な事、人としてどうあるべきかということを忘れないように日々過ごしていきましょう。

人に対する優しい気持ちや心配り、相手のことを傷つけないということそれを大切に守っていくということが大事なのです。

これからもお子さんと楽しく笑顔で毎日を過ごし、将来で迷ったら相談し合って、そんな親子の良い関係が築けていくと良いですね。

色々な親子の在り方があると思いますが、私は、自分も親に感謝の気持ちを忘れないように過ごしていきたいと思います。

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