1. トップ
  2. トレンド・イベント
  3. コラム
  4. わが子を叱りすぎたとき、どうしている?先輩ママたちのフォロー方法

わが子を叱りすぎたとき、どうしている?先輩ママたちのフォロー方法

子供を叱ったあと、子供の気持ちのフォローをしていますか?しつけはしなくてはいけないものですが、子供になかなか思いが伝わらず、気づくと大声を出したり、叱りすぎたりしてしまうことがあるかもしれません。そのようなとき、先輩ママやパパはどのようなフォローをしているのでしょうか?4歳と2歳の子供を育てる私の場合と、先輩パパ、ママたちのさまざまなフォロー方法を紹介します。家庭に合ったフォロー方法で、子供に愛情を伝えてくださいね。

PIXTA

「叱りすぎたかな…」子供のフォロー、どうしている?

子育てをしていれば必ずある、子供を叱らなくてはいけない場面。いけないことを伝えないといけないと強く思う分「叱りすぎたかな…」と後悔することもあるかもしれません。

約束をして駄菓子屋に行ったのに、約束守れず大声で駄々をこねる息子。
買い物を終え、車に戻ってから大声で怒鳴ってしまった。
まだ3歳、大人の言うことをきちんと聞くとは思ってない。そんなの頭ではわかってる。でも、お店に入る直前に約束をした。「わかった。約束する。」と言った息子。
優しくダメだよと言ってあげたいのに、ついイライラして怒鳴ってしまう。
ママリ|ママの一歩を支える、女性限定Q&Aアプリ
「ママなんか嫌い!」「病院行って!」と
ずーっと言われ続け、ペチペチされて
さすがに私も我慢の限界で息子の手をぺチンと叩いて
それからカバンを持って家を出るフリして隠れてました。
息子は本当に居なくなったと思い
泣き叫んでいましたが…。5分ほど様子をみて
息子のいる部屋に戻り何がいけないのか、
なんでダメなのか話をし、きちんとごめんなさいをさせ
ぎゅーと抱きしめてママは大好きだよと伝えました。

ですが、出ていくフリは良くなかったのかなと
あとから罪悪感で胸が締め付けられてます😞
ママリ|ママの一歩を支える、女性限定Q&Aアプリ

叱った後に子供の心を温めてあげるには、どのような声掛けや見守り方をすると良いのでしょうか。正解はない問題ですが、一つの方法をご紹介したいと思います。

4歳の息子は大反抗期、わが家のフォローは「連係プレー」で

4歳 男の子 amana images

筆者は4歳の男の子と2歳の女の子を育てています。母として特に手を焼いているのは、4歳の息子の叱り方。幼稚園に通いいろいろな言葉を覚えてくる息子は、叱られるとどんどん言葉を言い返してきます。

「ママなんか知らない」
「うるさい、わかってるからもう何も言わないで!」

このような言葉で言い返し、私の言葉など耳に入れていないようなのです。そうなると私の方もヒートアップしてしまい、話を聞かせようと大声を出したり、「ママだって知らない」と大人げない言葉をかけたりしてしまいます。

叱った理由はたいてい大したことではなく「妹を少し小突いた」「コップのジュースでブクブクと泡を吹きだして遊んでいた」というような小さなこと。最初は優しく「いけないよ」と話しかけていたつもりが、気づくとお互いを傷つけてしまう言葉の言い合いになってしまうことがあります。

いけないことをしたら、叱らないわけにはいかない。自分がなぜ叱られているのかわかってほしい。でも、叱りすぎてしまった後「どう息子の心をフォローしよう…」といつも悩んでいます。

「ママ、もう怒っていないよ」と笑って伝え、しばらく時間を置く

キッチン 息子 amana images

息子を叱った後もう十分伝わったと感じたら、筆者は「ママ、もう怒っていないよ」と笑顔で伝えて、あえてその場を離れるようにしています。

娘の場合はそうではなく「怒っていないよ」と言った後抱き上げるのですが、息子は叱られると気持ちが落ち込んで複雑な状態になるのか、抱っこされることを嫌がります。そしてたいていは1人でお気に入りのブランケットを頭からかぶり、気持ちを落ち着けています。3歳ごろから、いつもそうです。

しばらくすると、何ごともなかったかのように息子から話しかけてきます。これが息子なりのペースで、気持ちの立て直し方なのかもしれません。

息子にとっての心のオアシス「パパ」

パパ 息子 PIXTA

パパがいるときは、パパとの連係プレーを使います。私が息子がいけないことを認識するまで叱ったら、パパが息子を呼び抱き上げます。息子はその場で怒っていないパパには、自分から抱きついています。

叱られた一部始終を見ていたとしても、パパはその件について息子をとがめることはしません。2人で一緒に叱ってしまうと、息子の逃げ場がなくなってしまうからです。

パパは私に比べるとおっとりした性格で、あまり息子を叱ることはありません。それは私にとっては「子供に対していい顔ばかり」と感じることはありますが、息子にとってはオアシスのよう。よく噴火してしまうママとは対照的で、わが家では欠かせない役割でもあります。

息子は娘の「小さなオアシス」になることも

妹 兄 PIXTA

息子は叱られたとき、夫というオアシスに助けられています。そのためか、ここ最近は筆者が2歳の娘を叱ったとき、娘をフォローしようとすることがあります。

娘が筆者に叱られて泣いていると「〇〇ちゃんがいけないんだよ、でも、ママもう怒ってないってよ」と、泣き止ませようとするのです。

子供たちにとってママに叱られているときは、とても心細い気持ちになるようです。その気持ちを和ませてくれる夫の存在は大きく、自分もそうしたい、と思っているのだと思います。

つい叱りすぎて噴火してしまう私ですが、小さな心が夫のフォローのおかげで育っているな、と感じた瞬間でもありました。

先輩ママ&パパに聞く、わが家の子供フォロー術

親子 3人 PIXTA

筆者自身の家庭の話を紹介しましたが、子供もママも十人十色。その家庭ごとにフォローのしかたがあります。先輩ママやパパたちに、家庭で実践している「子供を叱った後のフォロー術」を聞いてみました。

行動を変えてリフレッシュ

散歩 親子 PIXTA

「まだ1歳なので、フォロー方法を特に決めてはいないですが、お風呂に入ったりおやつをあげたり、家の中を散歩したりして、気持ちをリフレッシュさせています(1歳男の子ママ)」

「ゲーム、サッカーなど好きなことさせて気持ちを発散、切り替えさせています(5歳9歳男の子パパ)」

意識して行動を変え、子供の気持ちを切り替えさせているという声がありました。特に子供が好きなことをさせてあげることで、落ち込んだ気持ちがリフレッシュできるのかもしれません。

ママ自身も、子供と一緒に行動を変え、気持ちの切り替えをしましょう。

ハグする、愛情を伝える

ハグ 親子 PIXTA

「叱り終わったらハグします(2歳男の子ママ)」

「叱った後は必ずハグして、膝の上に座らせて落ち着かせます。しばらくするとどうしてこんなことをしたのか、子供なりの理由を話してくれることもあるので、うんうんと聞きます(4歳男の子ママ)」

「嫌いで怒っている親なんていないんだよと伝えます(5歳、9歳男の子パパ)」

叱った後にハグをしたり、子供に愛情を伝えたりするというママの声がありました。叱った後は「ママやパパに嫌われてしまった」と考えている子はいるかもしれません。

「あなたを嫌いだから叱ったのではないよ」と、はっきり愛情を伝えてあげることは大切ですね。

「はい、おしまい!」と声に出す

親子 おでこ amana images

「お互いに引きずらないように『はい、おしまい!』と声に出して言います(4歳男の子ママ)」

叱られてしまった子供も、叱ったママも、なんとなくどんよりした気持ちが長引いてしまうことがありますね。しかし、こちらのママのように「はい、おしまい」と口に出す癖をつけていれば、お互いに気持ちが切り替えられるでしょう。

叱る時間を終わりにするときの「合言葉」を決めておくと良いですね。

怒っていなかった方の親と一緒に考える時間を作る

パパ 親子 PIXTA

「怒ってない方の親はフォローしたり、もう1人の親がなぜ怒っているかをわかりやすく伝えたりする役目にまわっています(2歳男の子ママ)」

「少し時間が経った後に、叱っていない方の親と2人になり『何がいけなかったと思う?』と自分なりに言葉にして振り返らせます(5歳、9歳パパ)」

叱られると、子供はすねてしまったり、落ち込んでしまったりすることがあります。そのような時は、叱っていない方の親がフォローしつつ、何がいけなかったか伝えると良いようです。

叱っている親の話は素直に聞けなくても、そうでない親の話なら聞き入れられるかもしれません。ママとパパの連係プレーで、子供の「考える時間」を作ってあげましょう。

家庭に合った方法を見つけてみよう

手をつなぐ 親子 PIXTA

子供を叱った後のフォローは家庭によってさまざま。子供の性格やママとパパの役割によって、正解、不正解はないでしょう。

それぞれのやり方がある中でも、先輩ママやパパが大切にしていることは「子供への愛情を大切にする」ということ。叱られた後の子供は不安や悲しい気持ちがあるかもしれません。「ママやパパはあなたを嫌いで叱っているわけではない、大好きだよ」という気持ちを、家庭なりの方法で伝えてあげましょう。

叱りすぎてしまったかな、という思いはありながらも、きちんと愛情を伝えられていれば大丈夫。子供はママとパパの愛情を、しっかり受け止めているはずですよ。

おすすめ記事

「子供」「叱る」「フォロー」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧