先輩ママ、教えて!出産祝いにはどんな品物を選ぶのがよいのでしょうか?
周囲の方に祝福されながらいただく出産祝いはとてもうれしいものですよね。筆者自身もすべての出産祝いが「ママである私と、赤ちゃんのために考えてくれた」という思いが伝わるので、ありがたいなぁと感じた経験を持っています。
そんな温かい気持ちになる出産祝いですが、「他の方からもらった贈り物と被ってしまって、結局使わなかった」「あまり大きな声では言えないけど、私の趣味じゃない…」などという理由から、どうしようか困ってしまった贈り物をもらった経験がある方もいるのではないでしょうか。
妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ・ママリに寄せられたこちらの質問をご覧ください。
身内などにあったお祝いごとの場合は、御祝儀として現金を包むことが多いのですが、友達やご近所の方となるとお金ではなく品物を贈る方がスマートですよね。
女性の場合、結婚や出産の有無に関わらず「赤ちゃんのいる生活」をイメージしやすいのですが、最新のベビーグッズ事情やブランドの流行までは、実際に赤ちゃんがいる家庭でなければ分からないもの。そのなかで出産祝いを選ぶことはちょっと難しく感じることもあるようです。
実録・先輩ママが答える「うれしかった&困ってしまった」出産祝いとは
では、実際に出産を経験した先輩ママが受け取って「うれしかった・困ってしまった」出産祝いはどんな物なのでしょうか。ママリに寄せられた回答をまとめました。
ただし、すべての方がその品物に対して「困った」などとネガティブな気持ちを持つ訳ではありません。あくまでも一つの意見として捉えていただけると幸いです。
うれしかった出産祝い
ここでは、「もらってうれしかった出産祝い」についてまとめました。どうしてうれしかったのか、どういった点が良かったのか先輩ママたちの理由なども含めて、出産祝い選びの参考になさってくださいね。
①離乳食セット
私自身も第一子の出産祝いには、レンジや食洗機対応の離乳食作りセットを選んでいます。生後6~7ヶ月ころから始まる離乳食は、いざ適齢期になってから必要なものを買いそろえようとすると、小さな赤ちゃん連れでのおでかけになるので大変なんですよね。
価格帯も出産祝いとしてお手頃の物が多く、またギフトパッケージで販売されていることが多いのも良いところです。
②おむつ・おしりふき
やはり、たくさん使うものとして紙オムツやおしりふきなどの消耗品はママにとってうれしい贈り物となるようですね。最近では紙オムツをケーキ型にまとめ、それにスタイや靴下等のベビーグッズをデコレーション風にあしらった「オムツケーキ」と呼ばれるものが見た目もかわいく喜ばれています。
ただし、「消えてなくなる」という意味合いから、ご家庭によっては紙オムツなどの消耗品をお祝いとして贈ることを忌み嫌うところもあるようです。ママ自身はうれしいものでも、ママのご両親や身内の方が見たら、贈り主を「常識はずれな人」と捉えてしまう可能性もあるので、気をつけたいものです。
③親子おそろいグッズ
出産祝いには赤ちゃんが使う品物が多いのですが、こんなふうにママへの贈り物もセンスを感じさせます。
特に「親子でおそろい」などを意識した品物だったら、赤ちゃんが大きくなってからも使えますよね。
④ブランド系の○○
回答を見ていると、「ブランド系の○○」がうれしかったという意見も散見されました。このほか、ミキハウス・ファミリア・メゾピアノなどのブランド名も見られましたよ。
特にママが大好きなブランド、世代間で知名度の高いブランド、オーガニック系などで有名なブランドの品物は無条件で受け入れられやすそうという印象を受けました。
⑤世界に一つ、名入れの○○
筆者も長女が生まれたときに名入れの絵本を頂きました。主人公は子供の名前が入っており、クリスマスのプレゼントをわくわくとした気持ちで待っている…というストーリーの本でした。
長女は年末の生まれなので、クリスマスに絡めたストーリーは「こんなふうにお母さんもあなたが産まれてくるのを待ってたのよ」と大きくなってから読み聞かせをしたことがあります。名入れの品物はちょっと特別な感じがしてうれしかったです。
困っちゃった贈り物はこういった物
基本的に「これは困る、いらない」という贈り物はありません。もちろん、贈っていただいた人や品物に対してそのような気持ちを持つこともマナー上好ましくないですよね。
でも、ちょっとだけ産後ママの本音ものぞいてみませんか?
①洋服
洋服は「もらってうれしいもの」「出産祝いに贈りたい品物」として紹介される機会が多いのですが、実は「もらって困るもの」でもあるようです。お洋服は何着あっても困りません。けれど、ママやパパの好みから外れてしまうものや、着せたけれど我が子には似合わなかったという理由で、しまい込んだままになってしまうことも…。
また、大きめサイズのお洋服はうれしいけれど赤ちゃんの成長は人それぞれ。「大きくなるのが早くて、着せることができなかった」「ジャストサイズのころには季節が変わっていて、来年は着せることができない」といった理由もあるようです。
②新生児期に必要なもの
新生児期は1~2ヶ月の限られた期間。その頃に使うものは、プレママの時期にパパや自分の両親と吟味しながらたくさんお買い物をしている物ばかり。だから、違うものは新たに必要ないことがあるんです。
「困る」というよりは「タブー」として見ておいた方がよいかもしれませんね。
③マザーズバッグ
バッグを選ぶ基準は、人それぞれですよね。小ぶりのものがよい、何でも入るものがよい、ポケットが多いものがよいなど、それぞれのチェックポイントが異なるため「マザーズバッグは考えもの」という結果を招くこともあるようです。
着替えやおしめ、おむつ替えシートなどちょっと前までは何でも入るバッグが重宝されていましたが、今ではマザーズバッグ事情が変わってきているのかもしれませんね。
やっぱり難しい出産祝い選び
もらってうれしい・もらって困った出産祝いの品物を見ていると「価値観の違い」が浮き彫りになりました。「私が好きだから、相手も喜ぶだろう」という出産祝い選びはあまり良くないようですね。また、単純に「困る」物ではなく理由があってのことだということもわかりました。
こうやって考えると、出産祝い選びは難しいもの。私も勉強になりました。
でも、「現金が無難」という選択肢はマナー違反にあたることも。お金を渡すことは失礼と受け取られることもあるようです。
仲の良いお友達への出産祝いだったら「ママのリクエスト引き受けちゃうよ、ただし予算はこれくらいね」などと逆に欲しいものを聞いてみることも良いというアドバイスも見られました。
もちろん、心がこもった贈り物であることは貰う方もしっかり分かっています。ママや赤ちゃんを思うこと、マナーを守って出産祝いを選ぶことが何よりも大切です。