卒乳・断乳…理由は人それぞれ
母乳で赤ちゃんを育てているママたちが、授乳をやめるきっかけは人それぞれ。子供から自然に離れていくのが一番よいのですが、なかなかそうはいかず試行錯誤を繰り返すママもいるのではないでしょうか。
薬を飲まなければいけなかったり、仕事を始めなければならなかったりと、やむを得ない事情があり断乳を決意したママもなかにはいると思います。
妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ・ママリにも、卒乳や断乳について悩むママの投稿がたくさん寄せられています。
医者からは、麻酔するしその日は授乳しない方がいいと言われ、ならばこの際、断乳してしまおうと思うのですが…😔
なんとなく卒乳年内には、と思ってはいたのですが、来週ってすぐだし、ちょっと寂しいような心の準備が出来ていないような😞
事情があって急に断乳した方の体験を聞かせて頂きたいです。
こちらのママのように、事情があって一時的に授乳をやめるならいっそのこと断乳してしまおうと思っている方もいるかもしれませんね。
どんなタイミングでも、断乳や卒乳に踏み切るには心の準備とかなりの勇気がいります。ぐずり泣きに寛容になれる気持ちの余裕も必要かもしれません。
先輩ママたちは、どんなときに卒乳や断乳について考え、どのように行動したのでしょうか?
悲喜こもごも 皆の卒乳・断乳エピソード7選
授乳をやめるまでの道のりは人それぞれ。あんなに執着していたのにあっさり卒業できた子もいれば、ぷすぷすと火がくすぶり続け思いのほか長引いた子もいたり、一筋縄ではいかないつわものもいたりと子供によっても違います。
ママの事情で断乳に至ったケースや子供が自然に離れていったケースも、それぞれ思い出がたくさん詰まっていることでしょう。
面白エピソードもつらい時間も、母子で乗り越えてきたささやかな時間。授乳を卒業したママたちのエピソードをいくつかご紹介しますね。
1.断乳のきっかけは妊娠
断乳しました。
それまで1日3.4回授乳してましたが
産婦人科で妊娠確定時にすぐ断乳してと言われてその日から辞めましたが
息子はもともと離乳食大好きでそこまでおっぱいにこだわってなかったので
スムーズに辞めれました(^^)
断乳に至ったきっかけとしてよく聞くのが、妊娠をきっかけに授乳を止めるよう医師から指示が出たケースです。突然断乳の指示が出て困ってしまうかもしれませんが、新しい家族を迎えるためにもストレスなく断乳できるとよいですね。
離乳食が好きな赤ちゃんなら、授乳やミルクに見向きもせずあっさり断乳できることもあります。しっかりと食事で栄養面をサポートしてあげながら断乳したいですね。
2.あっさり終わった授乳生活
保育園に通い始めると、ママと赤ちゃんが長時間離れることになります。物理的に離れる良い機会ですので、このタイミングで断乳を決意されたママもいるようです。
保育園は子供にとって今まで接したことのない新しい環境。見慣れないものにわくわくしているうちに、授乳のことも忘れてしまうのかもしれませんね。
3.ママだって夏の夜を楽しみたい!
まずは、カレンダーの断乳する日におっぱいバイバイと大きく書いて、その日まで毎日息子に言い聞かせました。まずは昼間からやめて、夜寝る前と夜中2回の計3回を2週間しました。昼間家に居るとおっぱいが気になるので、はじめの2日間は昼間とにかく外に出てました。やめると決めた日は、寝る前のおっぱいを白湯に変え、何事もなかったようにひたすらトントン、泣き叫んでもトントン、1時間泣き続け寝ました。夜中起きた時も白湯で誤魔化しましたが、誤魔化されず大泣き。でも、抱っこでユラユラしたら10分くらい泣いて寝ました。それから朝まで起きず、そこから飲み物は全て白湯に。3日は大泣き覚悟だと聞いていましたが、翌日からは寝る前も夜中起きても白湯飲ませれば一切泣かず寝てくれました。
保健師さんに1歳前後がスパッとやめやすいと聞いたことがあるので、泣かれても心を鬼にして頑張ってください!
ママだって、授乳から解放されて楽しみたい!そんな風に思った方の断乳エピソードです。断乳決行日を決めて、心を鬼にしてトントン、抱っこ、外出…。断乳を終えたあとに飲む一杯目のビールはさぞおいしく感じたことでしょう。
授乳中は食事を気にして何かと我慢しているママさんも少なくありません。なにか自分にもご褒美を用意するのもよいかもしれませんね。
4.誕生日に断乳決行
その流れで下の子も1歳の誕生日に決行!
特に卒業する日は決めていませんでしたが、昼の授乳を最後に、夜夫に話して、じゃあもう今日からしようか〜という感じで決めました^^;
昼のが最後だったのかと思うと寂しい…と思いましたが、あまり感情入れ過ぎるとモヤモヤが止まらなくなるので心の準備をする前に潔くやっちゃいました!
とんでもない誕生日プレゼントになってしまいましたが、下の子は朝までしっかり眠れるようになり、気が楽になりました^ ^
家族計画をお持ちの方は、断乳や卒乳についてあらかじめパートナーとしっかり話しておくとよいでしょう。このママさんのように、パパの協力がしっかり得られると断乳もスムーズに行うことができます。
断乳をして子供がぐっすり寝てくれるようになると、ママも夜間に起きることが減るので、お互いが過ごしやすくなります。断乳のきっかけとして誕生日を目安にしてみるのもよいかもしれませんね。
5.あの手この手で断乳作戦
一週間前からおっぱいバイバイだよと言い聞かせる。
お風呂上がりに最後だよ。と授乳。
からし塗ってあ!おっぱい病気になっちゃった!ちゅっちゅしてみる?と両乳吸わせておっぱい不味くなっちゃたね!病気になっちゃったからバイバイだよー。と戌の日に貰った腹帯をサラシ代わりに巻く。そこから意地でもあげない。
でどうにか大丈夫でした!夜中起きたりしましたがそんなに泣かずに諦めて寝る感じ。
日中は外に連れ出して昼寝はチャイルドシートで寝れるようにしてました。
2歳まではあげたくて授乳がストレスに感じる事もありましたし断乳していいのかかなり悩みましたが、
今は悔いはないな、と思えます😊
心を鬼にしてひたすら授乳を回避し断乳に至ったママさんのエピソードです。慣れない味のものを乳頭に塗りつけて吸わせると、「いつもと違う味がするから、本当にもうバイバイなんだ」とすんなり諦めてくれるかもしれませんね。
断乳には根気が必要です。大泣きする我が子を見て心が折れてしまうかもしれませんが、日を追うごとに授乳への執念がなくなっていくとよいですね。
6.抱き締めて安心させて
言葉でおっぱいバイバイと言い聞かせ、寝る時はぎゅーって抱きしめて、大丈夫だよ、ママは一緒だよ、一緒にゴロンしてネンネしよっか。などと言い聞かせて寝ると泣くこともありますが、安心させながら寝かしつけています。まだすんなり寝ることはできませんが、おっぱいなしで寝ることができました(*´˘`*)♡
安心させることが1番だと思います!頑張ってください!!
今まで行っていた授乳を突然やめてしまうと、変化についていけず不安になって泣いてしまうのが断乳のつらいところ。泣き声がつらくて断乳を諦めてしまったママもいるのではないでしょうか。
一歩新しい世界に踏み出すためには、なにごとも不安が付きもの。たくさん抱きしめて声をかけ、安心させてあげたいですね。
7.強引だけど…
日数は3日くらい、寝かしつけは音楽かけながらトントンしてました。夜泣きはあるけどトントンしてました。
私は肌が弱くかぶれました(笑)
ガムテープを貼って断乳を決行したママのエピソードです。ロングワンピースを着ていれば服をまくられるのも減るので、少し強引ではありますが断乳ができる環境を作ることができます。
授乳に強いこだわりを持つ子供だと、なかなか一筋縄ではいかないもの。根気よく続けることで諦めてくれるのを待ちましょう。
出産直後から乳腺炎に…2週間で心がポキリ
筆者はどちらかと言えば、今までご紹介したようなエピソードとはまた違う断乳体験をしています。
出産後から乳房の発達もよく母乳も順調に分泌され始めたのですが、2日目からすぐに乳頭トラブルに見舞われ、疲労からか発熱も見られました。それでも、入院中は定期的に搾乳器を借りて絞り、ミルクと搾乳した母乳で混合栄養育児をしようと思いながら退院。
しかし退院から2日後、高熱と乳房の痛みにうなされ産婦人科へ受診。かなりひどい乳腺炎だと診断されました。治療を受けながら産婦人科医と話していくうちに、実は出産直後から乳腺炎の兆候があったのではないかという診断に行きつきました。
出産直後からあった発熱は、本当は乳腺が詰まって炎症が起きたことによる発熱だったのです。
それからしばらく乳腺炎と格闘しましたが、保冷剤で冷やしたりマッサージしたりしても乳腺炎でできたしこりは消えず、抗生剤を飲んでも改善傾向は見られません。とうとう心がポキリと折れてしまい「こんなに痛いならもうやめる!」とあっさり母乳を諦めることに。断乳に向けたマッサージやケア方法を学び、産後1ヶ月ほどで完全ミルク育児に切り替えました。
しばらくしてから働き始めたり、筆者自身の持病の悪化で入院して薬を飲んだりと、子供と離れる状況が多くなっていったため、結果的に断乳を早めてミルク育児にしてよかったのかな、と今となっては思います。
寂しいけれど、いつか終わりはやってくる
いつか必ず、最後の授乳の日がやってきます。つらかった夜間授乳や昼間のいたずらも、いつか見られなくなってしまうのです。
きっかけはさまざまありますが、ママのためにも子供のためにもベストなタイミングを見計らって卒業したいですね。
断乳・卒乳は寂しいけれど、子供の新たな一歩でもあり、ママの授乳卒業式でもあります。断乳・卒業のお祝いに好きなことを楽しんで、明日もまた元気に過ごしましょう。