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監修:渡邉征雄

【医療監修】妊娠3ヶ月目の妊婦と胎児の様子。出産予定日が確定する時期

PIXTA

妊娠3ヶ月の胎児は人らしさが増してきます

赤ちゃんは脳が他の臓器よりも早く形成されるので頭でっかち。9週目頃には臓器はほとんど形成され、手足も確認できるようになります。

超音波検査のタイミングによっては動いている姿を見ることができることもあるでしょう。

8週目

取材先提供

頭殿長は15~20mm程度。「胎芽」から「胎児」と呼び名が変わります。2等身になり、骨の形成も始まるためより人らしい姿に。胎盤は未完成ですが、ママからの栄養補給も少しずつ始まっています。

9週目

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頭殿長は22~30mm。手の水かきがなくなり、指が分かれて5本指に。手足を動かしバタバタする仕草も見られるようになります。まぶたや唇、歯の元になる歯根なども形成されて少しずつ人らしい顔立ちに近づきます。

10週目

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頭殿長は31~42mm。頭と胴体がはっきりした2等身に成長。「しっぽ」のような部分はなくなり、姿勢もまっすぐになってくることから、より人らしい形に。神経系統も作られていきます。性別はまだわかりません。

11週目

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頭殿長は50~60 mm。内臓器官が発達。羊水に浮かぶようになり、羊水を飲んで、尿から排せつするようになります。皮膚はまだ透明なので、脳や血管、内臓は透けてみえます。心臓の音が確認できることも。

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妊娠3ヶ月の妊婦健診

腹囲 PIXTA

妊娠3ヶ月の健診頻度は4週間に1回。問診票記入、尿検査、血圧・体重測定、内診・超音波検査、血液検査、浮腫検査、子宮底長測定、腹囲検査が主な検査項目です。

血液検査では母体と赤ちゃんに影響を与える病気や体質がないかを調べます。主に、白血球や血小板の数、貧血や血液型、不規則抗体、血糖、感染症、エイズ検査などがあり、検査内容は病院や各自治体によって異なります。

健診時は下着を脱いだり、腕をまくったり、おなかを出すなど脱ぎ着が多いので、服装はできるだけゆったりしたものを。正確な数値を測定するためにも、毎回同じような服装で行くことをおすすめします。

記事の監修

稲毛とらのこ産婦人科 院長

渡邉征雄

平成13年日本大学医学部卒業後、日本大学板橋病院産婦人科で勤務。平成20年日本大学大学院を卒業。都立広尾病院産婦人科医長、都立墨東病院産婦人科医長を経て、平成28年6月より稲毛とらのこ産婦人科院長に就任。
日本産婦人科学会 専門医、日本周産期新生児医学会 母胎・胎児専門医、がん治療認定医、新生児蘇生インストラクター、医学博士。

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