夏の定番そば&そうめんをアレンジして楽しもう
毎日の食事作り、作るのはもちろんメニューを考えるのも時間がかかって大変ですよね。そのうえ、夏になると暑くて食欲が落ちることもあり、より一層何を作るか悩んでしまうママもいるのではないでしょうか。
そんなときにうれしいのが、パパっと簡単に作ることができるそばやそうめんですよね。ゆでるだけでささっと食べられますし、冷たくて食べやすいのもうれしい魅力です。
ですが、出番が多いからこそ困るのは「味」。いつも同じめんつゆと具材で食べあきてしまった…ということはありませんか?シンプルな麺つゆで食べるのも十分おいしいですが、たまにはアレンジをして楽しんでみましょう。
今回は、いつもと違う味わいを堪能できるそうめんやそばのレシピを紹介します。こんな食べ方もあるんだ!と新しい発見があるかもしれませんよ。
今すぐ作りたい、そばアレンジメニュー
今回はそばとそうめん、2種類のアレンジメニューを紹介しますが、まずはそばのアレンジメニューから紹介していきます。そばはそば粉の割合で風味や味わいが異なり、地域によって違いがあるかもしれませんね。
そばの風味を最大限に味わえるのはシンプルな麺つゆですが、今年の夏はちょっとアレンジをくわえて楽しんでみましょう!
野菜たっぷり食べ応え抜群「棒棒鶏風ごまだれそば」
冷たいそばに野菜と鶏肉をたっぷり乗せた『棒棒鶏風ごまだれそば』は、ボリューム満点な一品。野菜が苦手という子供でもゴマの風味が利いたたれをかければたくさん食べてくれるかもしれません。
今回はさっぱりした味わいにするため、鶏ささ身を使用しました。脂が少ないためバサバサになりやすいですが、水からゆっくり火にかけ、最後は余熱で火を通し柔らかくジューシーに仕上げます。
めんどうな筋取りは火を通してから取るので外れやすいですよ。野菜はお好みのものでOK。市販のごまだれを使えば味付けは一発で楽ちんです。
材料(4人分)
- そば:4束(約400g)
- 鶏ささみ:4本(約200g)
- キュウリ:2本(約200g)
- モヤシ:1袋(約200g)
- トマト:2個(約300g)
- 市販のごまだれ:適量
作り方(所要時間約15分)
- 鍋に水、鶏ささ身を入れてじっくり火を通す。表面の色が変わったら3分ほど加熱し、火を止めて余熱で中まで火を通す。
- そばをゆでて流水で洗い、しっかり水気を切る。モヤシは耐熱容器に入れラップをし、600wの電子レンジで4分加熱する。
- ゆでたそばを皿に入れ、千切りにしたキュウリ、食べやすい大きさにしたトマト、モヤシをトッピングする。最後に鶏ささみをさいてのせ、ごまだれをかけたら完成。
夏の食材、ゴーヤを使った「ゴーヤツナサラダそば」
夏になるとスーパーや八百屋さんで見かけるようになるゴーヤは、苦みがあったり、調理法がわからなかったりして買うことをためらってしまう方もいるかもしれません。
今回は苦みをやわらげ、ツナを合わせたサラダをそばにトッピングしてみました。マヨネーズであえることで食べやすくなります。
さらに麺つゆが混ざることでうま味がアップしますよ。そして子供が好むようにコーンをプラス。今までにない新感覚そばです。
材料(4人分)
- そば:4束(約400g)
- ゴーヤ:2本(約500g)
- 塩:小さじ2
- ツナ缶:2缶(約140g)
- コーン:大さじ2
- マヨネーズ:大さじ5
- 塩:少々
- 麺つゆ(3倍濃縮):適量
作り方(所要時間約15分)
- そばをゆでて流水で洗い、しっかり水を切る。
- ゴーヤを縦半分に切り、スプーンで種とワタを取る。5mm幅にカットし塩を揉みこむ。5分ほど放置したら下ゆでする。
- 茹でたゴーヤの水気を切り、ツナ、コーン、マヨネーズを混ぜて塩で味を調える。茹でたそばの上にトッピングし、麺つゆを入れたら完成です。
おもてなしにぴったり「肉味噌カクテルそば」
ママ友や家族、親戚と集まるときのおもてなし料理におすすめしたいこちらのレシピ。こちらはお皿に盛り付けるのではなく、カクテルグラスに入れます。
甘辛く炒めた肉味噌をそばへトッピングし、からめて食べるのです。グラスのふちにトマトを飾り付けることで華やかさもアップ。グラスに入れることで涼しげに演出できます。
箸ではなくフォークで出すことでおしゃれ感も増します。
材料(4人分)
- そば:2~3束(約200~300g)
- 豚ひき肉:200g
- エノキ:50g
- ニンジン:50g
- コーン:大さじ3
- ごま油:大さじ1
- Aみそ:大さじ2
- Aしょうゆ:大さじ1
- 麺つゆ(3倍濃縮):適量
- トマト:1/2個
作り方(所要時間約15分)
- そばをゆでて流水で洗い、しっかり水気を切る。
- フライパンにごま油を入れ、豚ひき肉をほぐすように炒める。みじん切りにしたニンジン、エノキ、コーンを入れてさらに炒める。
- Aを加えて味付けをしたら肉みその完成。カクテルグラスにそば、肉みそを乗せてトマトを飾り、麺つゆをそそいだら完成。
今すぐ作りたい、そうめんアレンジメニュー
次はそうめんのアレンジメニューをご紹介します。白くて細く、美しいそうめんは夏の風物詩ですよね。具材無しでそうめんのみを満喫するのでも十分ですが、今回紹介するアレンジメニューもぜひお試しください。
見た目地味でも味うまし!「キノコ卵そうめん」
見た目は茶色くて地味なのですが、食べだしたら止まらないこちらの一品。サッとキノコと卵を炒めてトッピングするだけでとっても簡単。
料理が苦手という方でも手軽に作れるレシピになっています。今回はこちらのそうめんにコロッケを一緒に載せました。サクサクコロッケがぜいたく感を与えてくれますよ。
ポイントはキノコと卵をバターで炒めること。バターの風味がリッチなそうめんに仕上げてくれます。
材料(4人分)
- そうめん:4束(約400g)
- シメジ:100g
- 卵:4個(約200g)
- 塩:少々
- バター:大さじ2
- 麺つゆ(3倍濃縮):適量
- お好みでコロッケ:適量
作り方(所要時間約10分)
- そうめんをゆで、流水で洗いしっかり水気を切る。
- フライパンにバターを入れ、シメジを炒めたら卵をフライパンに加える。クルクルかき混ぜてひとまとめにする。
- 器にそうめん、炒めた卵、お好みでコロッケを載せ、麺つゆを入れたら完成。
やわらかキャベツが絶品「ロールキャベツそうめん」
ロールキャベツは温かいイメージが強いかもしれませんが、冷たいロールキャベツにそうめんが意外にも合うんです。
やわらかく煮えたキャベツに肉汁たっぷりのロールキャベツは、パパも満足すること間違いなし。スープを麺つゆベースにすることでさっぱり食べられますよ。
ロールキャベツを作るのは手間がかかるため、市販の冷凍食品を使って時短しましょう。今回は麺つゆベースですが、トマトベースやクリームベースとスープを変えてアレンジするのもおすすめです。
材料(4人分)
- そうめん:4束(約400g)
- 市販の冷凍ロールキャベツ:4個
- 麺つゆ(3倍濃縮):100㏄
- 水:200㏄
- トマト:1/2個分
作り方(所要時間約10分)
- 鍋に麺つゆ、水、市販の冷凍ロールキャベツを入れて煮る。煮えたら冷やしておく。
- そうめんを茹でて流水で洗い、しっかり水気を切る。
- 器にそうめん、冷やしたロールキャベツ、トマトを載せたら完成。
とろける豚角煮で大満足「豚角煮のあんかけそうめん」
最後は、とろみのついた豚角煮のあんをかけたレシピです。ジューシーな豚角煮のあんがそうめんにしっかり絡み、味わうことができます。
あんは麺つゆではなく砂糖としょうゆを合わせて作り、甘めに仕上げていますよ。今回は冷たいそうめんですが、温かいにゅう麺として食べてもおすすめです。
冷たくして食べる場合、豚角煮の余分な脂が浮くことがあるため、食べる際は取り除きましょう。急いでいるときは煮えたあんが入っている鍋の底に氷水を当てると早く冷えます。
材料(4人分)
- そうめん:4束(約400g)
- 豚バラブロック:200g
- ニンジン:100g
- ダイコン:100g
- A砂糖:大さじ1
- Aみりん:大さじ1
- Aしょうゆ:大さじ4
- Aだし汁:2カップ(400㏄)
- ごま油:大さじ1
- 水溶き片栗粉:適量
作り方(所要時間約20分)
- そうめんはでて流水で洗い、しっかり水気を切る。
- 豚バラブロック、ニンジン、ダイコンはさいの目に切る。鍋にごま油を入れて炒める。Aを加えて具材に火が通るまで煮る。
- 煮えたら水溶き片栗粉でとろみをつけて冷やす。冷えたらゆでたそうめんにかけて完成。
家族皆でアレンジそば&そうめんを食べよう
ゆでるだけで食べられるそばやそうめんは、忙しいママにとって強い味方。しかし、毎回同じ味付けでは食べ飽きてしまいますよね。ひと工夫することで、いつもと違うそば&そうめんを楽しめます。
今回紹介したアレンジレシピの中で、これを組み合わせるの?と思った方もいるかもしれませんが、どれも手軽で何度も食べたくなるメニューです。
筆者の家族もたくさん食べてくれました。ぜひ一度作ってみてください。