子宮、卵巣の病気がある
妊娠前から子宮筋腫や子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう)、子宮内膜症といった子宮や卵巣の疾患がある場合は、妊娠初期の腹痛の原因となることがあります。
病状によっては妊娠の継続に影響が出ることがあるため、妊娠中はどのように対処するべきか担当医に確認するようにしましょう。
- まのレディースクリニック「注意が必要な症状」(http://www.yuhookai.jp/MLC09_QA_2.html,2018年11月12日最終閲覧)
- 日本産婦人科学会(監)「Baby+お医者さんがつくった妊娠・出産の本」P32.34(リクルートホールディングス,2015年)
- 井上裕美(監)「病気がみえる Vol.10産科」P87(メディックメディア,2015年)
- 日本産科婦人科学会「流産・切迫流産」(http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=4,2018年11月13日最終閲覧)
- 鳥取市立病院「2018モーニングレクチャー 産婦人科救急」(http://hospital.tottori.tottori.jp/files/20181005115408.pdf,2018年11月13日最終閲覧)
妊娠初期に起こる腹痛の痛みの特徴
茶おりもの、出血を伴う腹痛
30分休んでも痛みがまったくおさまらない腹痛
お腹がパンパンに膨らませたボールを入れているかのようにかたくなってる時(お腹の張り)
は病院に連絡し、指示を仰ぎます。
- 生理痛のような痛み
- ズキズキとした痛み
- チクチクとした痛み
- 下腹部痛が引っ張られるような痛み
- ギューッと締めつけられるような痛み
妊娠初期に起こる腹痛は、人によって感じ方が異なります。妊娠初期は、ホルモンバランスの変化によって腹痛が起こることがあります。妊娠によって子宮が大きくなろうとするときに起こる生理痛のような痛みや、おなかが引っ張られるような感覚は、一時的なものであまり心配ありません。
ただし、中には受精卵が子宮以外のところに着床する異所性妊娠(いしょせいにんしん)や、子宮・卵巣の病気が腹痛を引き起こしていることも。
特に、ギューッと締めつけられるような強い痛みは注意が必要です。痛みが増してきたり続いたりするときや、生理のときよりも多い出血を伴う場合はすぐに医師に連絡するようにしましょう。
妊娠初期の腹痛はいつまで続く?
いつまで続くのかな?不安です。
初期は子宮が大きくなる痛みがあったのは
結構覚えてるんですが
こんなにずっとだったかな…
痛くないときもあるけど
毎日毎日下腹部痛。
まだ病院行く週数でもないし
不安に押しつぶされそうです😭
検診の際に先生に話しましたが、そんなこともありますよ(^^)というお返事でした(^-^;
妊娠初期の腹痛は、いつまで続くのか不安に感じる人がいるかもしれません。
妊娠初期(妊娠15週頃まで)は、子宮へと流れる血液量が増え、筋肉が伸びたり子宮を支えるじん帯が引っ張られたりすることや便秘になることが理由で腹痛が起こりやすくなります。このような症状が少しずつ改善されるとおなかの痛みも治まってくることがあるでしょう。
痛みを感じたら横になって休み、少し様子を見てもよいですが、毎日のように腹痛が続くときは病院に行くタイミングでなくても病院に連絡した方がよいかもしれません。
- 多摩市医師会「妊娠中のトラブル相談」(http://www.tama-med.or.jp/news/3013.html,2018年11月12日最終閲覧)
- 日本産婦人科学会(監)「Baby+お医者さんがつくった妊娠・出産の本」P32(リクルートホールディングス,2015年)
- 荻田和秀(監)「らくらくあんしん妊娠・出産」P37(学研プラス,2017年)
- セイントマザークリニック「出血と下腹部痛」(https://saint-mothers.jp/departments/condition/stomachache.html,2018年11月20日最終閲覧)
- まのレディースクリニック「注意が必要な症状」(http://www.yuhookai.jp/MLC09_QA_2.html,2018年11月28日最終閲覧)










