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2度の流産、不育症検査を乗り越え妊娠!筆者の高齢出産体験談

妊娠・出産は、人生の中でも数回しか経験できないとても貴重なこと。初めての妊娠・出産はネットや本で情報を知りながらも、緊張したり不安に思ったりする方も少なくないのではないでしょうか。たとえ2人目以降の出産でも、1人目と同じとは限らず何が起こるかわからないもの。今回は、筆者が経験した高齢出産エピソードを紹介します。あくまで一個人の体験談となるため、参考程度に見ていただけると幸いです。

PIXTA

わたしの妊娠~出産

筆者は流産の経験があり、今回の出産が初めての妊娠ではありませんでした。ママの中には、流産を経験をされた方もいるかと思います。

初めての妊娠ではないけれど、出産まで至らなかったこその不安がありました。おなかの子の成長がうれしく感じるとともに、出産まで不安は続きました。

妊娠は3回目、出産は未経験

妊婦 PIXTA

今回の妊娠がわかる前に、流産を二回経験していました。その悲しい経験があったので、原因を探る不育症検査という検査を受けていましたが、異常はなく原因は分からず。

そして、その流れで三回目の妊娠。今度こそ出産できるのか、とても不安な気持ちが強かったです。

出典元:

妊娠が分かってから

つわり PIXTA

妊娠が分かったとき、まずは安定期まで元気に育ってほしい、そして今度こそ元気に出産したいというのが私たち夫婦の気持ちでした。

妊娠5週目から安定期に入るまで、ひどいつわりに悩まされました。3回の妊娠ともつわりのひどさは違い、どんどん重くなっているような気がしました。

食べづわり、においづわり、よだれづわり…などさまざま。味の濃いものやノンシュガーのあめ、マスク、ビニール袋など、自分なりの対策を見つけて対応していました。

後悔しないための過ごし方

デート PIXTA

7月出産だったので、妊娠後期に入ってからは暑くて外に出るのもおっくうになっていました。体が冷えて血流が悪くなるのが恐く、家でストレッチをしたり夜はゆっくり入浴したりするようにしていました。

出産後は夫婦や1人の時間がとれなくなると友だちから聞いていたので、休日は夫と映画や食事などたくさん出かけていました。お金はかかりますが、ディナーも楽しむように。ただ、不安な気持ちも強く生ものを食べることと旅行へ行くことは気になるので控えていました。

出典元:

計画和痛分娩を行った出産の流れ

出産後、退院してからは両親の手伝いがない予定だったので、体力回復のために無痛分娩を希望していました。筆者の周りでは高齢出産かつ同じような状況で無痛分娩をした友人が何人もいて、また出産するなら無痛にしたい!と聞いていたので、不安はほとんどありませんでした。

筆者が分娩することになった病院では、無痛分娩ではなく和痛分娩を行っていました。先述した通り、筆者は流産という悲しい経験があります。そのため、いつ来るかわからない自然な陣痛を待つよりも、病院で赤ちゃんの心拍を確認しながら計画的に陣痛を起こす計画分娩の方が、赤ちゃんの無事を確認できて安心できると思い、計画分娩を希望しました。

計画分娩?

計画 PIXTA

計画和痛分娩では、正期産の時期(俗にいう正産期)に入ってからの妊婦健診で子宮口の開きを確認して入院日を決定、入院後に子宮収縮を促す点滴の投与を行います。

著者は39週3日に入院し、翌日誘発することになっていました。3日前の健診で決まり、楽しみであるとともにとても緊張したのを覚えています。

出典元:

出産に向けて動き出す

点滴 PIXTA

出産前日に入院し、子宮口の確認をすると3cm程開いていました。子宮口も柔らかく、よい状態とのこと。次の日の朝、おなかの張りを関知するセンサーをつけて陣痛促進剤を開始しました。

そしてついにわが子と対面!

出産 PIXTA

1時間ほど寝て、起きたところで「おなかの張りに合わせていきんでみましょう」とのことで、初めていきむことに。しかし、おなかに力をいれても、出てくる気配はありません。

子宮口はほぼ全開で開いているので、促すために人工破水をさせました。そこで指示通りにいきむと、赤ちゃんがいるあたりが下の方へスーっと下がっていく感じがして、そのままいきんで出産。子宮収縮を誘発する点滴を始め、陣痛を感じてから6時間半の分娩時間でした。初産だと時間がかかることが多いようですが、促進剤を使わなくてもきっと今日明日に産まれていたね!と言われました。

和痛分娩、どのくらい痛みがあったのか

分娩 PIXTA

著者の場合ですが、以下のタイミングで痛みを感じました。

  • 促進剤が効いて陣痛が始まり、麻酔を入れるまで
  • 麻酔がきれたとき

また、出産前から心配だったのは以下の二つ。

  • 出産するときの痛み
  • 出産後に縫うときの痛み

結果的に、上記のタイミングでは痛みを感じず。そのおかげか、出産後の回復は早かったように思います。

麻酔を使っているという安心感から痛みに対する恐怖はなく、体に変な力が入ることもなかったようです。麻酔をしていると出産する感覚もないのではないかと言われたこともありますが、筆者が出産した病院では最低限の麻酔の量で痛みをとるため、陣痛の間隔や赤ちゃんがおりてくる感覚を感じることができました。

傷みの感覚などは個人差があるため、あくまでも筆者の場合として参考にしてください。

出産を通して学んだこと

出産を経験した結果、想像していた以上に大変なことだというのが正直な気持ちです。和痛分娩だったので痛みは少なかったはずですが、陣痛のすさまじかったこと。まさに出産は命がけだと思いました。

次にまた出産することがあれば備えようと実感したことがありますので、紹介したいと思います。

やりたいこと、やれることはやった方がいい

親指 PIXTA

筆者が行った不育症検査や和痛分娩は、ともに数万円以上の費用がかかります。不育症検査は原因がわかることは少なく、受けない方も少なくないようです。和痛分娩に費用をかけるなら、生まれてくる子供のために使いたいと考える方もいます。

いろいろな考えの方がいると思いますが、筆者は不育症検査を受けることで原因が分かって対処できる可能性があるなら受けたいと思いました。また計画和痛分娩にすることで、出産に対しての恐怖心や緊張はかなり低くなりました。やらなくてもよかった、と後悔していることはありません。

不育症検査、和痛分娩ともにできる施設や受け入れる人数や週数が限られているので、事前に調べておくことはとても大事だと思います。

時期に合わせた対策を

熱 PIXTA

著者はとても暑がりで携帯型扇風機や冷却スプレーなど対策を考えていましたが、一番効果があったのは病院が用意してくれた保冷剤でした。

分娩中や出産後の入院中、暑くても空調を変えることはなかなかできず持参した冷却アイテムを出すことも難しかったのですが、看護師さんにお願いすることで保冷剤を首に当ててもらえてスーっと汗がひいたのを覚えています。

出産時期によりますが、その季節に応じて快適に過ごせるような工夫をするとよいですよ。

不安なときは不安だと言ってしまいましょう!

相談 PIXTA

妊娠から出産まで、不安なことがあった方は少なくないはずです。出産が初めての方はもちろん、経験がある方も前回と同じ流れとは限りません。大人になって、不安なことがあってもなかなか口にしにくいかもしれません。

さらに高齢出産だと、看護師さんや助産師さんの方が年下の場合相談しにくいこともあるでしょう。それでも1人で不安になっていると、どんどん不安が増してしまうのを感じました。そんなときは

  • 通っている病院で話しやすい方を見つけてみる
  • 健診の時に家族に付き添ってもらい、代わりに聞いてもらう
  • 少しでもおなかの張りや胎動が気になるときは、健診日じゃなくても連絡して指示をあおぐ

など、行動に移してみませんか。不安なことを聞いて解消できたとき、「相談するか悩むより、早く聞いてみれば良かった」と実感しました。できるだけ不安なことを取り除いて、リラックスな状態で出産に備えていただきたいと思います。

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