わたしの妊娠~出産
今回は、筆者が妊娠したときから出産当日までのことを時系列でまとめました。
つわりは覚悟していたものの、食べ物の嗜好が変わったり、体にいろいろな変化があったりして驚きましたが、初めてのマタニティライフを楽しむことができたと思います。
妊娠したとき
筆者の妊娠が分かったのは5月初めでした。生理が比較的規則的だったので、遅れていると気づいたときにもしかしたら…と思い、当時お付き合いをしていた夫に検査をしてみたいと伝えました。市販の検査キットで陽性反応があり、そのあと病院へ。
5月5日に妊娠が確定したのですが、予定日が1月1日と言われ、とてもおめでたいことだねと話したのを覚えています。筆者も夫も子供が好きで、できればたくさん欲しいと離していたので、素直に喜ぶことができました。
お互いの両親は順番が違うことで不安があるようでしたが、お互いそれがきっかけで次のステップへ行けたことや、そのつもりで話を進めていたことを説明したら、納得し喜んでくれました。
妊娠初期
妊娠初期はあまり実感がなく、仕事も普通に続けていました。だからといって無理はせず、自己管理に気をつけたり、食べてはいけないものなども配慮するように。出かけるときはマタニティマークをつけ、実感がないなりに妊娠していることを意識して生活していました。
始めはなかったつわりも、10週目を過ぎた頃から徐々に感じるようになり、早退したり、休んだりと仕事にも影響が出始めました。最初は食べづわりでしたが、徐々に吐きづわりへと変わり、食べ物も肉類は受け付けず、酸味のあるものが欲しくなり、オレンジジュースやスーラータンメンなどばかり飲んだり食べたりしていました。
仕事をしていると気を張っているのかあまり吐くことはなかったのですが、家に帰ってホッとした夜間などに吐くことが多かったです。
妊娠中期
妊娠中期にさしかかった頃は、なんとなくおなかの膨らみが出てきた感じがありましたが、体重もまだまだ増えず、周りからも妊婦と分からないと言われていました。つわりは徐々に落ち着き、楽に。きついとは感じませんでしたが、この頃に下着やボトムをマタニティ向けのものに変え、ワンピーススタイルで過ごすことが多くなりました。
18週ほどで胎動を感じ、赤ちゃんがおなかの中にいるんだという不思議な感覚と、妊婦としての実感が深まりました。その後は少しずつ体重が増えて、洋服を着たらあまり分からないものの、しっかりとおなかが丸みを帯びて膨らんできました。
妊娠後期
妊娠後期になると、おなかがかなり大きくなり、体重も急に増えるように。職場へは徒歩で10分ほどの距離でしたが、息が上がる感じがあったり、疲れやすいと感じたりすることが増えました。体勢を変えるのも大変で、膝をついてしゃがんだりあぐらをかいたりすることが多かったです。
立ち仕事のせいかおなかが張りやすく、妊娠後期に入った頃から張り止めの薬を飲んでいました。家では横になることが多くなり、夕飯の準備は夫へお願いすることも。
その後の検診で、33週ごろに子宮頸管が短くなっていると指摘され、自宅安静に。仕事を1週間休んでようすを見ましたが、再度受診しても子宮頸管の長さが変わらなかったので、大事を取ってそのまま産休に。検診のたびに「早く生まれそうだから、覚悟しておいてね」と言われ、臨月に入る前からドキドキしていました。
元々立ち会い出産を希望していたのですが、夫の上司も早く生まれることを気にして年末前に連休を作ってくれていました。「この連休まで出てこないでね、頑張ってね」とおなかにずっと語りかけていました。
出産当日
なんとか正期産の時期(俗にいう正産期)に入りましたが、まだ生まれそうになかったため夫と近場へランチに行ったり、気分転換をしたりしていました。
周りからは「歩いたほうが良いよ」などのアドバイスをもらいましたが、赤ちゃんが出てきたいと思うタイミングを待ちたいと思ったため、特に意識はしませんでした。会える瞬間を楽しみに、ワクワクしながら毎日過ごしていました。
そして夫が予定していた連休に入り、「やっぱり生まれなさそうだねー」といっていた次の日の朝方、とうとう陣痛がきました。
出産の流れ
周りのママから、陣痛はきたらすぐ分かるよと言われていたのですが、初めての出産だと本陣痛なのかどうか判別しにくいもの。
妊娠中は出産に何時間かかるんだろう…と不安になることもありましたが、いざ陣痛が始まると、子供と一緒に頑張ろうという気持ちの方が強くなっていました。そうすると、不思議と痛みに耐えることができ、出産の瞬間もかけがえのない時間となりました。
筆者が体験した出産の流れを紹介します。
陣痛から病院到着まで
朝方4時頃、なんとなく生理痛のような痛みがあり、目が覚めました。出産を希望した産院では普通分娩を推奨。筆者は痛みに強い方だったので耐えられるだろうと思っていましたが、周りのママ友から相当痛かったと聞いていたため、それなりに覚悟はしていました。
一度トイレへ行った際、鮮血が少しついていましたが、検診後にも刺激でそのようなことがあったためおしるしではないかも…とそのときは様子見。痛みも我慢できるものだったので、再度就寝しました。前駆陣痛もなく、陣痛自体どのようなものか分からなかったのもあり、ダウンロードしていた陣痛アプリで痛みの間隔を測ったところ、10~15分間隔に。寝たり起きたりを繰り返していました。
その後5分間隔になるときはあるものの、また10分間隔になるなど不規則だったため、完全に5分間隔を切ったら病院へ電話しようと思っていました。8時を過ぎた頃にかなり痛い陣痛が一度きたので、これは本陣痛だと思い、トイレへ。多めの鮮血がついていたので、朝方きていた鮮血もおしるしだったのだと確信しました。痛みが落ち着けばなにごともないのですが、最初の痛みと比べると強くなってきていました。
たまたまその日は別のところで寝ていた夫が痛みにうなる声へと気づき、手際よく準備をしてくれてすぐさま病院へ。
病院到着から子宮口全開大まで
9時頃病院へ到着し、そのまま一番目に診察。子宮口が7cm開いていると言われそのまま入院となり、陣痛室へ案内されました。その頃にはあまり痛みもなく「きっと初産婦だし、時間がかかるんだろうな」と思っていました。
その後、10時頃に一度分娩台へ上がり点滴を入れたり、NSTをつけたりしてようすを見てもらいました。痛みは強くなっていましたが助産師さんと話せる程度。「今、赤ちゃんもどうやって頭をはめようか考えているからね、もう少しだよ」という言葉もちゃんと耳に入りました。
その後、再び夫のいる陣痛室へ。痛みはだんだんと声が出てしまうほどのものに変化していきました。
子宮口全開から分娩まで
11時半頃にもう一度分娩台へ行き子宮口を確認。9cmほどになっていて、そのまま先生に人工破水をしてもらうことに。そのときは、なんとなく骨盤に頭がはまっているような感覚がありました。
ほどなくして、夫が分娩室へ。痛みがとても強く、助産師さんがいきみ方を教えてくれているのですが耳に入らず。陣痛とともに目をつぶり、力を入れることで精一杯でした。
何度かいきんだあとに麻酔をされ、会陰切開をされたと思ったときには頭が見えていたようで、夫の「あ、頭見えてるよ。目をあけていきむよー」という声のあとにいきみ、無事に出産。生まれた瞬間、思わず夫に「ちゃんと手と足の指が5本ある?」と聞き、2人で感動の涙を流しました。
破水してから30分ほどと、あっという間のできごとでした。
出産を通して学んだこと
妊娠中は周りの先輩ママから、した方がよいことをいろいろと教えてもらいましたが、必ずしもそれが正解ではないと思いました。筆者はどちらかと言うと大ざっぱなので、赤ちゃん優先の生活はしていたものの、可能な範囲で好きなものを食べたり飲んだりと、ストレスにならないよう心がけていました。
家に誰もいないときに陣痛がきたらどうしようと思っていましたが、もしものときのために陣痛タクシーへ登録したり、携帯のカバーのポケットに病院とタクシー、夫の電話番号のメモを入れておいたりと、万全に準備。そのおかげで、1人でも大丈夫という心構えはできたのだと思います。
はじめての出産、焦らずリラックスしてむかえよう
初産の場合、「痛みはどうなんだろう、我慢できるのかな…」と不安なことを考えてしまうこともあるかと思います。しかし、出産を経験できるのはママだけ。とても感動的な瞬間でもあります。同時に赤ちゃんも一緒に頑張っていると思うと、想像以上にパワーをもらえるのではないでしょうか。
また、産後は体調がすぐれない日もあるかもしれません。しかし、生まれてきてくれた姿を見たらきっと乗り越えられますよ。わが子へ会える日を楽しみに、マタニティライフを楽しんでくださいね。