ランドセルはいつ購入する?
ランドセルの購入時期は年々早くなっています。日本鞄協会ランドセル工業会が行った「ランドセル購入に関する調査2019年」によると、大半の家庭が小学校入学の半年前までにはランドセルを購入していることがわかりました。
子供が幼稚園や保育園の年長に進級する4月頃から購入を検討し始める家庭が多く、中には3月頃からカタログの取り寄せを行って各社の商品を見比べていることも。その後展示会や店舗で実際に商品を確認して、8月頃にランドセル購入のピークを迎えます。
また、ランドセルの購入者は子供の両親をはじめ祖父母の割合が高く、父方と母方の祖父母を合わせると購入者全体の61%が祖父母という結果でした。
子供が気に入ったランドセルを確実に購入するためには、早めにカタログ請求や下見をしておくことをおすすめします。
- 池田屋「ご購入時期について」(https://www.pikachan.com/select/season/,2019年5月22日最終閲覧)
- 日本鞄協会ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査2019年」(http://www.randoseru.gr.jp/graph/,2019年5月22日最終閲覧)
ランドセルの選び方(素材編)
ランドセル選びは、ワクワクするのと同時に種類が多すぎて迷ってしまうという方がいるかと思います。色や機能や素材など、こだわり始めるとなかなか決まらないなんてこともあるでしょう。
ランドセルの素材にはいくつかの種類があり、素材によって持ち味が異なります。素材ごとの特徴をご紹介します。
人工皮革(じんこうひかく)
人工皮革は、ランドセルの約90%に使用されている素材です。ランドセルに使用されている人工皮革は、コードレー、ベルエース、タフガードといった種類があり、牛革などの天然皮革(てんねんひかく)よりも軽量で型崩れしにくいのが特徴です。天然皮革のように使い込むほどに素材の風合いが増すことはありませんが、新品同様の光沢感が長期間続きます。
カラーバリエーションが豊富な点やお手入れしやすさからランドセルでは人気の素材です。
牛革
牛革は天然皮革の一つで、生産量が多くさまざまな種類があるため、ランドセルの他いろいろな革製品に使用されています。
ランドセルに使用されている牛革は、比較的皮の厚みが平均的な「ステア」と呼ばれる生後2年以上経過した牛の革です。天然素材のため吸水性や通気性に富んでいて使い続けるほどに牛革の味わいが出てきます。体になじみやすく耐久性の高さが特徴で、
ただし、水には弱く定期的なお手入れをする必要があります。また、人工皮革と比べて重量があり価格も高めです。
コードバン
コードバンは馬のお尻部分にある革のことで、一頭の馬からわずかしか採れないことと、染色など表面加工に手間や技術が必要なことから希少価値が高い天然皮革とされています。
なめらかかつしっとりとした肌ざわりが特徴で、牛革の2~3倍の耐久性があります。ただし牛革と同様で、水に弱く定期的なお手入れが必要な素材です。さらにコードバンのランドセルは重量もあり、価格は牛革よりもさらに高めです。
- 日本鞄協会 ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査2019年」(http://www.randoseru.gr.jp/graph/,2019年5月23日最終閲覧)
- 澤田屋ランドセル「役立つランドセルの豆知識」(https://kawaii-randsel.com/material-knowledge/,2019年5月23日最終閲覧)
- 黒川鞄工房「敬意もって、素材を選ぶ」(https://www.kurokawa-kaban.com/randoseru/sticking/material.html,2019年5月23日最終閲覧)
- 鞄工房山本「選りすぐりの素材でつくるランドセル」(https://www.kabankobo.com/understand/leather.html#artificial,2019年5月23日最終閲覧)
- セイバン「ランドセルの素材の違い」(https://www.seiban.co.jp/hiroba/detail/37,2019年5月23日最終閲覧)
ランドセルの選び方(メーカー・工房編)
ランドセルは多くのメーカーや工房が作っており、色や形、素材など種類も豊富です。何を基準にランドセル選びをするかは人それぞれですが、作っているメーカーや工房を基準に選びたいという方もいるでしょう。
老舗かばん店のランドセル工房は、シンプルなデザインや色味が特徴です。受注してから熟練した職人の手作業によって生産されるため、他のメーカーと比べて生産数が少ないことがあります。品切れになる時期も早い傾向のため、購入を検討している場合は、早めのリサーチをおすすめします。
大手のランドセルメーカーも自社工場で生産している場合がほとんどですが、生産体制が安定的なためすぐに売り切れるということはなく、時期を問わず購入できるでしょう。また、カラーやデザインのバリエーションが豊富な点も特徴です。
工房系のランドセルを探していて、決めました😁
刺繍が入っていると高学年になって飽きてしまったり、刺繍のところから雨が入ってしまったりして傷んでしまうから、シンプルな形にしました。
背当てが、かなりしっかりしていて疲れにくいそうです。
娘も私もとても気に入っていますよ。
他を見ていないので分かりませんが、鞄としての質が良いものが良ければ、土屋鞄オススメです!
工房系、メーカー系ともに人気ですね。ランドセルの購入先は初めから工房系で、としぼっていたという方もいるようです。迷ってしまう場合は、実際に商品を見てから購入を決めるとよいかもしれません。
- ふわりぃ公式オンラインショップ「必読!ふわりぃのここがいいね!」(https://fuwarii.com/user_data/hitsudoku.php,2019年5月24日最終閲覧)
- 鞄工房山本「はじめまして鞄工房山本です」(https://www.kabankobo.com/understand/,2019年5月24日最終閲覧)
ランドセルの選び方(機能性・安全性編)
ランドセル選びは機能性や安全性を重視するという方がいるかと思います。機能性や安全性を考えた商品は、さまざまなランドセルメーカーや工房から出ています。
ランドセル購入をする際、機能性で重視したい点は耐久性と軽さ、使いやすさなどが挙げられます。6年間通学する日は毎日使用するものだからこそ、軽くて丈夫なものを選びたいですよね。また、安全性では暗い道を歩く際に子供の居場所を知らせる反射板などもあると心強いでしょう。
事前にインターネットやカタログなどで気になる商品を見つけたら、展示会や店舗で商品を見ることをおすすめします。実際に商品を見に行ったときは、荷物を入れる大マチの部分がへたらず丈夫であるか、ランドセルの内側は金具がむき出しになっていないかなどを確認しましょう。
また、子供が背負った様子も大切です。背あてのクッションによって背負い心地が異なるため、複数のランドセルと背負い比べてみるとよいかもしれません。
妊娠・出産・子育てアプリの「ママリ」では、ランドセルを機能性や安全性重視で購入したという方の声がありました。
教科書、ノートの他に、体育着、図書バッグ、上履き、給食着など週の始めと終わりは可哀想になる程荷物が大変です💦
ピアニカや絵の具セットなどと重なることもあります。
なのでランドセル位は軽いほうが絶対良いです😭
そして、男子の宿命なのか…帰ったらリビングに投げます🤣
軽いと簡単に跳ね飛んで衝撃吸収してくれるので、やっぱり軽いのを選んで良かったです(笑)
ランドセルは機能性重視で選んだという方は、特に軽さや大容量という点に注目していたようです。小学校生活は荷物も多くなるため、できるだけ背負いやすいほうがよいという親心ですね。
- セイバン「お子さまの毎日を支える機能」(https://www.seiban.co.jp/six/function.html,2019年5月24日最終閲覧)
- セイバン「はじめてのランドセル選び」(https://www.seiban.co.jp/select-guide/,2019年5月24日最終閲覧)
- ランドセル工房生田「ランドセルの選び方」(https://www.randsel.jp/select/,2019年5月24日最終閲覧)
ランドセルの選び方(色編)
ランドセルを選ぶ際、男の子であれば黒、女の子であれば赤というのが一般的だったかと思います。しかし、カラーバリエーションが豊富になり、迷ってしまうこともありますよね。
日本鞄協会ランドセル工業会によると、ランドセルの購入決定理由は「子供が好きな色だったから」という回答が一番多い結果となりました。やはり最終的には子供が好きな色のランドセルを、と思う方が多いようです。
妊娠・出産・子育てアプリの「ママリ」でも、ランドセルは子供がお気に入りの色を選んだという先輩ママの声がありました。
自分で色を決めて組み合わせもできるのは気持ちが盛り上がりますね。さまざまな色を組み合わせてみたり、シンプルな黒を選んだりと、ランドセルへのこだわりは子供によって異なるようです。
ランドセルの選び方は人それぞれです
ランドセルの購入時期や選び方についてご紹介しました。どのようなランドセルがよいかイメージは湧きましたか?
親目線では軽さや大きさ、耐久性など機能面重視で選びたいと思うかもしれません。しかし、実際に使用する子供が気に入ったランドセルを選んであげたいものです。自分自身が選んだランドセルであれば6年間大切に使ってくれるでしょう。ワクワクした気持ちで小学校生活をイメージできるとよいですね。