突然やってくる災害の対策を行なっていますか
生活していく中でいろいろな不安があると思いますが、突然やってくる「災害」は上位に入りやすいものです。予期せぬ事態がやってきたとき、あわてずに行動できるよう普段から備えておきたいですね。
株式会社マクロミルでは、災害に対しての備えや避難場所などの意識調査を行いました。他の皆さんの防災意識や考えを紹介します。
調査概要
- 調査主体:マクロミル
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査対象:全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
- 割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
- 調査期間:2019年7月26日(金)~2019年7月28日(日)
災害に対する意識調査
自分なりに情報を得て防災対策をしている方もいるかと思います。しかし、防災グッズはどんなものを用意すればよいのか、避難場所はどこなのかなど、対策の度合いは人によってさまざま。
ほかの人たちはどの程度の防災意識を持っていて、どんな備えをしているのでしょうか。今回行なった調査を参考にしながら、見直すきっかけにしてみましょう。
日頃から、大災害に対する「防災」を意識していますか
- とても意識している:12.6%
- やや意識している:47.6%
- あまり意識して いない:33.0%
- まったく意識していない:6.8%
災害があるたびニュースが流れているので、やはり意識しているという方が半分以上を占める結果に。しかし、意識していないという割合が予想よりも多かったように筆者は感じました。
身近で災害が起きたときにはしばらくの間意識が高くなっても、時間が経つにつれ意識が薄れてしまうのかもしれませんね。
「大災害に対する備え」を行っていますか
- 避難場所や避難所の確認:46.6%
- 日用品・水・食料品などの備蓄:46.6%
- 保険加入(地震保険、火災保険、生命保険など):39.8%
- ハザードマップの確認:30.1%
- 家具や家電等の転倒・落下防止:26.0%
- モバイルバッテリーを携帯(スマホや携帯電話の充電用):24.5%
- 非常用持ち出し袋の用意:23.5%
- 防災グッズの購入(停電対策や非常食、応急手当グッズなど):22.7%
- 徒歩での帰宅経路の確認:19.5%
- 安否確認方法や集合場所などを家族や身近な人と確認:18.4%
- 災害速報のサービスやアプリの利用:18.0%
- 日頃からの近隣との付き合い:13.7%
- 車やバイク等のガソリンを、日頃から極力満タンにする:11.8%
- 対火災グッズの購入:11.5%
- 防災訓練への参加:10.6%
- ガラスの飛散防止:5.9%
- その他:0.2%
- なし:18.1%
大災害に対する備えの調査では、一般的によく言われているもの以外にも役立ちそうなものがたくさんあり、参考になります。
備蓄品が道具以外にも、家族とどこで合流するかなど災害時の行動に関することが多かったのが印象的でした。普段から家族と話し合い、決めておくことの大切さがわかりますね。
生活圏における「広域避難場所」や「避難所」は把握していますか
- ほぼ把握している:17.7%
- およそ把握している:48.7%
- ほとんど把握していない:21.7%
- まったく把握していない:11.9%
避難所に関する調査でも、把握している方は半数を超えていました。災害時にまず身の安全を守るため、生活圏内での避難所の確認は必要なことですね。
ちなみに「広域避難場所」とは災害発生時身を守るために避難する場所で、「避難所」は自宅生活が困難な場合、一定期間の避難生活をする場所のことです。
みんなの避難グッズを教えて!ママの声を紹介
避難グッズは必ずしもセットで販売されているものを用意すれば大丈夫、というものではありません。家族の人数によって必要量はちがいますし、家族に必要なものもそれぞれ異なってきます。
特に子育て中のご家庭では、赤ちゃんや子供に必要なものも用意しなければいけません。具体的にどういうものを用意すればよいのか、先輩ママからのアドバイスを紹介します。
1.リュック二つで万全に準備
完母ですが、一応ミルクを用意
大人は我慢出来ても子供のご飯は必須かなと思っています。
まだまだあったような気がしますが、思い出せる分だけ書きました。
リュック2つ分です。
具体的に必要なものが全て教えてくれたママの声です。そのまま同じものを用意しても大丈夫なほど、参考になりますね。一つ一つ見てみると、なるほどと思うような物もたくさんあります。
完母だけどミルクも用意するというところは、筆者は思いつきもしませんでした。万が一ママの母乳が出なくなっても安心です。
2.防寒グッズやスマホの充電グッズも用意
いざ浸水してしまってから持って上がるの大変なので🤔
逃げる時用のバックには乾パンと子供のお菓子と水、スマホ充電できる懐中電灯、マスク、防寒アルミです🤔
充電機能が付いた懐中電灯や防寒できるアルミなど、機能性のあるグッズを完備しているママも。災害の種類はさまざまなうえ、時期も予測できないためあらゆる状況を想定しなければいけないと気がつきました。
また、すぐに持ち出せるよう玄関先に置いておくと、水害のときは浸水してしまうことも。防災グッズの置き場所を見直すことも大切ですね。
3.子供用のおむつや離乳食のほか、おもちゃも準備
オムツもいつもストックが2つあるようにしてあります。
おしりふきと毛布も用意してあります。
もし避難所とかいった時のために飽きないように、音の出ないおもちゃなどあった方がいいかもですねm(._.)m
普段子供が使う必需品は、多めにストックしておくのがおすすめのようですね。食料とおむつがなくなってしまうということは、できれば避けたいもの。
避難所へ行ったときのために、音の出ないおもちゃを用意しておくのは参考になるアイデアです。直前のことだけでなく、その先のことも考えて用意する必要がありそうです。
4.離乳食は使うシーンを想定して
ベビーフードは瓶のやつオススメです!
あとスプーン付きの離乳食。
その頃あまりミルクも飲まなかったので哺乳瓶はいつも使ってるものを2本持って
白湯とペットボトルの水両方持っていきました!
キューブのミルクが便利でしたね😊
災害時用の離乳食を選ぶとき、かさばらず軽いパウチタイプのものを選んでしまいそうになりますが、容器やスプーンを洗えないということを考えると瓶のタイプやスプーン付きがおすすめのようです。
また、ミルクを作るときにスプーンを使わなくてもOKなキューブタイプを用意しておくと便利。離乳食は使うシーンを想定して選びましょう。
5.時期に応じて中身を変える
夏だとヘッドライト、チャッカマン、ウエットシート(身体拭けるもの)、扇子は結構上位でいります💦
去年台風で停電だけしたのですがやっぱり経験しないとわからないもので、汗っかきの赤ちゃんは本当可哀想でした😭
こちらのママは、時期に応じて中身を変えているとのこと。時期によっては防寒具や汗ふきシートなど、その季節にしか使わないものの必須になりそうなアイテムがいろいろとありますよね。赤ちゃんの場合、少しでも快適に過ごせるよう体温調節ができそうなものをしっかりと用意したいところ。
定期的に備蓄品をチェックする際、入れ替えを行うのもよいのではないでしょうか。
9/1は防災意識を見直す日にしよう
災害はいつか来るかもしれないと頭では分かっていても、何ごともない毎日が続くとどうしても意識は薄れてしまいます。毎年9/1は防災意識を見直す日と決めて、家族で話し合う日にしてみませんか。
特に子供のいる家庭は、必要なものを用意しておいても、ある程度日数が経つと必要なものが変わってしまう場合が考えられます。こまめに防災グッズの確認をしておきたいですね。
「備えあれば憂いなし」とは言いますが、災害時はどれだけ準備をしても不安になるもの。でも、その不安を少しでも小さくするために、防災の準備は常にしておきたいですね。