3~4歳差の2人育児は、どんな状況になる?
年齢差3~4歳差になると、上の子は「赤ちゃんと自分は違う」と理解できる年齢になり、お兄ちゃん、お姉ちゃんの自覚が芽生える子がいます。
日常生活の中で、上の子は食事、着替え、排せつと自分でできることが増え、親としては頼れる存在になってくれるかもしれませんね。おぼつかないながら、上の子が下の子の面倒を見ようとすることも。
上の子は幼稚園に入園し始める時期。まだまだ甘えたがったりぐずったりすることもありますが、就園すれば園で遊んできてくれる時間ができ、親としては赤ちゃんのお世話に集中できるようになるでしょう。
3~4歳差のメリット
- 上の子が赤ちゃんのお世話に興味を持つ
- 赤ちゃんのお世話に集中しやすい
- 上の子が入園し、乳児期にゆとりがある
- 下の子が成長すれば、きょうだいで遊べる
上の子は赤ちゃんが生まれた段階ではまだ3~4歳ですが、親の言うことを理解し、少し手伝ったり、待ったり、我慢したりできる時期に入ってきます。「少し待ってね」と言い聞かせられるだけでも、親としては時間の融通がきき、助かると感じるでしょう。
下の子は、上の子が通園するようになれば、日中は親を独占できます。そのため、乳児期は下の子とじっくり過ごす時間ができます。
また、3~4歳差であれば下の子が少し成長した後、同じもので遊んだり、上の子が下の子に合わせて遊んであげたりといった場面も見られるかもしれません。一緒に遊ぶ場面が多くなれば、親としても助かりますよね。
3~4歳差のデメリット
- 上の子の赤ちゃん返りに手を焼く
- 行事が重なる
- まとまった出費があることも
- 子育て期間が長く感じる
3~4歳になってだいぶ成長したと感じていた上の子が、急に指しゃぶりを再開する、あるいはおもらしが増えるなど、できていたことが急にできなくなることがあります。こんな状況は、もしかすると赤ちゃん返りかもしれません。親としては、上の子の心を和らげるために手を焼くでしょう。
また、3学年差のきょうだいの場合、入園や入学の時期が同じになり、入園入学の関係費が一気にかかるケースも。経済的な部分だけでなく、親の心境としても、上の子から下の子へと園や学校生活がバトンタッチされ「まだ親は卒園・卒業できない…」と、子育て期間を長く感じることがあるかもしれませんね。
3~4歳差育児が向くのは「2人の乳幼児期をゆっくり見たい家庭」
3~4歳差の2人育児が向いているのは、上の子、下の子それぞれの乳幼児期にゆっくり向き合いたい方です。年子では手が足りなくなりそうで不安、でも5年以上あけるのは年齢的に心配…などという方も、検討してみるとよいでしょう。
上の子が少しずつ自立してきて、自分のことを自分でし始める時期。ときには家事の手伝いをしたがったり、赤ちゃんのお世話に手を貸したりしてくれることがあるかもしれません。上の子と一緒に赤ちゃんの成長を見守りたいと考えている方にとって、よい時期だと言えそうです。
自分の家庭にとってのベストを考えてみて
3~4歳差の2人育児にはメリットもあり、デメリットもありました。この年齢差に限らず、いつきょうだいが生まれるとしても、良い面と困った面があるものです。
いろいろなパターンを想定しながら、夫婦で話し合い、あなたの家庭にとってのベストを考えてくださいね。