1. トップ
  2. マネー
  3. 学資保険・教育ローン
  4. 学資保険を選ぶポイントは?「いつまでにいくら必要か」を考えよう

学資保険を選ぶポイントは?「いつまでにいくら必要か」を考えよう

学資保険を選ぶ際には、大学進学費用を重視するか、中学校・高校などの進学時にも備えたいかがポイントになります。「お子さまの進路選択のイメージを持つこと」「必要となるであろう教育費の目安を把握しておくこと」の2つの点から、最適な学資保険を考えてみましょう。

PIXTA

お子さまの進路選択のイメージを持つこと。男子・女子の差はほとんどなくなってきている

大学進学率は30年間で倍増

保険市場

資料:文部科学省「令和元年度 学校基本調査」をもとに作成

お子さまの進路選択に大学進学を想定するかどうかで、教育費の総額は大きく変わります。文部科学省「令和元年度 学校基本調査」によると、1989年に24.7%だった大学への進学率が、2009年には50%を超え、2019年では53.7%となっています。

男女間の大学進学率の差も僅差に

保険市場

資料:文部科学省「令和元年度 学校基本調査」をもとに作成

男女別に大学進学率を見た場合、1989年には男子34.1%、女子14.7%と男女差がありましたが、2019年には男子56.6%、女子50.7%と男女間の差は小さくなってきています。

「自分は大学に行かなかったから、わが子も……」といった先入観は禁物です。お子さまが成長され進学を希望されるなら、それに応えてあげられるように準備をしておくのが理想ではないでしょうか。

必要となるであろう教育費の目安を把握しておくこと

国公立と私立の違いも教育費を左右する要素です。私立高校の授業料が国立大学並みになるケースも見受けられます。

国立大学・私立大学の初年度費用

国立大学の入学に際し必要な初年度費用は、学部や立地、キャンパスの広い狭いに関係なく、授業料は一律で535,800円、入学金が282,000円(注)の合計817,800円となっています。

(注)公立大学の入学金は、入学者やその家族の住所(地域内、地域外)によって金額が変わる場合があります。

保険市場

資料:文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移」ならびに「平成30年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」をもとに作成

私立高校・私立中学校の初年度費用

一方、私立高校の初年度費用は全国平均で授業料404,713円、入学金163,362円、施設整備費等168,602円の合計736,677円となり、国立大学の初年度費用と遜色がない状況です。

また、私立中学校の初年度費用の全国平均は、私立高校を上回る796,193円です(文部科学省「令和元年度 私立高等学校等初年度授業料等の調査結果について」を参照)。

2014年4月以降、世帯年収によっては「高等学校等就学支援金制度」に基づき私立高校への進学者にも就学支援が行われるようになりました。

2020年3月までは就学支援金は最大で年間297,000円にとどまりました(ただし、国の就学支援金に加え、各都道府県で授業料等の支援を設けている場合がありました)が、2020年4月以降は、就学支援金は最大で年間396,000円まで引き上げられました。

高校の費用はこのような支援により負担の軽減が図られていますが、中学から大学まで全て私立に通った場合は、平均額で計算すると、学校に対する支払いだけで10年間の合計が約787万円になります。

保険市場

※中学・高校・大学いずれも毎年施設整備費等を支払うと想定した場合
※大学は私立文系に進学の場合

資料:文部科学省「令和元年度 私立高等学校等初年度授業料等の調査結果について」ならびに「平成30年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」をもとに作成

中学・高校・大学ともに初年度に費用が高くなることに加えて、受験のための塾代などの費用が別にかかってくる可能性があることに注意しましょう。中学から大学まで全て私立に通う場合、10年間の教育費は800万円以上かかるとみておく方が良いかもしれません。

学資保険の「祝い金」や「満期保険金」、受け取りのタイミングの違いに注意

学資保険は、同じ保険会社の学資保険でも、プランによって祝い金や満期保険金の受け取りのタイミングはさまざまです。学資保険で積み立てた資金をどのタイミングで活用するか、あらかじめイメージしておくことが大切です。

大学4年間の費用重視型

大学進学後の学費準備を重視する方向けのプランで、近年の学資保険のプランで増加してきたタイプです。お子さまが18歳になった後の指定日以降、毎年祝い金を受け取れます。

保険市場

大学初年度費用に重点を置いた一括受取型

教育費のなかで最も出費が多くなると考えられる、大学入学時の費用を重視したプランです。満期保険金を一括で受け取るため、使い道の自由度が高くなります。

保険市場

進学のタイミングに応じて受け取れるステップ型

幼稚園から大学まで進学時期にあわせた受け取りプランです。「幼稚園入園」「小学校入学」など進学のタイミングごとに受け取れます。

進学時期にあわせて祝い金を受け取るため、入園・入学手続き時の対応はしやすくなりますが、その分、大学在学中の教育費に回せる資金は少なくなります。

保険市場

いくら条件が良くても、必要な時期に必要な金額が使えなければ「絵に描いた餅」

お子さまの誕生時に、将来の進路選択をイメージしていても、実際にはそのとおりにいかない場合もあり得ます。

学資保険だけでなく他の方法も含め、お子さまが選択される進路に応じた対応ができるように貯蓄計画を検討するようにしてください。

※学資保険のよくあるご質問「学資保険の選び方が分かりません。商品を選ぶポイントを教えてください。」(掲載日:2016年3月3日、更新日:2020年8月26日)を一部変更して掲載しています
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください

記事提供:保険市場

期間限定、ママリで専門家に保険の相談ができる!

ママリの「専門家に相談」タブでは、2020年3月末までの期間限定で、保険の専門家へ無料相談ができます

  • 子どもの学費について今から備えるべきことは?
  • 家族が増えたので、保険を見直したい

など、保険に関する疑問や悩みがある方は気軽に相談してみませんか?

ママリで専門家に相談してみる

「専門家に相談」はママリアプリ限定の機能です。アプリをお持ちでない方はダウンロード後にご利用ください。

アプリをダウンロード

保険市場について

「保険市場(ほけんいちば)」は、大切な人を想い真剣に保険を検討されるお客さまへ最適・快適な環境で、簡単便利に保険を購入いただくことを基本理念とし、「売りに行く」から「買いに来ていただく」というコンセプトのもと、サービスを提供しています。

お客さま満足度97.9%の相談サービスは、小さなお子さま連れでも安心してご相談いただけるようオンラインでもキッズスペースや授乳室・おむつ替えを備えた店舗や訪問相談でもお好きな方法でご相談いただけます。

相談は何度でも無料でファイナンシャルプランナー等の資格を持った保険のプロが国内最大級の取扱保険会社の中から最適な保険をご提案いたします。

おすすめ記事

「学資保険」「選び方」 についてもっと詳しく知る

話題の記事

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧