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監修:佐藤りか

「児童手当」高所得者は廃止に?改正案についてママは「矛盾を感じる…」と憤り

待機児童解消の財源確保のために児童手当が見直されることになりました。新政権になり、所得制限の条件を世帯主から世帯収入(夫婦合算)に変更する案や、特例給付の廃止案が出されていましたが、どのように決着したのでしょうか?児童手当はいつどのように変更になるのか、最新の動向を踏まえてご紹介します。

PIXTA

児童手当の改正案動向

待機児童問題を解消するための財源を得るためとして、一部の人が児童手当をもらえなくなることになりそうです。現在の児童手当からどのように変更されるのか、どのような人が児童手当を受けられなくなるのか確認していきたいと思います。

現在の児童手当

お金 PIXTA

現在は、3歳未満の子どもがいると月1万5000円、3歳以上から中学生以下の子どもがいると月1万円、児童手当が支給されています。また、3歳以上から小学校修了までの期間において、第3子以降は月1万5000円になります。

ただし、夫婦どちらか収入が多い方の年収が「所得制限限度額」を超えている場合は上記の児童手当は受けられません。代わりに「特例給付」という、子ども一人につき月額一律5000円が支給されています。

「所得制限限度額」は扶養人数によって異なりますが、例えば専業主婦(夫)と子ども1人の場合は、世帯主の年収が960万円となります。

出典元:

最終報告された改正案

バツ PIXTA

すでに報道されているように、2020年12月14日に全世代型社会保障の改革方針が閣議決定されました。その影響で、世帯で生計を維持する人のうち、より高いほうの年収が1,200万円以上(※)だと児童手当がもらえなくなります。

このような高所得世帯は、今までは特例給付として月5000円の支給がありましたが、これが廃止になります。特例給付自体がなくなるわけではなく、1200万円未満の場合は今までどおりとなる予定です。

検討に入った当初は、夫婦合算の世帯収入を基準にする案が出ていましたが「極端な変更のため混乱が起こる」とし、見送られました。

なお、この変更は2022年10月支給分からとなります。

(※)子ども2人の専業主婦世帯を想定

待機児童解消につながるのか?ママたちの本音

ママ 日本 PIXTA

年収1200万円以上の家庭を不支給とすることによって、各社の報道によれば61万人分もの児童手当が支給されなくなります。

その分の財源を待機児童問題の解消につなげる、と政府は明言していますが、ママたちはこれについてどう思っているのでしょうか?

ママリに寄せられた「待機児童問題解消を児童手当で補うこと」への意見をピックアップしました。

待機児童問題の考え方もちょっと方向が違う気がしますよね。
コロナのこともあって今はだいぶ働き方も変わって地方に移る人も増えてきているのだから、もう少し待機児童、保育園の考え方を違う視点で考えて欲しいな、と思いました😭
ママリ|ママの一歩を支える、女性限定Q&Aアプリ
うちも毎年ギリギリ引っかかるかかからないかですが、、出来高制なので頑張って働いて稼いでるのに・・・頑張ったら貰えなくなるとか矛盾を感じます。。病院も無料にならないし。。
少子化対策、待機児童問題の解決策としては違うと思います😠
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待機児童解消のために児童手当をあてることに疑問を持つ人が少なくないようです。確かに、財源としてみるとパイの奪い合いであり、拡充したようには思えませんよね。

国は、待機児童対策として21~24年度に約14万人分の保育の受け皿を整備することにし、年内に「新子育て安心プラン」を策定するそうです。明確にどのような策がつくられるのか着目したいところです。

出典元:

家計に直結する改正の動きはこまめにチェックを

チェック PIXTA

児童手当に限らず、子育て支援ではさまざまな改正の動きがあります。私たちの生活にプラスになることもあれば、今回の児童手当の一部廃止のように残念な思いをする場合もあります。そのためにも、今後の改正の動きはこまめにチェックしていきましょう。

記事の監修

株式会社子育て研究所 代表取締役

佐藤りか

株式会社子育て研究所代表、教育コンサルタント。
ベネッセコーポレーションなど教育業界で長年勤務。幼児教育から高等教育まで幅広く知見を深める。その後、株式会社子育て研究所代表取締役に就任。子どもとママ向けのアットホームなサイト「アフェクション」、編集業「ものかき」などの運営を手掛け、自身の執筆・監修や講和も多数。各種ビジネスコンテストで大賞や優秀賞の受賞歴がある。その他、東京都主催「TOKYO STARTUP GATEWAY」にてメンター&講師を務める。プライベートでは2児ママとして仕事と家庭の両立を強く意識して活動中。

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