必ずしも決まった時間に決まった長さのお昼寝をしてくれるとは限りませんが、規則正しい生活リズムと睡眠サイクルを心がけたいですね。
1歳児のお昼寝は、ぐずったりすぐに起きてしまったりと不安定。すんなり寝ついて、機嫌よく目を覚ましてくれるお昼寝のポイントを紹介します。
お昼寝に適した場所は?
お昼寝する場所としておすすめなのは、目が届きやすいリビング。家族の気配を感じて安心して眠れます。お気に入りのおもちゃやタオルなどのアイテムがそばにあると、スヤスヤ寝てくれることもあります。
1歳になるとリビングにベビーベッドを置いていない家もあるかと思いますが、短い時間なので、お昼寝布団などを活用できるでしょう。
モゾモゾと手足を動かし始めたらやさしく声をかけてあげると、気持ちよく起きられます。
お昼寝に適したお部屋の明るさは?
明るすぎると眠りにくいので、カーテンを閉め、薄暗い程度にします。
そろそろ起きてほしいなと思うタイミングでカーテンを開けて少しずつ明るくすると、スムーズに起きられることがあります。
夜の寝かしつけのときも、照明の常夜灯が目に入ると目が離せず寝付きにくくなる子どももいるので、光が直接目に入らない間接照明のぼんやりとした灯りにするのがおすすめですよ。
子どものスムーズな睡眠には、親の生活習慣が大きく影響します。スマホやテレビの強い光を寝る直前まで見ていると、脳が寝る時間だと正しく認識できず、目がさえてしまうことがあります。
寝る時間のしばらく前から電子機器は見せないようにし、心地よく眠れるようにしてあげましょう。
お昼寝に適したお部屋の温度は?
赤ちゃんは自分で体温を調節することができないため、お昼寝の時の温度管理は大事。
夏場は26~28度程度。クーラーの風が直接体に当たって冷え過ぎてしまわないよう、寝かせる場所や風の角度に気をつけましょう。
冬場なら20~23度を目安に。寝冷えが心配でつい着せすぎてしまいがちですが、寝汗に気づかずそのまま寝ていても体を冷やしてしまいます。
背中やおでこに汗をかいているようなら、布団を薄いものに変えたり換気したりしてこまめに調整します。
お昼寝に適したお部屋の湿度は?
空気がじめっとしていると、蒸し暑く感じて寝つきにくいもの。快適に感じる40~60%くらいの湿度を目安にします。
湿度が高すぎると不快指数が上がり、寝苦しく感じます。ついついクーラーで温度を下げ過ぎてしまう原因になることも。快適な湿度を維持すると、体が冷えすぎるのを防ぐこともできます。
冬は暖房で空気が乾燥しがちなので、適宜加湿器などを活用しましょう。
- 瀬戸市子育て支援サイト「せとっ子ネット」「こどもの睡眠について」(http://www.city.seto.aichi.jp/kosodate-docs/2020080600011/,2020年12月4日最終閲覧)
- 子供英語タイムズ「赤ちゃんが昼寝する理想の時間や夜に寝つきやすくなるコツ」(https://world-family.co.jp/cetimes/newborn/education/article-261.html,2020年12月22日最終閲覧)
夜の睡眠とのバランスを考えてお昼寝を
小さな子どもの成長にとってお昼寝は欠かせないもの。毎日に忙しく子育てに取り組んでいるママにとっても、子どものお昼寝タイムは、家事を一気に済ませたり自分も一休みしたりできる貴重な時間です。
子どもとの時間を笑顔で過ごすために、お昼寝タイムを上手に活用しましょう。
ぐっすり深い眠りについているときに成長ホルモンが活発に分泌されます。つまり、ぐっすり眠ることは、脳や体の成長に欠かせません。
大人も、夜ぐっすり眠れた日には朝から頭がすっきりしていたり体が軽やかだったりしますよね。子どもきっと同じで、よく眠れた日はご機嫌に過ごせるでしょう。
快適なお昼寝と夜ぐっすり眠ることで、赤ちゃんの健やかな成長を促しましょう。