2歳児の成長にいい飲み物が知りたい!ジュースは何歳から?
水やお茶、ジュースやスポーツ飲料など、何をどれくらい飲ませたらいいのか悩みますよね。まだ体の小さい2歳児は、体への影響や食事とのバランス、あげる量だけでなくタイミングも考えてあげたいものです。
何をどれくらい飲ませてもいいのか、ママたちも迷うことがあるようです。
ママリにもこのような声が寄せられました。
飲み物は、麦茶とジュースです。
他に、飲ませてる物あったら、教えて下さい。
まだ、おっぱいをスゴく欲しがります。
牛乳は、飲めません。
ココア、ミロって、飲ませてる方いますか?
子どもが自分で量やタイミングをコントロールすることができないのは当然のこと。糖分の多いジュースなどを、欲しがるときに欲しい分だけ与えて良いはずがありません。
でも、2歳くらいになるとイヤイヤ期で、欲しがるものをあげないとぐずってたいへん…なんてこともありますよね。
毎日あげても大丈夫な量や飲み物の種類の目安があるとちょっと安心ではないでしょうか。2歳児に飲ませても大丈夫なものとあげない方が良いもの、適量などを紹介します。
2歳の子どもに「おすすめ&NG」の飲み物はコレ!
子どもに飲ませるときにあまり量を気にせず与えることができるものもあれば、毎日飲む量を決めておいた方が良いものがあります。また、小さな子どもに飲ませること自体を控えた方が良い飲料もあります。
体に与える影響や虫歯に注意したい飲料など、ポイントをしっかりおさえ、コントロールして与えるようにしましょう。
おすすめは、水や麦茶などのノンカフェイン飲料
子どもに与えるのに、水や麦茶がすすめられる理由は「糖分」と「カフェイン」。ジュースやスポーツドリンクについてはこのあと詳しく取りあげますが、糖分が含まれています。
食事のときや喉が渇いたときに飲むには、水や麦茶なら糖分のとりすぎや虫歯のリスクを気にせず飲んでも大丈夫。
でも、水やお茶ならいくら飲んでも良いというわけではありません。量の目安は、体重1キロあたり約100ミリリットル。そのうち4割ほどを食事で摂取できると仮定すると、体重15キロの子どもは毎日900ミリリットルの水分補給が必要だということになります。
「あげても大丈夫?」と思ったときは、成分表示に糖分やカフェインが入っていないかを確認してから飲むようにすると安心ですね。
NGは、エナジードリンクやカフェイン飲料
大人でもカフェインの過剰摂取は体に有害です。厚生労働省からの以下のような注意喚起がされています。
カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。 ※1
体が小さく、カフェインの影響を受けやすい子どもは、カフェインの摂取を控えるのが良いでしょう。
コーヒーや紅茶にカフェインが含まれていることは知られていますが、ココアや市販のお茶にもカフェインが含まれていることは見落としがちかもしれません。
子どもの内臓に負担となるエナジードリンクも注意が必要です。エナジードリンクは栄養補給のための飲料ではありません。カフェインの効果により目を覚ますことが期待されるもの。味はジュース感覚で飲みやすいかもしれませんが、普通の飲料のように与えてはいけない飲料なのです。
どの飲み物にどれくらいのカフェインが含まれているのかは、食品安全委員会がファクトシートというものを公表しています。日本以外の国でのカフェイン摂取基準なども記載されていますので、気になる方は調べてみてくださいね。
- 日本educe食育総合研究所「子供の飲み物にお水やお茶がおすすめな理由」(https://www.educe-shokuiku.jp/news/speciality/child-drinks/,2020年12月10日最終閲覧)
- JA北越後「子どもの飲み物 【JAコラム】」(https://ja-kitaechigo.or.jp/column/4894/,2020年12月10日最終閲覧)
- コープ共済「『子どもに必要な水分量とは?』」(http://coopkyosai.coop/life/health/kenkou_130522_01.html,2020年12月22日最終閲覧)
- 認定こども園『くにみ子ども園』「給食だより」(http://www.kunimikodomoen.jp/pdf/e0ed947051a4e72af117d4ef6e56369.pdf,2020年12月22日最終閲覧)
- 厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html,2020年12月22日最終閲覧)
- 第 10 ブロック(東京都健康安全研究センター広域監視部食品監視第二課)「乳幼児のカフェイン過剰摂取についての一考察 ~茶飲料を中心に~」(https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/hyouka/files/26/hyouka2/shiryo2-2-1.pdf,2020年12月22日最終閲覧)
- 食品安全委員会「食品中のカフェイン」(http://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf,2020年12月22日最終閲覧)
2歳だとまだ早い?ジュースなどは何歳から飲ませてる?
それぞれの飲料によって、飲み始めて良い時期があります。また、子どもの小さな内臓に負担をかけてしまわないよう、大人と同じ感覚で水分補給するのではなく、子どもの体重や食事のタイミングを考えて調整する必要があります。
何をどれくらい飲ませるのか、時期やタイミングを親がしっかりと把握しておくことが大切です。
【何歳から飲ませていい?】ジュース
子ども用のジュースや果汁が入ったジュースをあげているという声がありますが、これにも注意点が。見た目にはわかりにくいですが、ジュースにも糖分が含まれています。
ここにおやつなどの砂糖も加わることを考えると、ジュースを水分補給と考えて与えてしまうことのリスクがわかるのではないでしょうか。
喉が渇いたときにあげると一気に飲んでしまい、もっと欲しがるかもしれません。「ジュースはおやつタイムにコップ一杯だけ」など、初めて飲むときからしっかりとしたルールを決めるとよいですね。
【何歳から飲ませていい?】野菜ジュース
2歳になると野菜ジュースも飲むことができます。体験談に寄せられているように、幼児用のものも販売されていますよね。
でも「野菜ジュースだから健康的でいい」と勘違いしてしまわないようにしましょう。
野菜ジュースとひとくちに言っても、原材料はそれぞれ異なります。どのような成分が入っているのか確認した上で与えるようにしましょう。
野菜ジュースもりんごなどのジュースと同じようにおやつの一部として考え、量と飲む時間を決めておくのがよいですね。
【何歳から飲ませていい?】炭酸飲料
子どもによって好みがわかれる炭酸飲料ですが、まず注意したいのが、糖分の過剰摂取。ジュースや炭酸飲料には多量の糖分が含まれています。
飲料によって一日当たりの目安量が記載されているので、それを参考に飲む量を調整できるでしょう。
最近は無糖や糖類ゼロというものもありますが、炭酸飲料はガスを含み、小さな子どもはおなかがいっぱいになってしまうこともありため、注意が必要です。
いずれ飲めるようになるのですから、楽しみはもう少し先にとっておいてあげてもいいかもしれませんね。
【何歳から飲ませていい?】スポーツドリンク
汗をかいたときや、体調を崩した時などに飲ませるスポーツドリンク。イオン水を飲むこともあるかもしれません。これは、水分と一緒に排出されてしまうナトリウムなどの電解質を補充するためのもの。
電解質の吸収を助けるために欠かせない糖分も入っているため、飲み過ぎには注意が必要です。リンゴやブドウなどの味がついているものをジュースがわりに飲むこともあるかもしれませんが、飲みすぎると食欲が落ちることがあります。
ベビー用のスポーツドリンクも用量を守って飲むことが大切です。
また、最近よく見かける透明にフレーバーウォーターは、香料や砂糖を加えて味付けした飲料です。これも、飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
【何歳から飲ませていい?】乳酸菌飲料
ヤクルトは1日1本、毎日飲み続けることによって腸内環境が整って、免疫力がアップし、病気の予防になります。
なので、ぜひ飲ませてあげてください。
私は家族全員毎日飲んでます。
知識のない人が歯が溶けるとか砂糖の塊とか言ってますが、商品のこと、乳酸菌のことをきっちり勉強して理解するとほんとに良いものだとわかりますよ。
腸内環境を整えてくれる乳酸菌飲料、健康のために飲んでいる方もいるかと思います。必ず栄養成分表示や一日当たりの摂取目安量を確認するようにしましょう。
体に良い飲料でも飲み過ぎは禁物。特に小さな子どもは、内臓に負担をかけてしまうことになってしまうかもしれません。
- クリクラ「【子供の飲み物】牛乳や炭酸・水道水は何歳から?」(https://www.crecla.jp/blog/2020/10/post-491.html,2020年12月10日最終閲覧)
- WAKODO和光堂「日本で最初の乳児用イオン飲料アクアライト」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/drink/aqua/,2020年12月12日最終閲覧)
- WAKODO和光堂「赤ちゃんの水分補給について」(https://community.wakodo.co.jp/community/drink/index.psp.html,2020年12月12日最終閲覧)
2歳児の水分補給、ダラダラ飲みと成分に注意しよう
2歳児はなんにでも興味を持ち、大人が食べたり飲んだりしているものを欲しがることもあるかと思います。好き嫌いなく、なんでも味わってほしいと思いますよね。
でも、欲しがるものをそのまま与えてしまうと、子どもの健康に良くない場合があります。親がきちんとコントロールしてあげることが必要です。
糖分の多い飲料を水や麦茶と同じように水分補給として与えるのはよくありません。いろいろな飲み物がありますが、成分や適量を確認して飲むようにしましょう。