まず、ボウルに小麦粉と塩を入れて混ぜ、サラダ油をほんの少し入れ混ぜていきます。塩は防腐剤代わり、サラダ油は小麦粉粘土のまとまりをよくするためのものです。サラダ油と塩はなくても構いませんが、あればきれいにまとまった粘土ができます。
そこに少しずつ水を入れ、こねて混ぜて柔らかさを確認しましょう。まだ固いなと思ったら水を足し、ちょうどいい柔らかさになったなと思ったら完成です。
粘土は食品から作られているので、次第に傷んできてしまいます。できあがった粘土は空気を抜きながらラップをして密閉容器に保管すれば、数日は楽しく遊ぶことができますよ。
小麦粉粘土に色付けをしてみよう!
小麦粘土に色をつける場合は、粉末状の食用色素や水彩絵の具が役に立ちます。食用色素や絵の具をそのまま練り込んでも大丈夫ですが、小麦粉粘土を混ぜるための水にあらかじめ溶かしておくと、色ムラになりにくくきれいに混ざりますよ。
例えば、赤と黄色を混ぜるとオレンジ、青で薄く色付けすると水色、赤と青を混ぜると紫になります。食用色素はスーパーの品ぞろえによっては色のバリエーションが少ないかもしれませんので、たくさんカラーバリエーションがほしいときは水彩絵の具で色付けするとよいでしょう。
完成した小麦粉粘土で遊ぼう!年齢別のおすすめの遊び方をご紹介!
完成した粘土で遊んでみましょう!年齢別に遊び方の一例をご紹介いたします。お友達同士、きょうだい同士で違った遊び方をするので、子育ての新たな発見があるかもしれません。
【1歳~】小麦粉粘土の感触を楽しもう
小麦粉粘土を作りながら感触を楽しんだり、完成した粘土をぺたぺたと触れたり、グーでたたいてみたり。まだ造形が難しい1歳児さんには、まずは粘土の触り心地を楽しんでもらいましょう。
大人やきょうだいが小麦粉粘土を丸めて、それを潰してもらう遊びも楽しそうですね。
【2歳~】型やローラーなど、道具を使って小麦粉粘土を楽しもう
2歳を過ぎると、道具を握って使う遊びの幅が増えてきます。クッキー型や粘土専用の型抜きでいろんな形を作ってみたり、粘土ヘラやローラーでさまざまな形に成形したりしてみましょう。
小麦粉粘土は着色しなければ白いままなので、ローラーで平らにした粘土をヘラで細く切り分けてうどん作りのマネをしてみても面白そうですね。
【3歳~】お団子やドーナツなどをマネて作ってみよう!
ごっこ遊びやまねっこ遊びが楽しい3歳以降は、さまざまな色の粘土を使って身近な食べ物を作ってみましょう。茶色の粘土を作ってハンバーグに、そして上に乗せるケチャップは赤い粘土で…添え物のレタスは黄緑の粘土で…など、お子さんが好きなメニューを作ってみると楽しいですよ。
白と赤の粘土を混ぜていちごチョコドーナツにしてみたり、黄色と青の粘土を混ぜた緑色のおだんごで三色団子を作ってみたりと、「これとこれを混ぜたらどんな色になるかな?」と声掛けしながら遊ぶと、子どもの考える力や色への関心がふくらんでいきそうですね。
【4、5歳~】小麦粉粘土をオーブンやトースターで焼いてみよう!
小麦粉粘土を焼き固めて作品にすることもできます。例えばパンの形を粘土で作ってからオーブンやトースターで焼くと、本物に近いこんがりおいしそうなパンができますよ。
焼き時間は作品の大きさなどで異なりますので、様子を見ながら焼いてくださいね。色付き粘土を焼くのはもちろん、白い粘土で形を作ったあとオーブンで固めて色を塗っても楽しいですよ。
自宅でできる粘土遊びで創造力をふくらませて
粘土遊びはさまざまな形を成形し、その触り心地や作品ができあがっていく過程を楽しむことができます。小麦粉粘土はそこにプラスして「粉が粘土になるまで」の過程も触れて見て遊ぶことができますよ。色付けに必要な食用色素や絵の具もリーズナブルにそろえることができます。
小さな子どもからパパママ、大人も楽しめる小麦粉粘土。自宅や帰省先など、料理に必要な材料があれば簡単に楽しめる遊びのひとつとして、家族みんなで粘土遊びを楽しみましょう!









