冬生まれの子どもの名前ランキング
冬生まれの子どもにはどのような名前がつけられるのでしょうか。ママリでは、2020年に生まれた子どもを持つパパママへ名付け調査を行い、男女別に冬に誕生した子どものうち、多い名前の読み方から「2020年冬生まれの名前ランキング」を作りました。
男の子編
- 1位 はると
- 2位 そうすけ
- 3位 そら
- 4位 はる
- 5位 ひなた
女の子編
- 1位 ゆい
- 2位 ゆずき
- 3位 えま
- 4位 つむぎ
- 5位 ひより
ランキングトップ5の名前を見ると、意外にも冬らしさを感じさせるような名前は少ないように感じられますよね。特に「はる」「ひなた」「ひより」などの名前は、冬というより春っぽい印象を受ける方もいるのではないでしょうか。
しかし名付けのエピソードを見てみると、「冬生まれだからこそ春のように暖かな名前をつけた」「冬にちなんだ漢字を使った」というパパママも。皆さんはどのような想いを込めて、冬生まれの赤ちゃんに名前をつけたのでしょうか?
ランクインした名前に込められた冬ならではのエピソード
最初にご紹介したランキングにランクインした名前の中でも、冬ならではの名付けエピソードをご紹介します。一見すると冬生まれの印象がなくても、エピソードを見てみると「なるほど」と納得できる冬を感じさせるエピソードが満載。
生まれた季節を感じさせる名前をつけたいと考えている方は、ご紹介するエピソードを見て参考にしてくださいね。
はる
一瞬「春生まれなのかな?」と思わせる「はる」という名前ですが、寒い冬に生まれたからこそ、暖かい春のような名前をつけたというエピソードも寄せられました。
寒い冬の次に訪れる季節は、草木が芽吹く暖かな春。人に対して思いやりと優しさをもつ暖かな人になってほしいという想いを込めて「はる」という名前をつけられたそうです。
男の子の名前としては4位にランクインしていましたが、女の子の名前としても使われていて、同じように「春に向かう冬」という想いを込めたというエピソードがありました。
はると
冬生まれに多い男の子の名前として1位に輝いた「はると」という名前。「晴斗」と漢字をあてて「晴れた日のように暖かな子になってほしい」という想いを込めて名付けたパパママもいました。
寒さ厳しい冬に生まれたからこそ、朗らかで暖かい、太陽のような人になってほしい…という想いがあるのではないでしょうか。
ひなた
男の子のランキングで第5位となった「ひなた」。名付けのエピソードを伺ったところ、「冬の日のひなたぼっこのような、人を癒せる優しい人になってほしい」という想いを込めたそうです。
ここまでご紹介してきた「はる」「はると」「ひなた」という名前は、いずれも「冬生まれだから冬らしい名前を」という発想ではなく、「冬生まれだからこそ暖かな名前を」というパパママの想いから名付けられたことがわかりますよね。
ゆずき
冬生まれの女の子に多い名前の「ゆずき」は、お答えくださったすべての方が「柚」という漢字を使っていました。柚妃・柚希・柚月・柚葵など、冬の植物である柚子をイメージして名付けたパパママが多いようです。
実際に「柚が冬のイメージだから」というエピソードを書いた方もいて、「柚」は冬生まれの女の子に使いたい漢字の代表的存在と言えるでしょう。
今回のランキングではランクインしませんでしたが、女の子だけでなく男の子でも「柚月(ゆづき)」くんと名付けた方もいて、「冬生まれだから柚月にした」というエピソードが寄せられました。
りっか
「冬生まれに多い名前ランキング」にはランクインしなかったものの、冬生まれの女の子に「りっか」という名前をつけたパパママも多くいらっしゃいました。漢字は「六華」「六花」で、いずれも雪の結晶を意味する冬らしい美しい名前です。
冬生まれらしさも感じられますし、雪の結晶という美しいイメージも感じられるので、12月から1月生まれの女の子につける名前として素敵ですよね。
冬を連想させるおすすめの漢字をご紹介
冬生まれの子に多い名前を読み方からご紹介してきました。「ゆずき」「ゆづき」のように「柚」という漢字を使った名前も見られました。そこでここからは、冬生まれの赤ちゃんの名付けにおすすめの、冬を連想させる漢字をご紹介していきます。
聖
最初にご紹介するのは「聖」という漢字。
最初にご紹介するのは「聖」という漢字。「汚れなく知徳に優れる人」という意味合いを持つので、「清らかで美しい人になってほしい…」という願いを込めるときにピッタリの冬の漢字です。
「聖なる」という使われ方からキリスト教の行事であるクリスマスをイメージさせる漢字でもあるので、12/24・12/25生まれの赤ちゃんにも多く使われそうです。
冬
「冬」という漢字は季節そのままではありますが、人名として使うときは「凛とした美しい人」「心が澄み切っていて透明感のある人」「厳しさに立ち向かう強さ」という意味を込めて使われます。
最初のランキングからもわかるように、「冬」は少し寂しいイメージから、名付けにおいて避けられがちではありますが、厳しい冬という逆境にも立ち向かっていける強い心を持つ人になるように…という想いで、あえて「冬」という漢字を使うこともおすすめです。
柊
「柊」は冬生まれの男の子に使われることが多い漢字。「柊」とは中国原産の常緑小高木で、冬の季語でもあるので冬生まれの子どもにピッタリですね。「高い判断力を持つ強く優しい人になるように」という願いを込めて使用されます。
さらに柊は常緑の木で一年中葉を落とさないことから、常に栄えているというイメージを思い起こさせる縁起の良い漢字とも言えます。
冬生まれの子の名付けは「冬」と「春」がポイント!
ママリの名付け調査結果を見ると、「冬」という季節は冷たさ・寒さ・厳しさを感じさせることから、冬を乗り越えた先にある、春の暖かな日差しを連想させる名付けをされる方が多いようです。
しかし冬をイメージさせる名前にも、強さを感じさせる素敵な意味を込めることができます。澄み切った冬の空気は、凛とした美しい魅力を持っているもの。
冬生まれの赤ちゃんに名前をつけるパパママは、今回の記事を参考にしながら素敵な名前をつけてあげてください。
ママリの名付け調査とは
この記事は、2020年に生まれた赤ちゃんを対象にした名付け調査の途中経過から作成したものです。集まった全3,700以上のエピソードのうち、ご紹介した男女それぞれの読み方のランキングは、1位でも一桁の数と重複が少ないのが特徴です。いつの時代も流行の名前はありますが、特に最近は人とかぶらない名前を重視している傾向が読み取れます。
ママリの名付け調査はまだ続きます。2020年にご出産された方は、ぜひあなたの名付けエピソードを教えてください。