小学校入学準備品の袋物。手作りするのが一般的ですが、お仕事や家事が忙しくて手作りできない場合もありますよね。
きっと、縫い物が苦手なパパママもいるはずです。しかし、必ず手作りしないといけないというわけではないので、既製品を購入して準備しても構いません。
インターネットで検索すると、「入学準備セット」として、袋物のセットが販売されているので活用しましょう。
もし、学校指定にちょうど良いサイズが見つからないなら、手芸屋さんに注文して作ってもらうこともひとつの方法。手作りにこだわる必要はありませんので、スムーズに入学準備ができるようにしていきましょう。
小学校の入学準備でかかる費用の目安
小学校に入学するためには、たくさんの物が必要となります。購入品はもちろんのこと、手作りの袋物であっても材料の購入費などがかかりますよね。
小学校への入学準備にかかる費用は、一体どのくらい用意すれば良いのでしょうか?一般的に必要となる費用の目安を、公立・私立に分けて確認していきましょう。
公立小学校での入学準備金の目安
公立小学校の場合は、必要となる費用は約10万円です。もちろん、ランドセルなどは価格帯が幅広いので、購入するものの価格によって前後しますが、内訳は次のとおりとなっています。
- 入学金…0円
- 指定用品…6,000円
- 制服(あれば)・体操服…15,000~20,000円
- 保険…1,000円
- ランドセル…40,000~70,000円
- 文房具・学童用品…22,000円
- 【合計】…84,000~119,000円
また、文部科学省の調査によると、一年間で必要となる学習費の総額は合計321,281円と報告されています。
- 文部科学省「平成30年度子どもの学習費調査の結果について」(https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_01.pdf,2022年8月16日最終閲覧)
私立小学校での入学準備金の目安
私立小学校の場合は、250,000~350,000円と入学する小学校により必要な費用が大きく変わります。内訳は次の通りとなりますが、入学金は小学校によって違い、さらに高額になる小学校もあるでしょう。
- 入学金…100,000円~
- 指定用品…30,000円
- 制服・体操服…30,000~100,000円
- 受験料…20,000~30,000円
- ランドセル…40,000~70,000円
- 文房具・学童用品…22,000円
- 【合計】…242,000~352,000円
また、一年間で必要となる学習費の総額は、合計1,598,691円と報告されており、公立小学校の約5倍の学費が必要となります。公立・私立とも手作り品の材料費は含まれていませんので、手芸屋さんなどをリサーチして、ご紹介した費用に加算してください。
公立小学校はもちろん、私立小学校では高額な費用が必要ですね。ただ、小学校入学を費用面からサポートする制度もありますので、上手に活用すれば出費を抑えることもできますよ。
- 文部科学省「平成30年度子どもの学習費調査の結果について」(https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_01.pdf,2022年8月16日最終閲覧)
入学準備金(就学援助制度)とは?その他サポート制度もご紹介
小学校入学準備では、公立小学校でも100,000円近くの費用が必要となります。「家計への負担が心配…」という方もいらっしゃるでしょうが、各自治体では入学準備にかかる費用をサポートしてくれる制度が整っているので上手に活用していきましょう。
それでは、小学校入学にかかる費用を支援してくれる、入学準備金とその他のサポート制度をご紹介します。
入学準備金の概要と支給要件について
「入学準備金」とは小学校入学予定の子どもを持ち、経済的余裕のないご家庭に支給される市区町村からの支給金です。正式名称を「就学援助制度」と言います。ただし、公立小学校への入学を予定していて、就学援助制度の要件を満たしている方しか利用できません。










