テレワークでの一日の流れ
テレワークで仕事をするイメージがつきやすいように、まずは一日の流れをご紹介します。
会社通勤と大きく異なる点は「通勤がない」「自宅で仕事をする」ということです。これらによってどのような変化が起こるのでしょうか?勤める会社や勤務形態によって違うところはありますが、おおまかな流れとしてイメージしてみましょう。
朝:保育園へ子どもを送り再び自宅へ戻る
朝の通勤が必要ないため、子どもの支度など時間に余裕ができます。また仕事着が不要なため、身だしなみや化粧などに費やしていた時間がある程度短縮できそうです。
朝に余裕ができた分、園に送る時間を遅くすることもできますし、始業までの間一人でホッとひと息つくこともよいですね。
昼:休憩時間はフリータイム
会社での昼休憩の場合、「休憩」といえども他の社員の目があったりお客様から電話がかかってきたりして、ゆっくり過ごすことが難しい場合があります。
その点テレワークでは、休憩時間を自分が望むように過ごせます。早めに昼ごはんをとり、晩ごはんの支度をしたりテレビを見てリラックスしたりすることもできるでしょう。
夕:勤務終了後は子どもとの時間
勤務終了時刻は人によって違いますが、電車などで帰宅する時間がない分、余裕ができることは確かです。子どもと公園へ行ったり、子どもの習いごとを入れたりすることもよいでしょう。
子どもと向き合える時間が増えることは、大きなメリットと言えそうです。
テレワーク復職前に準備しておきたいこと
次に、テレワークを始める前に準備しておきたいことをご紹介します。
復職後はまとまった時間をとることが難しくなるかもしれません。もちろん、休職中も家事や育児に忙しいとは思いますが、子どもが昼寝をしている間やパパが休みの日などを活用し準備しておくとよいでしょう。
机・パソコン・ネット環境などを用意
自宅で仕事ができる環境を整えましょう。特にネット環境が安定していることは大事です。パソコンは、企業によっては支給してくれる場合があるため、購入前に確認するとよいでしょう。
他に、机や椅子など、自分が仕事をしやすい状態をつくっておくと快適にスタートを切ることができます。
部屋の片づけをしておく
テレワークではオンライン会議が多用されるようになりました。自宅から会議に参加する場合は、部屋の中が映る可能性があります。見られたくないものがないか、片づけをしながら確認しておきましょう。
部屋の中を見られたくない場合、背面に立てるパーテーションを用意しておくことも、ひとつの方法です。
会社に仕事内容や流れなどを確認しておく
休職前と業務が変わっている可能性もあるため、会社に確認しておきましょう。その際、一日の流れも聞いておくと安心です。
出社の頻度、朝礼・終礼などがあるのか、パソコンの前にいなければならない時間帯はあるか、子どもの送迎時間にかかりそうな場合は、事前に相談しておく必要があります。
テレワークに備えて会議システムやセキュリティ設定など、休職前にはなかった仕組みを導入しなければならないケースもあります。
同僚・上司へ感謝の言葉もお忘れなく
復帰するのであれば、同僚や上司に休職中に仕事を代わってもらったお礼や、復職後にお世話になる挨拶をしておきたいものです。
会社に出向いて挨拶する必要はありませんが、復職前や復職初日などに、電話やメールで「休職中はありがとうございました。これからまたお世話になります」という旨を伝えておくと印象もよいでしょう。
- 総務省「新型コロナウイルス感染症対策としてのテレワークの積極的な活用について」(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/02ryutsu02_04000341.html,2021年2月15日最終閲覧)