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リビング学習はダイニングテーブルでできる?レイアウトのコツも紹介

小学生の自宅学習で多いスタイルが、ダイニングテーブルで勉強をする「リビング学習」のスタイル。しかし取り入れたいと思っても、リビングダイニングに集中できる勉強スペースを用意できないと学習効率が悪く、逆効果になってしまうこともあり得ます。そこで今回の記事では、リビング学習のメリットとともに、ダイニングテーブルをレイアウトする際のコツや注意点について解説。子どもにリビング学習をさせようと思っているパパママは、ぜひ参考にしてくださいね。

PIXTA

リビング学習が注目されている背景

子どもが宿題に困ったとき、アドバイスしやすくなるなどメリットがありそうなリビング学習ですが、実際の調査でも調査対象になった600名の小学生の7割はリビング学習をしていたという結果もあります。

リビング学習か学習机を購入してそちらで勉強をさせるか迷っているママパパは、これからご紹介するリビング学習のメリット・デメリットを知ると自分たちの生活スタイルにぴったりの方法が見つけやすくなるのではないでしょうか。

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リビング学習のメリット

宿題 PIXTA

それでは、リビング学習をすることのメリットについて見ていきましょう。

パパママがいることが勉強への動機づけになる

パパママがいるリビングダイニングを勉強スペースにすることは、子どもにとって学習の動機づけになります。一人で子ども部屋にいるときよりも、パパママの視線がある方が「勉強しよう」という気持ちになれますし、適度な緊張感も生まれます。

パパママの存在によって進んで勉強しようと思ってくれるなら、それだけで十分リビング学習のメリットは感じられますよね。

親子のコミュニケーションが深まる

子どもがリビングのダイニングテーブルで学習していたら、パパママは子どもと接する機会が自然と増えますよね。一緒の空間にいることで、親子のコミュニケーションが深まることもリビング学習の大きなメリットです。

ママは料理をしながら子どもの宿題や学校でのことについて話が聞けますし、質問にもその場ですぐに答えてあげられるようになります。

さらに勉強を見てあげるなど、パパママが子どもの学習に関わるコミュニケーションを多くとると、子どもの勉強へのやる気も高まるとのこと。

親子のコミュニケーションが深まり、子どものやる気もアップするなら一石二鳥でしょう。

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物音がある方が集中できる子どももいる

リビング学習が良いと言われても、「静かなところのほうが集中しやすいのでは?」と感じるパパママもいるでしょう。しかし、子どもによっては少しの物音があるほうが、集中力が高まるという場合もあります。

もちろん「静かなところじゃないと集中できない」という子どももいるでしょうから、子どもの特性にあわせて勉強スペースを準備してあげることが大切ですよ。

リビング学習のデメリット

メリットもおおいリビング学習ですが、家庭によってはリビング学習はメリットよりもデメリットが大きくなる場合もあります。ここからはリビング学習のデメリットをご紹介します。

小さい弟妹がいる場合、学習の邪魔をされることがある

これは小学生の子の下に乳幼児の弟妹がいる場合ですが、お兄ちゃんやお姉ちゃんと「同じこと」をしたがると、宿題の邪魔をしてノートに落書きをしてしまったり、プリントをくしゃくしゃにしたり…ということが起きやすくなります。

また逆に弟妹がリビングで遊んでいるときに、お兄ちゃんやお姉ちゃんが宿題や勉強をしたいために、弟妹の遊びを遮ってしまうこともあるでしょう。

弟妹がいて、かつダイニングテーブルに十分なスペースがとれない場合はリビング学習で兄弟・姉妹けんかが起きやすくなるのはデメリットの一つでしょう。

学用品がリビングに集まって片付かない

宿題をしたり、自宅学習教材をリビングで使うと、必然的に学用品がリビングに集まりやすくなります。

宿題をするための筆記用具、鉛筆削り、辞書…など集まってくる学用品の収納を上手に考えないとリビングが常に片付かない事態にもなりかねません。

子ども部屋を使う機会がなくなる

これは特に小学校中学年くらいまでですが、リビングで宿題や「明日の用意」が終わってしまうと、せっかくの子ども部屋を使う機会が全くない…ということも。

子ども部屋で寝る習慣があれば別ですが、子どもが使わない時期に子ども部屋を「物置代わり」にしてしまうと、いざ使うようになった時の大掃除が意外に大変だったりします。

子どもにリビングで学習させるときのポイント

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今注目を集めているリビング学習。「リビング学習を取り入れていきたい」と考えている方に向けて、ダイニングテーブルのレイアウトなど、ダイニングを勉強スペースとするときのポイントを紹介していきます。

ダイニングテーブルのレイアウト

デメリットももちろんありますが、さまざまなメリットのおおいリビング学習。ダイニングテーブルで学習をさせるならレイアウトを工夫して、リビングダイニング内に子どもが集中できる勉強スペースを確保してあげることが最大のコツです。

そこで、リビング学習を考えているならダイニングテーブルを次のようにレイアウトしましょう。

  • リビングが見渡せないようにする
  • 学習中にテレビを見られないようにする
  • ダイニングテーブル以外に小さな机を用意する

兄弟がいる場合、リビング全体が見渡せるレイアウトだと気が散って、リビング学習に集中しにくくなってしまいます。もちろん、テレビが見られないようレイアウトにしたり、学習中はテレビをつけないよう約束したりすることも大切。

また、ダイニングテーブル以外に小さな机を用意しておけば、どうしても集中できないときに場所を移動して勉強できます。窓際やリビングの隅などに置くのがおすすめですよ。

姿勢がよくなる椅子の高さ

ダイニングテーブルのレイアウトも決まって、リビング学習ができる状態になったら、次は子どもにあった椅子を用意しましょう。ダイニングテーブルで勉強をすると、高さがあわず姿勢が悪くなってしまうことがあるからです。

ダイニングテーブルは一般的な学習机よりも高く作られていることがほとんど。子どもの体にあった椅子を用意するか、場合によっては学習机をリビングに置くほうが正しい姿勢をキープしやすくなります。

学習中の姿勢が悪いと視力が低下したり、自律神経のバランスが崩れたりすることも…。リビング学習をさせる前に、子どもが正しい姿勢を維持できるかチェックすることを忘れないでくださいね。

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視力低下を防ぐための照明

落ち着いて食事をするための明るさに調整されているダイニングの照明。そのため勉強には不向きなこともあり、子どもの視力が低下してしまう危険性も…。

そこでダイニングを勉強スペースにするために、視力低下を防げるような照明を用意してあげることも大切なポイントです。

ダイニングテーブルでリビング学習をさせるなら、できる限り明るい場所にテーブルを設置するようレイアウトを工夫しましょう。

もし明るさが確保できないなら、デスクライトなどで明るさを補ってください。手元がしっかりと明るくなるような照明環境が理想です。

リビングをスッキリとさせるための収納

リビング学習を始めると、学用品やプリント、教科書などでリビングが散らかりがちになるというデメリットをカバーするには、学用品をスッキリと収納するための場所が必要です。そこで子どもでも片付けしやすい収納を考えてみましょう。

子どもが使いやすい高さの収納家具を準備して、勉強スペースからすぐに片付けられる便利な場所に設置します。

ワゴンタイプの収納ボックスは学用品を中に入れるだけでスッキリとして見えますし、必要な場所に移動できるので子どもでも取り扱いやすいでしょう。あまりに細かく仕切られていないボックスやバスケットのほうが片付けしやすくなるはずです。

「監視」ではなく「プラスの声かけ」

ママパパがいるリビングで学習をすると、どうしても子どもの勉強が気になって「監視」になってしまいがちです。「ちゃんと勉強してる?」「ここまた間違えてるじゃない」と、子どもの勉強に口出ししすぎると子どものやる気は急降下…。

ダイニングテーブルでのリビング学習をさせるなら、「監視」ではなく「プラスの声かけ」を意識してくださいね。

「わからなかったらすぐに聞いてね」と子どもが声をかけやすい環境を作り、適度な距離から見守りながら、ときどき「全部あっててすごいね」など子どものできたことを褒めてあげるようにするのが効果的です。

リビング学習に関する先輩ママの体験談

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それでは最後に、子どもにリビングのダイニングテーブルで学習をさせている先輩ママたちからの体験談を紹介します。

ダイニングテーブルでのリビング学習は、やり方次第では子どもの学習意欲を高められるだけでなく、親子のコミュニケーションもはかれる学習法です。それでは実際に実践しているママパパたちは、リビング学習をどのように感じているのでしょうか?

邪魔をされてもリビングのほうが学習しやすい?

兄弟がいるケースでは、リビングでの学習を下の子どもに邪魔されてしまうことも珍しくありません。しかし子どもにとっては、たとえ邪魔されたとしてもリビング学習のほうが学習意欲が湧くみたい…との声がありました。

リビングでやる時には下の子たちに邪魔されるので一人で別の部屋でやればいいのにと思うのですが、まだ1人で篭ってやるのは気が乗らないみたいです
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リビング学習に慣れてしまうと、子ども部屋よりダイニングテーブルで学習したいと思う子どももいるようです。

「勉強は1人のほうが集中できるだろう」と考えがちですが、小さな子どもにとっては1人で部屋にこもると、反対に集中できないということもあるでしょう。

家族みんながいるリビングの方が、落ち着いて勉強に取り組めるのかもしれません。兄弟に勉強の邪魔をされたとしても、やはり家族とのコミュニケーションは深まりそうですね。

テレビが見える位置に学習机を設置

リビング学習で問題とされがちなのが「テレビの誘惑」ですよね。しかしリビング学習のレイアウトで、テレビが見える位置に学習机を設置しているというご家庭も見られましたよ。

小1で2歳下の子がいます。リビング学習で、横幅90cmの学習机を2つ並べて置いてます。
ちょっと変わっているかもしれませんが、テレビの真正面にソファー、ソファーの背中に学習机をくっつけて置いて(机からもテレビが見えます)
机後ろの壁際に本棚というスタイルです。
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こちらのご家庭のレイアウトを想像すると、テレビが見える位置ではあっても、2台の学習机と本棚で小さな勉強スペースができあがっているのではないでしょうか。

リビング・ダイニングでの学習をはかどらせるためには、たとえテレビが見えたとしても、学習スペースの確保が大切なのではないかと感じさせる体験談です。

リビング学習に学習机は必要?不要?

リビング学習をする際に、「ダイニングテーブルを使わせるべき?学習机が良い?」と迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

リビング・ダイニングに学習机を設置して勉強スペースを作る方もいますが、もし迷うならまずはダイニングテーブルを使って様子を見てはいかがでしょうか?

小学生の子供がいます😊
低学年の宿題は音読や丸付けなど…親御さんの出番も多いのでダイニングテーブルの方が近くてよいです◎😆✨
専用の机などは必要ないですよ❗️
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低学年ならむしろダイニングテーブルのほうがおすすめという意見がありました。学習机が必要だと感じられればいつでも準備はできますから、まずは今あるテーブルを代用としてリビング学習を始めてみましょう。

リビング学習の理想的なレイアウトは?

先輩ママたちの体験談を見ていると、それぞれのご家庭でリビング学習のやり方もさまざまですね。それでは子どもにとっても「リビング学習の理想レイアウト」とはどのようなものなのでしょうか。

…中略…
我が家はあえてダイニングキッチンとは離れた場所(それでもリビングの端)に作りました。
高学年になった子供が言うには、
「近すぎるのは嫌だけど、自室で1人も寂しい…。なんとなく家族の気配を感じる」距離感がかなり心地よいです。
なので、我が家は作って良かったです🥰
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低学年のころはママパパが近くにいたほうが安心できるかもしれません。しかし中学年・高学年と大きくなると、適度な距離感が大切となるのですね。

もしリビング学習のレイアウトや、勉強スペースの作り方に迷っているなら、将来的なことも含めて考えたほうが良さそうです。

リビング学習を成功させるコツはダイニングテーブル!

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さまざまなメリットのあるリビング学習ですが、成功させるためのコツはダイニングテーブルのレイアウトと椅子の高さです。

リビングダイニングでは、勉強スペースをどう確保するかが集中力アップのカギ。そして姿勢が悪くならないよう、子どもの体にあった高さの椅子を用意してあげてくださいね。

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