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監修:清水なほみ

【医療監修】不正出血とは?月経以外で起こる出血の原因や考えられる病気について

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子宮頸がん、子宮体がん

子宮がんは、子宮にできるがんの総称で、主に「子宮頸がん」、「子宮体がん」の2種類があります。

子宮頸がんは、子宮の入り口付近にある子宮頸部にできるがんで30~60代での発症が多く、初期症状として性交時の出血が起こることがあります。早期発見で治療すれば子宮を温存できる可能性もあります。

子宮体がんは、子宮体部の内側の子宮内膜にできるがんで、40~60代での発症が多く自覚症状として不正出血があります。子宮頸がんに比べて発症する年齢は高めなため、更年期や閉経後に不正出血があった場合はすぐに病院に行くようにしましょう。

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機能性出血

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機能性出血とは、ホルモンバランスが乱れることで起こる出血のことを指します。病気が原因ではなく環境の変化や、思春期や更年期などホルモンのバランスが不安定な時期に起こりやすい出血です。

機能性出血は、一時的なものであればホルモンバランスが整えられることで改善されることがあるため、特に治療を受ける必要はありません。しかし出血量など状況に応じてホルモン剤の投与などの治療を受けることもあります。無排卵周期によってランダムな出血が続く場合は、ホルモン治療によって周期を整えた方がよいでしょう。

また、排卵期に少量の出血が起こる排卵出血(中間期出血)も不正出血の原因の一つですが、月に1~2日少量の出血があるだけであれば、通常は治療の対象にはなりません。

子宮内膜ポリープがあるせいで毎回排卵期に出血する場合は、ピルなどホルモン剤によって内膜を整えます。

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気になる症状が出たら放置せずに病院へ!

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月経以外で起こる性器からの出血は不正出血とみなされます。あまり気にしなくてもよい出血があれば、病気である可能性がある出血までさまざまです。

不正出血が続くときや繰り返し起こる場合は、早めに病院を受診して医師の診察を受けるとともに必要な検査を受けるようにしましょう。

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

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