歯は胎児期から形成され始め、妊娠7~10週目に入る頃にはすべての乳歯(乳歯の芽)が作られるようになります。おなかの中で、母体からの栄養をもらいながら歯の石灰化が進んでいきます。
生殖器が作られ始める
妊娠10週になると、女の子は膣が、男の子は睾丸が発達し始めます。この段階ではまだ胎児の性別はわからず、超音波で確認ができるのはもう少し先です。
骨や心臓などの臓器が発達してくる
妊娠10週になると、脳や心臓、肺、腎臓など臓器の基礎が完成します。特に腎臓は早く機能し始めるため、胎児は羊水を飲んでおしっこをするようになります。
- 佐藤クリニック「胎児の「すくすく」ストーリー」(http://www.sato-clinic.com/press_past/vol_21.html,2018年6月29日最終閲覧)
- 日本産婦人科医会「正常所見8-10週」(http://www.jaog.or.jp/lecture/6-正常所見8-10週/,2018年6月29日最終閲覧)
- 竹内正人(監)「最新版この1冊であんしんはじめての妊娠・出産事典」P27(朝日新聞出版,2016年)
- 広尾まきレディースクリニック「わたしの妊娠カレンダー」(http://www.makiladiesclinic.com/wp-content/uploads/2014/11/obstetrics_schedule.pdf,2018年6月29日最終閲覧)
- 井上裕美(監)「病気がみえるvol.10産科」P6.7(メディックメディア,2015年)
- 南條達也(編)、荻田和秀(監)「最新版らくらくあんしん妊娠・出産」妊娠生活10ヶ月カレンダー(学研プラス,2017年)
- 吹田市歯科医師会「歯の広場」(http://www.ha-suita.com/qanda/qa_7.html,2018年7月10日最終閲覧)
妊娠10週目で流産する確率
妊娠初期は流産が起こりやすい時期です。流産は全妊娠の8~20%の確率で起こるとされていますが、心拍が確認された後は流産の可能性が低くなります。
妊娠初期に起こる腹痛や出血といった症状が必ずしも流産につながるというわけではありません。しかし症状が続く場合は、妊婦健診の予定がなくても病院を受診するようにしましょう。
- みずうち産婦人科「流産」(http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/流産/,2018年6月29日最終閲覧)
- 坂本産婦人科クリニック「妊娠中の過ごし方」(http://www.sakamotolc.net/ninshin/656.html,2018年6月29日最終閲覧)
- ASKAレディースクリニック「妊娠初期の注意事項」(https://aska-cl.com/art/art-pregnancy-notes.html,2018年7月11日最終閲覧)
妊娠10週目の過ごし方
妊娠3ヶ月目は、母体も胎児も大きく変化をする時期です。つわりを始めとした妊娠中のトラブルに悩まされることもありますが、無理せず過ごすようにしましょう。










