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監修:清水なほみ

【医療監修】妊娠15週目は胎児の主要な器官が完成する時期。妊婦と胎児の様子や過ごし方と注意点

PIXTA

私も妊娠中期からちょくちょく鼻血が出ていました。同じく鼻をかんだ時等です。
先生に聞いたら妊娠中は血液量が増えることとホルモンの変化で鼻血がよく出るそうです(´・c_・`)
止まらなかったり頭痛等もするようなら別の原因かもしれないので早めに先生に相談した方が良いですよ!
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妊娠15週目は、体内の血液量が増加や卵胞ホルモン(エストロゲン)の作用によって鼻血が出やすくなったり、鼻が詰まりやすくなったりすることがあるでしょう。

卵胞ホルモンには、鼻の粘膜を膨張させる働きがあるため、特にアレルギーを持っている人は妊娠中に症状が強くなる傾向があります。

妊娠中は鼻腔(びくう)の血管が傷つきやすい状態のため、片方ずつ優しく鼻をかむようにしましょう。鼻腔(びくう)を乾燥させないことも大切です。

加湿器や濡れたタオルを干すなどして、室内の乾燥対策をしましょう。また、湿度だけでなく室温にも注意が必要です。暑すぎず寒くなりすぎないように工夫をしましょう。

おなかが張る

一人目切迫早産で入院した経験があり、14週頃から張りを感じて今張り止めを服用しています(>_<)
この時期に張りを感じるのは良くないと言われてしまいました(T-T)
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妊娠初期は、まだ子宮が小さいこともあり子宮収縮が起こることはあまりありません。しかし徐々に子宮が大きくなることで、子宮を支えている靭帯(じんたい)が伸びるとおなかの張りを感じる場合があります。

出血がなく、超音波検査で胎児の心拍が確認できていれば気にする必要はありません。しかし、子宮収縮によるものであれば安静や張り止めの薬が必要になることがあるため、違和感がある場合には医師に相談しましょう。

出典元:
  • 佐藤クリニック「おなかが張るということ」(http://www.sato-clinic.com/press_vol26.php,2018年8月23日最終閲覧)
  • 竹内正人(監)「安心マタニティブック」P75.77(永岡書店,2006年)
  • ドクターウイリアム・シアーズ(著)他「シアーズ博士夫妻のマタニティブック」P169(主婦の友社,2014年)
  • 井上裕美(監)「病気がみえるvol.10産科」P30(メディックメディア,2015年)
  • 竹内正人(監)「はじめての妊娠・出産事典」P42-43(朝日新聞出版,2016年)
  • 荻田和秀(監)「らくらくあんしん妊娠・出産 」P56-57 (学研プラス,2017年)

妊娠15週目の胎児の様子

エコー写真 PIXTA

  • 胎児の大きさ(CRL):約15~16cm
  • 体重:約100~120g

妊娠15週目になると、胎児は手足の骨や筋肉などが急成長し、羊水の中で活発に動き回るようになります。

超音波検査では、赤ちゃんらしい体つきをしていることがわかるでしょう。この時期の胎児の大きさには個人差があるため、妊婦健診で小さめと指摘を受けてもあまり悩む必要はありません。

体の器官形成はほぼ完了する

胎児 PIXTA

妊娠15週目になると、妊娠初期の頃に始まった胎児の脳や内臓、手足といった器官の形成が完了します。髪の毛が生え、骨や筋肉も発達して、超音波検査では胎児が手足を動かす様子もわかるようになるでしょう。

妊娠15週末には声帯が作られ始めますが、羊水の中にいるため胎児が声を出すことはありません。生まれた後に備えて、おっぱいを飲む練習も始めます。

外性器が発達して性別がわかる場合も

妊娠15週目になると、胎児の外性器が完成の時期に入り性別がわかるようになります。通常妊娠17週~18週以降になると超音波検査で胎児の性別が確認できるようになりますが、早ければ妊娠15週頃にわかる場合もあります。

ただし、性別や角度によって生まれるまではっきり見えないこともあります。

出典元:

妊娠15週目の過ごし方と注意点

妊婦 休む PIXTA

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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