体調が安定し医師から許可が出たら無理のない範囲で運動をしましょう。妊娠中の運動には、息が上がらない程度の有酸素運動が適しています。
ウォーキングやマタニティビクス、ヨガは妊娠中でもできる人気のあるスポーツです。継続しやすく自分に合った運動を探して行うのもよいでしょう。
栄養バランスを考えた食事を心がける
胎盤が完成すると胎盤を通じて胎児に栄養を送るようになります。体調が安定して食欲が出てきたら、胎児の成長のためにも栄養バランスを考えた食事を取ることが大切です。
肉や魚などのタンパク質だけでなく、不足しやすい鉄分や野菜、ミネラルが豊富な海藻類を意識して食べるようにしましょう。妊娠中に規則正しい食生活を意識することで、生活習慣の改善にもつながります。
妊娠22週までは後期流産に気をつけて
入院しています。
月曜にお腹がキリキリして痛くなり
内診で見てもらうと2.4㎝で
病院だったらトイレ以外は動かなくていいから
、主人も病院なら安心だからということで入院。
妊娠12週以降22週未満に起こる流産を後期流産といいます。後期流産は、子宮収縮がないにもかかわらず子宮口が開いてしまう「子宮頸管無力症」や、子宮内で胎児を覆っている卵膜が細菌感染する「絨毛膜羊膜炎」など母体側に原因があるとされ、安定期であっても起こることがあります。
妊娠継続が難しい稽留流産や進行流産とは異なり、切迫流産は妊娠を継続できる可能性があるため、切迫流産の診断を受けた場合は医師の指示のもと安静や入院による治療を行います。
切迫流産の兆候は、おなかの張りや痛み、出血などです。いずれかの症状がある場合は、早めにかかりつけに受診しましょう。
- 竹内正人(監)「この1冊であんしんはじめての妊娠・出産事典」P92-93、136-137(朝日新聞出版,2016年)
- 井上裕美(監)「病気がみえるvol.10産科」P87.168.176(メディックメディア,2015年)
- 日本医科大学多摩永山病院「異常・疾病からみたリスクサイン」(https://www2.nms.ac.jp/hahanet/sign1_1_2.html,2018年9月11日最終閲覧)
- 荻田和秀(監)「らくらくあんしん妊娠・出産」P73.79.85(学研プラス,2017年)
- 横浜歯科医師会「妊婦歯科健診」(http://www.yokoshi.net/?page_id=3573,2018年9月11日最終閲覧)
体調にあわせて無理なく過ごしましょう
妊娠19週は、母体にさまざまな変化が起こる時期です。体調は安定しているものの、腰痛などのトラブルに悩まされることともあるでしょう。ホルモンバランスの影響で、体には色素沈着が起こりやすく、乳首やわきの下などが黒ずんでくることもあります。妊娠中はシミやそばかすができやすいため、特に外出する際は紫外線対策が必要です。
胎児はさらに成長し、多くの人が胎動も感じるようになってきます。妊娠5ヶ月の最終週である妊娠19週目、これから出産に向けて母体、胎児ともにさらに体が変化していきます。










