生後9~10ヶ月で受ける乳幼児健診って?
生後9か月から10か月のころに受ける乳幼児健診とは、赤ちゃんの発育や健康をチェックするためのものです。
1歳6か月や3歳児健診のように法定義務ではありません。しかし多くの自治体で実施されていますし、公費で助成される場合もあるので赤ちゃんの成長を確認するための良い機会となるでしょう。
発育のチェックポイントはハイハイやつかまり立ちの発達具合です。この時期は赤ちゃんごとにできることが違いますが、検診でチェックしてもらえれば安心。もしその場でできなくても、自宅でできている場合はその旨を医師に伝えてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんがしっかり睡眠がとれて元気な日を選んで行くと、スムーズに進むはずですよ。
- 厚生労働省「乳幼児期の健康診査」(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/tebiki.pdf,2022年11月25日最終閲覧)
生後9~10か月で受ける乳幼児健診の目的は?
乳幼児健診では生後9か月から10か月のころの健康状態を確認するとともに、先天性の病気がないか診断したり、予防接種時期の確認をしたりすることも目的の一つです。
もし先天性の病気がある場合、早期発見ができれば治療も早く受けられるようになります。もし問題が見つかっても、早めに治療を始められれば回復も早くなるでしょう。
病気だけでなく日常の不安なことを医師に相談できる機会でもあるので、ぜひ参加してくださいね。
いつ行けば良い?
乳幼児健診は生後9か月の誕生日から、11か月になる前日までの間であればいつでも大丈夫です。各市町村の保健センターか、委託されている医療機関にて事前に問い合わせてから受診してくださいね。
できるだけ赤ちゃんの体調や機嫌が良い日に受けたほうが良いので、もし体調不良の場合は予約した医療機関に伝えて、日を改めてもらうようにしましょう。
- 江戸川区「乳児健康診査(6から7か月・9から10か月)」(https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e052/kenko/kenko/kodomo/kenshin/67910kenshin.html,2022年11月25日最終閲覧)
費用は?
乳幼児健診を受けたいと思っていても、費用が気になる方もいるのではないでしょうか?しかし9か月から10か月の乳幼児健診は、基本的に各自治体の助成金により行われているので無料となる場合が多いですよ。
ただし自治体により費用が必要である場合もあるかもしれません。また期間外に人気で受ける場合は、費用がかかることもあるので事前に確認してくださいね。
- おかもと小児科クリニック「乳幼児健診について」(https://www.okamotokids-c.com/medical-checkup,2022年11月25日最終閲覧)
- 子ども診療所「乳幼児健診」(https://www.t-kenseikai.jp/kodomo-cl/sp/nyuji/index.html,2022年11月25日最終閲覧)
どんな検査があるの?
それでは生後9~10ヶ月の乳幼児健診の内容を、私の体験をもとにご紹介します。
身体測定
身長は寝た状態で測り、体重はおしめだけを着用した状態でスケールに乗って測定しました。頭囲・胸囲はママに抱かれた状態でメジャーで測定しました。
全身のチェック
身体検査のあとは、医師が赤ちゃんを観察し、おもちゃなどを使って視力・聴力の確認をしていました。また、肺や心臓の音を聴診し、全身のチェックも行いました。
このころから、歯が生える赤ちゃんも出てくるので、口腔内のチェックもします。歯の生え方など観察をします。
発達のチェック
わが子は生後半年の健診でお座りができなかったので、引き続きお座りが出来るかどうかの確認がありました。
また、この月齢ではハイハイができるかどうか、もしもできなくても背中や腰の具合を観察します。つかまり立ちや一人で立ち上がることが出来るかどうかも観察しますが、これはできなくても月齢相応なので問題ないそう。
また、医師が赤ちゃんを抱いて空中で腹ばいの姿勢にし、手で身体を支えようとするかを見る「パラシュート反射」のチェックもありました。
- ふくや小児科内科「乳幼児検診」ふくや小児科内科(http://fukuya-clinic.com/examination/index.html)
- 板垣医院「乳幼児健診」板垣医院(http://www.itagaki.or.jp/medical_baby_3.html)
- 東京都医師会「赤ちゃんから入学前までにしておきたいこと」東京都医師会(https://www.tokyo.med.or.jp/publications/genki/backnumbers/0055/03.html)
- 荘病院「乳児健診」 荘病院(http://www.sho-hospital.jp/usr/pc/cld_diagnosis.php)
乳幼児健診の持ち物は?
- 母子健康手帳
- 保険証
- 受診表
- 替えのおむつ(身体測定の時におしっこをしていたら外すため)
市町村ごとに持ち物の違いがあるかもしれませんので、事前に自治体から配布されるお知らせなどに目を通しておきましょう。
私の地域では受診表が地域の健診時に配られていて、それを記入して持参しました。
持って行って便利だったもの
他にもこれは持っていったほうが良いと思ったものがいくつかあるのでご紹介します。
フード付きのバスタオル
検診時はおしめ一枚の姿になりますので、検査会場は夏場でもひんやりします。待ち時間にさっと羽織れるフード付きのバスタオルがとても便利です。
普段遊んでいるおもちゃやぬいぐるみ
ハイハイなど、発達のチェックをするとき、普段通りの状態に近づけるため、普段から遊んでいるなじみのおもちゃを持参して赤ちゃんを安心させてあげましょう。
- ふくや小児科内科「乳幼児検診」ふくや小児科内科(http://fukuya-clinic.com/examination/index.html)
- さくら小児科・内科クリニック「乳児健診・幼児健診」さくら小児科・内科クリニック(https://goo.gl/YIagC5)
- クリニックばんびぃに「乳児健診」クリニックばんびぃに(http://www.bambini.tokyo/childhealthcheck.html)
乳幼児健診には必ず行きましょう
乳幼児健診は赤ちゃんの成長の確認や健康チェックだけでなく、ママの心の不安を解消したり、外出の機会となる重要なものです。同じ月齢の赤ちゃんとの触れ合いや、ママとの出会い、保健婦さんに話をするだけで心が晴れることもあるでしょう。
発達に関して不安がある場合にも、医師にざっくばらんに相談してみましょう。心配ごとを貯め込まないことは育児の中でとても大切なことですね。