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娘の好き嫌いに悩んだ母、イライラから卒業した「発想の転換」が参考になる

(この記事では、パパによる育児体験談をお届けします)数ある家事の中で頭を悩ませるものといえば、ごはんのメニュー考案ではないでしょうか。料理担当の人にとってはあるあるだと思いますが、子どもの食事には本当に悩まされますよね。幼稚園や学校とメニューがかぶらないようにしたり、嫌いなものも工夫して食べさせたり。毎日のことなので、1日中ごはんについて考えるなんてことも。今回はそんな「子どもと食事」についての体験談をご紹介します。※本記事は、個人の感想に基づいたものです。

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子どもの食べる量が毎日違う!

まずは“食べる量”の問題。成長を考えるからこそできれば安定してたくさん食べてほしいですよね。ところがそうはいかない。

大人並みに食べる”とか“基本的に小食”とかおおまかな傾向はつかめるとしても、なかなか安定しないのは特に子どもは食欲に対して素直だからだと思います。

でも作る方にとってはたまったもんじゃないんですよね、これが。足りないと不機嫌になるから、すぐに何かしら対応しないといけない。逆に多いと信じられないくらいに残って、それをなんとか処理しなければならないので私が太っていく。

ああ悩ましい。買い物の時から頭を悩ませる。ただ、これはある程度コミュニケーションが取れるような年齢になると、食欲の具合やその日の動きなどによってだんだん読めるようになってきて、間食のコントロールも少しはきくようになります。

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「食の好み」が変わる

子ども 食べる PIXTA

一方で、もうひとつの難しいポイントは“食事の好み”。これは食べる量にも関係してくることなんですけど、好きなメニューはやたらといっぱい食べたりしますよね。おかげでこっちのご飯がなくなってしまうなんてこともしょっちゅう。

そして、好きなメニューを発見すると毎日オーダーされる問題。そりゃ大人だって好きなメニューを食べたい。でも、そこはバランスを取ったり、節約したり、ということを考えて大人は我慢しますが、無論子どもにはそんな考えはないわけで。

ただ、好きなメニューが決まると楽なこともあります。まったく食べてくれないということがなくなるからです。困った時はこれ!というものができるのは本当にありがたい。しかもそれが割と手のかからない物だとなおさら。

しかしここで1番やっかいなことが起こります。それは突如としてやってくる“大好物に飽きる問題”です。それまで毎日食べていたものを突然一切食べてくれなくなります。

これは本当に困る……。実際に長女の時にはものすごく頭を悩ませました。しかし、しばらくたって気持ちを切り替えることに成功したのです。

「これは子どもの舌の成長」と捉える

子ども 食べる PIXTA

「これはきっと子どもの舌が成長したんだ!」と無理やり前向きに捉えてみました。そしてそれからは長女の好みが変わるたびに「おめでとう!」と言うように。

はじめのうちは戸惑っていた長女でしたが、そのうち「食べたくないということを言ってもいいんだ」という雰囲気を作ってプレッシャーから解いたことで、むしろいろいろなものに挑戦するようになったのです。

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突然のキノコブーム

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そんな苦労を重ねた時代から10年くらいがたった今。長女の好みがガラッと変化。突然「キノコブーム」がやってきたのです。

さまざまに変わってきた長女の好みの中で割と一貫してきたのがキノコ類が好きじゃないということでした。日常的に作る料理からキノコ類を省くことはそれほど難しいことではないのですが、わが家の場合これがきつかった。

まず、次女はキノコ類が大好き。これもあるあるだと思いますが、家族で好みが割れるのは作る方としてはしんどい。

そして、もう一つがヘルシー料理。長女はここ数年、クラシックバレエのために糖質やカロリーを抑えたメニューを中心にしてきました。

調べてみると、キノコ類はカロリーも糖質も低いのでうってつけの食材とのことで、できればバリエーションを増やすためにも使いたかったのです。

そこで「キノコブーム」なんて、とてもありがたい舌の成長!というわけで最近はキノコ料理を作ることが増えています。本当に気が楽になりました。あとは次女がキノコ類を苦手にならないことを願うばかりです。

親としては右往左往しがちな子どもの食事問題。ここはひとつ“成長”と捉えて量や好みの変化を楽しんでいきましょう。

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