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🔴【第1話から読む】49歳独身女の「不倫自慢」…イタすぎる同僚の“ターゲット”にされてしまう|不倫を自慢する女の末路
自分に対するプライドが高く「いつも1番でいたい」と話し49歳同僚・礼子さん。しかし、若い女性が褒められたり良いものを持つと、露骨に不機嫌になり、否定的な言動で周りを不穏な空気に。その振る舞いに、主人公・あやかは疲れていきます。
同性が褒められるのは気にくわない
礼子さんは、自分をとてもきれいだと思っているのは伝わってきます。ただ、正直なところ、私の目には年相応に見えました。それなのに、他の若い女の子が職場の男性に褒められているのを見ると、露骨に機嫌が悪くなるんです。
例えば、新入社員の愛ちゃんが「愛ちゃんの声、かわいいね」と褒められると、私の方を向いて「かわいいのは声とか仕草だけだよね〜、中身は全然じゃない?」と、まるで同意を求めるかのように囁いてくるのです。私はただ曖昧に笑うしかありませんでした。
礼子さんは自分が満足しているだけではなく「人に認められる」ということにこだわっているようでした。いわゆる承認欲求がとても強いんだと思います。
比較をして優位に立ちたい同僚
また、別の既婚の若い女性が、最近導入したというドラム式洗濯機の話をすると、これまた
「ドラム式洗濯機?便利かもしれないけど、私はいらないんだよね〜。あんな大きなもの、置く場所ないし」
と、まるでその女性のライフスタイルを否定するかのような言い方。誰がどんなものを持っていても、自分が気に入らなければ「私は必要ないかな」と堂々としていればいい。でも、礼子さんはなぜか、自分以外の女性が褒められたり、何か良いものを持っていたりするとそれを否定して、誰かに同意してもらいたがるのです。
誰かに承認してほしい、同意してほしい…そんな気持ちが伝わってきます。もしかすると不倫する気持ちもまた「奥さんよりも認められたい」「誰かのものを奪えるほど魅力的だと思いたい」という気持ちの表れなのかもしれません。
同僚との付き合いが苦痛
職場の男性が他の女性を褒めているのが聞こえると、礼子さんはその話題には一切頷きません。むしろ、明らかに表情が曇って、不機嫌になるのが見て取れるんです。その場の空気が一瞬で重くなるのを感じて、私はいつもどうすればいいのか分からず、ただ黙っていることしかできませんでした。
なぜそこまで、他人の評価や持ち物にこだわるのか。そして、なぜそれを私にまで共有してくるのか。礼子さんのその感情の起伏に、私の方が精神的に疲弊していくのを感じていました。正直、この人との付き合い方が全く分からなくなってきていたんです。
あとがき:嫉妬の感情の波紋
礼子の自己肯定感の高さは、人と比べて成り立っているようです。どんなことでも、女性として優位に立たないと気が済まない様子。あやかは、そういうところでも、価値観のズレを感じています。
しかし、声のかけ方も分かず、ただ聞くだけの日々…。これにもあやかは大きなストレスを感じてしまいますよね。職場の人間関係と自分のモヤモヤの間で揺れ動く気持ちが伝わるエピソードでした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










