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実母「あんたは母親失格」息子の前で言われ→「そうだね」と受け入れてしまうワケ|私は悪い娘ですか?

主人公・あすかは、3歳の子どもを育てる母親です。結婚当初から授かり婚に否定的だった母は、仕事を提供してくれるなど手助けをしてくれる一方で「孫は宝、娘は厄介者」という態度をとります。子育てを支えてくれることに恩を感じて母の顔色をうかがっていたあすかですが、とあるいざこざをきっかけに母と縁を切ることを考えるようになって…。『私は悪い娘ですか?』をごらんください。

母は壮太の面倒を見てくれる一方、娘であるあすかに「母親失格」という毒を吐き続ける実母。壮太が母に懐いているため、あすかは罵倒に耐えていましたが、心が限界に近づいていました。

🔴【第1話から読む】授かり婚の娘に仕事を与えてくれた母、煙たく感じる私は親不孝者?|私は悪い娘ですか?

感謝を伝えても、毒吐きで返される

祖母 PIXTA

私と母の関係には「毒」が混ざっていた。周囲から見れば、自営業を手伝う娘と孫をかわいがる母は、仲良し親子に見えているだろう。でも、実際は違います。

私は母の仕事を手伝いながら、壮太を預けることができています。これは、共働きをする私たち夫婦にとっては、本当に大きな助けです。母が壮太を見てくれるからこそ、私たちは生活できていることには、本当に心の底から感謝していました。

だから、お礼は欠かさなかったつもり。毎回ではないけれど、イベント事には少し高めのプレゼントを渡したり、何でもない日に「いつもありがとう」って言ってちょっとした品物を贈ったりもします。

私は、母が喜んでくれる顔が見たかったのです。

「母親」の私を全否定する母

祖母 PIXTA

でも、母は私がどんなに良い関係を望んで温かい言葉をかけても「毒」で返してきます。例えば

「あんたは本当に母親失格だね」

という言葉。壮太を抱きながらでも、ためらわずにこんな強い言葉を言うのです。きっかけは育児の価値観の違いから。例えば、離乳食の進め方とか、壮太が泣いたときの対応とか。母は「昔はこうだった」の一点張りで、私がネットで調べた新しい育児法や、小児科で言われたことを話しても、鼻で笑うだけ。

「そんな軟弱な育て方してるから、壮太が駄々こねるのよ」
「最近の若い親は、自分のことしか考えてない。だからあんたはでき婚しかできないのよ」

その言葉一つ一つが、私の胸に鋭く刺さった。私が一生懸命やっている育児を、全否定される。

でも、私が何も言い返せなかったのは、壮太が母にすごく懐いていたから。壮太は、母の家に行くのが大好きだった。母も、壮太のことは溺愛しています。母にとって、壮太は「宝」だけど、私はどうやら「厄介者」らしい…。そのコントラストが、私にはとてもつらく感じられました。

笑顔で受け入れるしかなかった

祖母 PIXTA

母の言い方はトゲがあります。本音じゃないのかもしれない、言葉のあやかもしれない。そんなことは何度も思い込もうとしたのですが、やっぱりつらいものはつらいんです。

「娘はできが悪いけど、孫は最高ね」
「孫だけいればいい」

そういう言葉を、今まで散々言われてきました。そのたびに、「壮太のために耐えなきゃ」って自分に言い聞かせてきました。母から壮太を引き離すのは、おばあちゃんが大好きな壮太にとってもかわいそう。私一人が我慢すれば、みんなが丸く収まると思っていたの。

だから、何を言われても、何をされても、私はいつも笑顔で「そうだね」って受け入れるしかなかった。壮太が楽しく過ごせる場所にいるためには、私の心の問題なんて気にしちゃだめだって。

でも、母からのチクチクした攻撃には段々と心が削れているのをいつも感じていました。もう耐えられないかもしれないと思い始めていた時、絶縁のきっかけになる事件が起きたのです。

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あとがき:わが子の笑顔の裏で削られる心

母の仕事を手伝い、壮太くんを預けるという「不可欠な理由」があるからこそ、毒の言葉から逃げられないという状況が切ないですね。母が孫を溺愛する一方で娘を全否定するというコントラストは、あすかさんの心を二重に傷つけます。

壮太くんの笑顔のために耐えるという選択は、母親としての愛情ですが、自己犠牲が限界を超えると関係は破綻してしまうでしょう。身近な人間関係で我慢がつきまとうのはつらいですよね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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