🔴【第1話から読む】500万円が入った封筒を手渡し!?→義実家がお金持ちすぎて驚いた瞬間|義実家と実家の格差にモヤモヤ
義実家からの温かい援助を受け、無事出産したよりこ。そんなよりこの元へ、姉人と義母がお見舞いにやってくるのですが…。
出産を祝う場でさえ空気を悪くする実母
そして、無事に私は出産しました。元気な男の子でした。
しばらくの入院期間を要することになったのですが、その間に一度だけ、私の母と、二番目の姉がお見舞いに来てくれました。母は孫を見ると「あら、小さいのねえ」と一言言うのみで、大喜びする様子がないことに少しショックを受けました。
2番目の姉は、そっと私に紙袋を差し出してくれました。
「よりこ、頑張ったね」
姉は優しくそう言って、紙袋の中身を教えてくれました。
「これはたえこ(一番上の姉)からのお祝いのオムツ。これはまゆみ(三番目の姉)から、おさがりの子ども服だって」
さらに、2番目の姉は封筒を差し出しました。
「私からは、これ。少ないけど、何か好きなものを買って」
封筒の中身は商品券1万円分でした。姉の気遣いに少しだけ心が温まります。そこに母が割り込んできて、こう言いました。
「よかったわね、よりこ。お姉ちゃんたちが優しくてね。悪いけど私はお祝いを出す余裕がないのよ。そのうち孫を預かったらベビーシッター代をもらおうかしらね」
お祝いをくれるどころか、孫を使ってまだ娘からお金を取ろうとしている母。絶対に子どもを預けたくはないし、もう孫に会わせたくないとすら思う態度でした。
母にも、少しは礼儀の心があると信じて
500万円もの援助をしてくれた義実家と、余裕がなく、母は孫を使ってお金をせびろうとすらする実家。その差に、私はたまらない羞恥心を感じました。私もこの実家の一員だと思うと、本当に恥ずかしくて仕方ないのです。
私は3番目姉が出産した時、余裕がないながらもなんとかお祝い金を用意して渡しました。でも、姉からはおさがり。お祝いのことを覚えてすらいないのかもしれません。実家の母にも、これまでさんざんお金を渡してきたのに、まだせびられるなんて。
私は実家の状況はもうあきらめて、せめて義実家への礼儀だけでも通したいと考えました。
「お母さん」
私は意を決して、母に伝えます。
「実はね、まさあきさんのご実家から新築と出産のお祝いで500万円もいただいたの。できればお母さんからも、まさあきさんのご実家にお礼の電話だけでもしてくれないかな?」
まさあきさんの両親への感謝を実家からも伝えることで、私自身が救われるような気がしたのです。でも、母から戻ってきた返事はひどいものでした。
常識がない実母の言葉
母は鼻で笑い、手をひらひらと振って言いました。
「は?何言ってるのよ、よりこ。あちらはお金持ちでいらっしゃるからでしょう?うちとは住む世界が違うのよ。できる人が勝手にやればいいの」
母は病室のソファに深く座り込み、続けます。
「わざわざ私たちみたいな貧乏人が、お金持ちさんにお礼なんて言う必要なんてないでしょ」
その言葉を聞いた瞬間、私は目の前が真っ暗になりました。まるで義実家よりも自分が大変なのだからお礼はいらないとでも言いたそうな言葉がショックだったのです。援助に対してお礼すらもできないなんて。
あまりの言葉に我慢できなくなった私は反論しようと、口を開きかけました。
その時。
病室のドアがノックのあとに開きました。そこに立っていたのは、義母だったのです―――。
🔴【続きを読む】500万円支援も「気にしないで」→義実家の品格に毒親が“完全敗北”|義実家と実家の格差にモヤモヤ
あとがき:あまりの常識のなさは「毒親」かも
自分が出産祝いを出さないだけでなく、多額のお祝いをした義実家のことまでないがしろにする発言をする実母。こうした常識のなさをみると、たしかに「毒親」かもしれないと思わされます。
さらにこの悪態を義母にも聞かれてしまった様子。よりこのショックは計り知れませんね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










