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「レッスンが台無しです」ボスママが完全敗北!ダンス教室荒らしママの末路|ダンススクールのママ友が怖い

これは、主人公・由香里が、小学2年生の娘・葵の希望で入会したダンススクールでのお話です。子どもが楽しく習い事に取り組めればとの思いで入会を決めた由香里ですが、ダンススクールのママの輪にはちょっと異様な空気が漂っていて…。『ダンススクールのママ友が怖い』第5話をごらんください。

🔴【第1話から読む】娘のダンス教室で鳴り響く“闘いのゴング”→ママ同士の干渉が怖すぎる|ダンススクールのママ友が怖い

佳恵と由香里から面談の申し出を受けたコーチは、すでにクラスの状況を察していました。イベント直前、コーチは低学年親を呼び出し、ついにボスママの支配は終わりを迎えることに…。

戦い PIXTA

正しさが、ついに理不尽を打ち破る瞬間

面談の申し出を受けたコーチは、私と佳恵さんからの話をじっくり聞いてくれました。葵が入会してからの沙織さんの態度、そして今回のイベントフォーメーションをめぐるゴタゴタ、そして今回の振付の件です。

コーチは深刻さを感じ取りつつ、チームの状況を理解しているようでした。

「お申し出ありがとうございます。確かに、最近のダンスを見ていて、私が教えた通りではない部分があるとは思っていました。ママたちの間でそんなことがあったのですね。園田さん(沙織さん)はコーチではないので、そういう行動は困ります」

さらにコーチは子どもたちのことについてもこう言ってくれました。

「葵ちゃんも美穂ちゃん(佳恵さんの娘)もしっかり振りを覚えてくれていますよ。曲の中ではしっかり踊れると思う子をセンターにしているので、自信を持ってくださいね」

コーチの言葉が変えた、踊る子どもたちと親の序列

コーチ PIXTA

そして翌週、低学年の保護者はコーチに呼び出されました。沙織さんはまさか自分が注意されるなんてつゆ知らず、ふんぞり返った態度で座っています。コーチは、開口一番、厳しい表情で話し始めました。

「最近、フォーメーションと振り付けの乱れが気になります。特に低学年で、指導した振り付けと違う動きがグループ全体に広がり、統一感がなくなっています」

コーチはそう切り出すと、直接沙織さんたちに視線を向けました。

「私は、葵ちゃんが一番正確に振り付けを覚えていることを評価してセンターを任せました。にもかかわらず、レッスン中、『葵ちゃんの動きだけ変だから、うちの子に合わせて』と保護者が指示していると聞いています」

コーチは、私や佳恵さんの訴えと、これまでの状況を踏まえて話してくれました。

「これは、努力している子の自信を奪い、レッスンを台無しにする行為です。親の判断による子どもへの指導は絶対におやめください」

コーチの毅然とした言葉に、沙織さんの顔は真っ赤になり、何も言い返せませんでした。他のママたちも、沙織さんの顔色を窺うことなく、うつむいて沈黙しています。コーチは、最後に「こういうことが続く場合は、レッスン室への親の立ち入りは制限します」と付け加えました。

このコーチの「公開指導」以来、沙織さんは大人しくなりました。私への個人的な攻撃や嫌がらせは一切なくなりました。

そして迎えた発表会当日。葵は、今までの苦労をすべて吹き飛ばすように、自信に満ちた笑顔でセンターに立ち、最高のダンスを披露しました。私は、会場の隅で静かにその姿を見つめ、もう胃薬を飲む必要がないほどの心の安寧を取り戻したのでした。

その後は娘も私も楽しくダンスレッスンに通っています。正しい行動をとる私たちをちゃんと見ていてくれる人がいたことで、自分への自信を取り戻すことができました。自分もそういった視点を持っていたいと思った出来事でした。

あの日、娘と母は、呪われた教室から解放された

夜明け PIXTA

この最終話では、由香里の勇気ある行動と、コーチの毅然とした対応が、ボスママ・沙織さんの支配を完全に打ち破ります。

習い事という場では親同士がもめたり、上下関係のようなものができてしまったりすることがあるようです。しかし、習い事はあくまで子どもの成長のための場。静かに見守りつつ、トラブルはコーチに相談するなどして早めに解決できるといいですね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】ダンススクールのママ友が怖い

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