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🔴【第1話から読む】急に増えた「飯いらない」→1枚のレシートで【家族の幸せ】が崩れた瞬間|夫とラウンジ嬢の嘘つき不倫
理々子はラウンジ嬢にショートメッセージを送る。彼女からの返信は、「彼氏がいるから安心して」という、潔白を装った長文の釈明で…。
ラウンジ嬢と直接対決へ
サトルが仕事へ出かけた後、私は、メモしておいたラウンジの女に連絡することにしました。最初は何度か電話をかけたが、女は電話に出ません。私の着信履歴を見て、女がサトルになにか報告したのかもしれません。
そこで私はショートメッセージを送りました。
「サトルの妻です。聞きたいことがあります」
送信ボタンを押した後、震える手で携帯を置いて、コーヒーを淹れました。返信なんて来ないかもしれない。サトルに言いつけられるだけかもしれない。でも、このまま夫のヘタクソすぎる嘘と、女の調子に乗った行動に耐えるのは無理だったのです。
どこまでもシラを切るラウンジ嬢
翌日の午後、携帯が通知音を鳴らしました。女からでした。予想をはるかに超える長文です。
「サトルさんの奥様、だいたいのことはサトルさんから聞きました。イヤな思いをさせてすみません」
謝罪から始まったことに、私は少し戸惑いました。一体どんな風の吹き回しでしょう。
「さっき、サトルさんから結婚していると連絡をもらって初めて、結婚されているんだと知りました。私はサトルさんの行きつけのラウンジで働いている店員で、予約のためにご連絡先をお伝えしていただけです。サトルさんが持っているライターやストラップは私が差し上げたものですが、お客様からの頂きもので持て余していたものです。奥さんがいらっしゃるなんて知らずすみません」
女はていねいな言葉で謝罪しているように見せかけて、不倫を必死に隠そうとしているのが見え見えでした。そして、これに続く言葉がさらに私の闘争心に火をつけます。
「私、実は彼氏もいるんです。だからご安心くださいね。奥様に愛されているサトルさんがうらやましいです♡」
完全に「逃げ切った」を確信したような終わり方。夫も女も、2人して私をバカにしています。ラウンジで会うだけでなく、ホテルまで行って男女の仲を楽しんでいるくせに。夫が私にアリバイ連絡をしている横で、ほくそ笑んでいるくせに。
これはきっと嘘だろう…だけど募るモヤモヤ
その日の夕方、子どもたちを連れて実家へ向かい、子どもたちが機嫌よく遊んでいる隙に、姉に報告しました。
「なにこれ。完全に嘘ついてるね」
リビングで、姉は憤慨していました。そのすぐ近くで子どもたちが普段と変わらぬ笑顔でいることが、私の胸をしめつけます。
「本当にやましいことがないなら、この女も怒るはずだよ。仕事してるだけで疑われてるんだから。でも、この女はむしろ奥さんに勝ってる自分を楽しんでいるように見えるよ」
お姉ちゃんの言葉に、胸の奥で渦巻いていた疑念が、確信に変わった。そうだ。この女は、賢い悪女だ。私の感情に訴えかけ、罪悪感を煽り、そして決定的な一言で私を突き放し、完全勝利をおさめようとしている。
「もう離婚した方がいいんじゃない?サトルさん、もう救いようがないバカだと思うよ」
姉の強い言葉に、私は離婚を現実的に想像してみました。でも、子ども3人を養うことを考えると、正直言って判断がつきません。
「離婚はすぐには無理だよ。だって、この子たちがいるもの」
私がそう呟くと、姉は深く息を吐きました。このあと、私たちは離婚を選ばずに完全勝利をおさめる方法を考えることになります―――。
🔴【続きを読む】離婚か再構築か…不倫夫との今後を考える妻の【最終的な選択】|夫とラウンジ嬢の嘘つき不倫
あとがき:慰謝料逃れの「彼氏います」LINE
不倫相手からのメッセージは、理々子の感情に訴えかける、非常に巧妙なものでした。「謝罪」「同情」「誤解」を並べた後に、「彼氏がいるから大丈夫」という言葉で線引きを試みる彼女の態度は、理々子の怒りを倍増させます。
姉の指摘通り、この長文の釈明こそが、彼女が後ろめたい事実を隠そうとしている何よりの証拠でした。理々子の心は、「離婚すべき」という正義と「子どもたちとの生活を壊したくない」という現実的な恐怖の間で激しく揺れ動きます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










