🔴【第1話から読む】モラ夫が単身赴任になり【目覚めてしまった】→子連れ不倫に走る親友の危うさ|子連れ不倫する親友
混乱する奈美恵は、冷静な性格の姉・尚子に相談する。姉から「毒を飲ませ続けるのが友情か」と問われ、奈美恵は目を覚まして―――。
耐えきれず姉に相談をする
どうしても気持ちの整理がつかず、私は3歳上の姉、尚子(なおこ)をランチに誘いました。 姉はサバサバした性格で、いつも物事を客観的に見てくれる頼れる存在です。私はパスタをつつきながら、真由との間に起きていることを一気に吐き出しました。
「……っていう感じなの。確かに真由は苦労してきたと思うんだけど、不倫は違うよって…。私の心が狭いだけなのかな」
姉はコーヒーを一口飲み、まっすぐに私を見ました。
「いやいや、奈美恵は間違ってないでしょ」
その言葉に、胸のつかえが少しだけ取れた気がしました。
「不倫は不倫」姉の正論にハッとする
「何があったとしても、不倫は不倫。法的に不利になるのは真由さんになっちゃうよね。いつかモラハラ夫と離婚で戦うつもりなら、なおさら火遊びなんてしてる場合じゃないと思う」
「やっぱり、そうだよね……」
「今は恋愛脳になって周りが見えてないんだよ。でも、その毒を飲ませ続けて話を合わせるのは、本当の友情じゃないと思うね」
姉の言葉は鋭く、私の迷いを断ち切ってくれました。
嫌われてもいい。言うべきことを言う覚悟を決める
その後も、真由は不倫にのめり込んでいるようでした。
「彼を見ているだけで幸せになる」
「早く離婚したいけど、彼との時間が楽しすぎて、モラ夫に離婚話を持ち掛けるのはもう少し後でいいかなって…」
送られてくる写真は、不倫相手とのツーショットや、豪華なディナー。その背景に、子どもの姿は見えません。 真由は、モラハラという地獄から抜け出した先で、別の地獄の入り口に立っている。そのことに気づいていないのです。
「不倫相手の彼も、本当に真由を愛しているなら離婚を促すはずなのに」
私は姉と別れた後、一人で夜道を歩きながら考えました。 真由が現実を見ないようにしているのは、離婚という重い手続きや、モラハラ夫との対峙が怖いからかもしれません。でも、その「逃げ」の代償は、あまりにも大きいはず。
もし、このまま彼女が不倫を続けて夫にバレたら、モラハラ被害者から一転して不倫加害者になってしまうのです。子どもとも暮らせなくなるかもしれないし、慰謝料を求められる可能性もあるでしょう。
真由の今後を思って、私は言うべきことを言うと心に決めました。
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あとがき:第三者の視点が照らす、友情の真価
当事者同士では感情がぶつかり合うだけの時、姉・尚子のような客観的な視点は救いになります。奈美恵が抱いていたモヤモヤとした自己嫌悪が、「彼女のために言うべきことを言う」という強い使命感に変わる転換点です。
ただ寄り添うだけが優しさではない。相手の人生を本当の意味で守るために、あえて冷徹な現実を突きつける覚悟を描きました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










