🔴【第1話から読む】妊娠中の妻を置いて「飲み会三昧」→ガブガブ飲んで帰る夫への不満|泥酔夫を締め出した話
深夜、泥酔して帰宅した恭司はチェーンに阻まれる。雨に濡れながら罵声を浴びせる夫に対し、なおは冷静に拒絶を貫く。結局、恭司は怒って去り、なおは静寂に包まれたリビングで、かつてない心の平穏を感じる。
チェーンがかけられたことに気が付いた夫
深夜1時30分。 外は猛烈な雨と風が吹き荒れています。私はベッドの中で、半分眠りに落ちかけていました。その時、ガチャガチャと玄関の鍵が開く音が聞こえてきました。
恭司が帰ってきたのです。 しかし、鍵は開いても、ドアはわずか数センチで止まります。
「……ん? あれ……? 開かねえ……」
外から恭司の困惑した声が聞こえます。 ガチャガチャ、ドン! ガチャガチャ、ドン! 何度もドアを押し込もうとしていますが、チェーンはびくともしません。
この状況でさえ、謝罪をしない夫
私はベッドから起き上がり、ゆっくりと玄関に向かいました。ドア越しに、彼の声が聞こえます。
「おい、なお! 開けろよ! チェーンかかってんぞ!」
私はドアを開けず、隙間から冷たい声をかけました。
「メッセージ見てないの?」
私はさっき、彼にメッセージを送っていました。
【一晩頭を冷やして、酔いが覚めたら帰ってきて。そのとき連絡くれたらチェーンも開けるから】
「見てねえよそんなの! 早く開けろよ、雨がすごいんだよ!」
「約束破って酔ってる人に入ってほしくない。あなたのその態度も、今の私とおなかの子には毒なのよ」
「なんだよそれ!夫を締め出すのかよ! 酷いだろ!」
「ひどいのはどっち?私、何度も電話して帰ってくれるようにお願いしたよね」
すると、彼は強い口調のまま「もういい、勝手にしろよ。お前なんてこっちから願い下げだわ!」そう言って、彼は玄関の前から去ったようです。外からは、ガンガンと階段を激しい音を立てて降りていく足音が聞こえました。
駐車場には彼の車があります。 外は暴風雨。車の中は冷えるでしょうが、そのときの私はもう彼の寒さのことなんて考えられませんでした。
暴風雨の夜、夫がどうなるか高みの見物
私はリビングに戻り、温かい麦茶を飲みました。 これまで、彼の不機嫌を恐れて、言いたいことを飲み込んできた私。でも、今回ばかりは自分の気持ちをぶつけました。それだけでも、自分の中ではスカッとした気持ちがあります。
窓の外で荒れ狂う風の音さえ、今の私には心地よいBGMのように感じられ、私はその日はぐっすり眠りにつきました。
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あとがき:物理的な距離が生む「心の平穏」
扉一枚を隔てた攻防戦。外で喚く夫を放置し、温かい麦茶を飲むなおの姿に、スカッとした方も多いのではないでしょうか。これまで彼の機嫌を伺って生きてきた彼女が、チェーン一つで「自分の聖域」を守り抜いたのです。
暴風雨さえも心地よく感じるほどの解放感。一時の情けで扉を開けない彼女の強さは、母親として子どもを守る覚悟が芽生えた証でもあります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










