🔴【第1話から読む】布団にカビ!足の踏み場もない部屋!里帰りした実家は汚部屋になっていた
夫を「DV男」扱いして被害者に浸る母に対し、父は自分の非を認め謝罪する。しかし母は可南子を無視し始め、最終日には親戚の前で「良い祖母」を演じる豹変ぶりを見せる。その無神経さに、可南子の堪忍袋の緒が切れた。
夫の気遣いに涙が止まらない
車内の空気は、まさに地獄でした。
学人のあんなに激しい怒りを見たのは初めてでした。でも、その直後の親戚の家では、彼は何事もなかったかのように、大人の対応で挨拶を済ませてくれました。
「本日はお招きいただきありがとうございます。娘も喜んでいます」
穏やかに微笑む夫。その横で、私は申し訳なさで涙が止まりませんでした。こんなに素敵な人が、どうして私の親のせいでこんな思いをしなきゃいけないの。
何も分かってくれない母
一方、母はというと、車に戻った瞬間、まるで自分が悲劇のヒロインであるかのように泣きじゃくり始めました。
「ひどい……あんな大きな声で怒鳴られるなんて……。怖くて何も言えなかった。その後に親戚の前で普通に笑ってるなんて、異常よ。可南子、あんたDVされてるんじゃないの?」
私は呆れを通り越して、乾いた笑いが出ました。
「お母さん、よくそんなことが言えるね。学人が怒ったのは、私とみちるを守るためだよ。自分たちがしたことを棚に上げて、被害者ぶるの?」
「どうせ私が全部悪いって言いたいんでしょ! 価値観が合わないなら、もう勝手にしなさいよ! あんたはもう嫁いだんだから、あっちの家と仲良くやっていけばいいじゃない!」
逆ギレ。それが母の唯一の防衛手段でした。
父は分かってくれた。でも、母は一生変わらないと確信
父がようやく口を開きました。
「……母さん、もうやめろ。全面的に私たちが悪いんだ。学人くんが怒るのは当然だよ。あんな劣悪な環境に家族を泊まらせて、振り回して……。学人くんは本当に大人だよ。あんなに言われても、親戚の前では面子を保ってくれたんだから。後でちゃんと謝らなきゃいけない」
父はその後、学人に深々と頭を下げて謝罪してくれました。
「学人くん、本当に申し訳なかった。可南子も、つらい思いをさせたな」
でも、母は違いました。 自分の非を認めたら死んでしまうかのように、その後、私の存在を無視し始めました。何か言いたいことがあれば父を介して伝えてくる。
「『可南子に、明日の朝ごはんは勝手に食べろって伝えなさい』ってお母さんが言ってるよ……」
父の困り顔。私は確信しました。この人は、一生変わらない。 最後の日、年始の挨拶に来た親戚の前で、母はまた豹変しました。
「あら〜! みちるちゃん、おいで〜! おばあちゃんですよ〜」
何事もなかったかのように、満面の笑みで娘を抱っこしようとする母。その無神経さに、私の我慢の袋が音を立てて弾けました。
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あとがき:謝れない親と、板挟みの罪悪感
自分の非を認めず、論点をすり替えて「被害者」になりきる。そんな親の態度ほど、子どもの心を疲弊させるものはありません。父の謝罪は救いではありますが、実質的な支配権を持つ母が変わらない限り、事態は平行線です。外見だけ「良いおばあちゃん」を装うパフォーマンスに、もう騙されない。可南子が感じた激しい怒りは、彼女が「親の所有物」から、一人の自立した「個」へと脱皮しようとしている証拠なのです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










