専業主婦と兼業主婦のお小遣い事情
新生銀行の調査によれば、2019年のサラリーマンの平均お小遣い金額は36,747円となっており、1979年の調査開始以来2番目に少ない金額になっているようです。
景気の状況や消費税率引き上げは、各家庭のお小遣い事情に直接影響を与えていそうですね。それでは、専業主婦や兼業主婦のお小遣い事情はどのような状況になっているのでしょうか。
- 新生銀行「「2019 年サラリーマンのお小遣い調査」結果について」(https://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2019/190621okozukai_j.pdf,2019年8月25日最終閲覧)
専業・兼業主婦の小遣いは世帯年収に影響を受ける
専業主婦であっても、兼業主婦であっても、お小遣い、いわゆる自由に使えるお金には個人差・家庭の状況に差があります。夫の収入はもちろんのこと、兼業の場合は妻の収入も合わせた世帯年収に大いに影響を受けています。
主婦のお小遣いの年間金額は世帯年収の2~3%
かつて金融機関に勤めていた筆者の経験上、いずれの立場の主婦の方も世帯年収の2~3パーセントほどが年間のお小遣い金額になっているのではないかと思われます。
例えば、世帯年収が500万円から600万円であれば年間10万円から12万円が平均して主婦の使えるお小遣いという事になるのです。
専業主婦・兼業主婦のお小遣いの平均と使い道
お金の使い方に至っては個人差が出るところで、子供がいるいないでも大きく違いが出るところではあります。
例えば子供がいる場合、子供の習い事や子供の洋服代を家計から出すのか出さないのかでも大きく違いが出てきます。
専業主婦のお小遣い平均は10,000円~15,000円
- 美容院代:5,000円
- 化粧品代:1,000円
- 洋服など:残金による
専業主婦の場合、たまにランチに行くことはあるかもしれませんが、仕事上などの付き合いが無い分交際費がかかりませんので、例えば夫の収入が年間400万円だったとして、お小遣いが年間8万円ほどしか使えなかったとしても、不自由がないわけです。
また、美容院代が5,000円とありますが、2か月に1度の利用で10,000円という計算です。
兼業主婦のお小遣い平均は20,000円~40,000円
- 美容院代:5,000円
- 化粧品・洋服代:5,000円前後
- 交際費:4,000円前後
- 貯金:残金から
夫と妻との収入の合計が800万円から1,000万円の場合、15,000円から20,000円台までが主婦のお小遣いとなっています。
交際費や美容代は専業主婦よりはかかってくるのですが、逆にそのあたりを抑えると、貯金も出来るようになります。
専業主婦と兼業主婦のお小遣い、体験談
兼業主婦の体験談
旦那も私も手取り20万前後で私の給料は全額貯金に回してます
旦那の給料のみで生活していて、お小遣いは特に決まってません
私は要求すればもらえる感じですが、基本的に必要としてないので貰わない月もあります
兼業主婦の方は、夫婦でお小遣いの金額を決めている方が多いようですね。自分が働いて得た給料は全額貯金に回しているという意見もありました。
専業主婦の体験談
確認とかしなくて好きにしていいよー。とは言ってくれますが、旦那が稼いでくれたお金を自分の為に無断で使うのは気が引けるので、美容院や欲しいものがある時は都度旦那にお願いしてます😄
特に頻度は決まってないです😅
そのかわり、ファミリーカードと現金毎月3万ほどもらっており、欲しいものはそのカードや現金で買っています。
大きな額になるときは事前に承認をもらってから買うようにしています。
専業主婦の方は、家計の管理を自分でしているか、旦那さんがしているかによってもお小遣い事情は異なるようですね。
あえてお小遣いを設定せずに、必要なときに必要な金額をもらう、もしくは生活にかかる費用以外は自由に使ってよい、という家庭もありました。
専業主婦でも兼業主婦でもお小遣いはうれしいものです
専業主婦、兼業主婦のお小遣い事情についてご紹介しましたがいかがでしたか?
就職・結婚・出産と、人生における節目には必ずお金がかかるものです。専業主婦であっても兼業主婦であっても毎月のお小遣いがあるのはうれしいですよね。
生活費や住宅ローン、貯金など、必要経費を考えながら、可能な範囲でお小遣いの金額を設定しましょう。