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監修:渡邉征雄

【医療監修】妊娠4ヶ月目の妊婦と胎児の様子。健診を待たずに受診すべき症状と生活での注意点

PIXTA

超音波検査には、2D、3D、4Dの種類があります。2Dは、子宮や胎児の体の断面を映したもの。ある程度の外見は見えますが、何が映っているのかわかりにくいのが特徴です。

3Dは、2Dの情報をコンピューターで再構築、着色することで奥行きが生まれ、立体的な画像として見ることが可能になったもの。それが動画として見えるのが4Dです。

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妊婦健診を待たずに受診した方がよい症状とは?

少量で継続しない出血、おなかの軽い痛みや張りは緊急性がほぼないので、時間内の受診で問題ありません。頻繁に続く張りや止まらない出血、出血を伴う激痛があるときは産婦人科に相談してください。

妊娠4ヶ月の注意点

コーヒー PIXTA

この頃には、不自由なく日常生活がおくれるようになってきた方もいるでしょう。しかし、生活する上で注意したいポイントがいくつかあります。

薬の服用

妊娠初期はおなかの赤ちゃんの臓器が形成される大事な時期。妊娠がわかったら服薬をやめましょう。万が一、薬を飲んでしまった場合はかかりつけ医に相談を。

持病の薬についても自己判断で継続せず、必ず医師に確認をとるようにしましょう。

急激な体重増加

おやつ PIXTA

つわりが収まり、体重が一気に増える時期。ここで太ってしまうと「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」を発症しやすくなるため注意。ダイエットはNGですが必要以上に食べ過ぎないようにしましょう。

  • 胎児の発育や羊水過多、巨大児の原因になることがある
  • 皮下脂肪が産道のまわりにつき、難産になりやすくなる
  • 妊娠線ができ、消えにくくなることがある
  • 産後、体型や体重が元に戻りにくくなる

体重が増えすぎると、これらのトラブルを引き起こす可能性があります。必要以上に食べ過ぎないように注意しましょう。

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カフェインの摂取

妊娠中にカフェインをとると、血管が収縮し酸素と栄養分が滞る、カルシウムや鉄分の吸収を阻害する、流産や低出生体重児のリスクをあげる可能性があるなど、さまざまな影響を及ぼします。

英国食品基準庁では、妊娠中のカフェインの摂取上限を1日200mgに制限。コーヒー2杯分くらいであれば問題ありません。カフェインは栄養ドリンク等にも含まれているので注意が必要です。

記事の監修

稲毛とらのこ産婦人科 院長

渡邉征雄

平成13年日本大学医学部卒業後、日本大学板橋病院産婦人科で勤務。平成20年日本大学大学院を卒業。都立広尾病院産婦人科医長、都立墨東病院産婦人科医長を経て、平成28年6月より稲毛とらのこ産婦人科院長に就任。
日本産婦人科学会 専門医、日本周産期新生児医学会 母胎・胎児専門医、がん治療認定医、新生児蘇生インストラクター、医学博士。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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