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漢字を使う際に気にしたいポイント
名前を考えたとき、ひらがなやカタカナでなく漢字を使いたい場合は、ただ読み方だけで選ぶのではなく、漢字がそもそも持つ意味も合わせて考えることをおすすめします。
例えばよく漢字の成り立ちの驚きの例であがる「道」ですが、なぜ「首」という字が「道」に入っているのかというと、この字ができた当初は、新しい道を行くときは「敵の首」を魔よけのために先頭に置いていたから…という説があります。
字の形だけで「かっこいい」「かわいい」と選ぶともしかしたら少し怖い意味や成り立ちをもつ漢字をつけてしまうことがあるかもしれません。
そしてその漢字や読み方が常用漢字として認められているかもチェックしましょう。子どもが大人になった時、電話口で伝わらないといった苦労を強いるかもしれません。
一生のものですから、慎重すぎるくらいで丁度良いのです。
名前に使う漢字については、ぜひ下の三つのチェックポイントを参考にしてください。
- 漢字の意味や成り立ちを調べる→漢字辞典で調べられます
- 漢字や読み方が常用漢字として認められているかチェック
- 人名漢字として使えるかチェック
- 法務省「子の名前に使える漢字」(https://www.moj.go.jp/MINJI/minji86.html,2021年10月29日最終閲覧)
- 明治大学「道の文化誌」(https://www.isc.meiji.ac.jp/~katotoru/20190112.html,2021年10月29日最終閲覧)
子どもの名前と名字のバランスも気にして
子どもの名前は、どうしても名前だけに着目して考えがちですが、姓名両方の統一感も忘れてはいけないポイントです。
極端な例で言えば姓が一文字、名が一文字となるとインパクトはありますが、フルネームにするとバランスが少し悪いような印象を与えるかもしれません。
また姓も名も同じ響きを繰り返すような場合、違和感を抱く場合もありますよね。本当に極端な例ですが、姓名が同じ漢字である、とか姓名の読みが同じという名前は避けた方が良いと思います。
子どもが女の子の場合、結婚後は姓が変わるから…と姓名のバランスを後回しにする場合もあるようですが、今後は夫婦別姓となるかもしれず、結婚後に変わるから…とはいえなくなるかもしれません。
このため、子どもの性別にかかわらず、子どもの名前は姓名のバランスを考えて名付けるのがベストです。
響きにも気を遣って
子どもの名前では画数による運勢などが気になるところですが、その名で呼び続けるという事も意識しておくとよいでしょう。
子どもは最初、字で名前を意識するわけではありません。名前を呼ばれることで音として自分の存在を認識していきます。意味として良いイメージのものや、音の響きの良い名前は子どもにも好影響でしょう。
はっきりと発音する物なら聞き取りやすいですし、明るい響きのある名前なら呼び続けることで子どもの性格も明るいものになっていく可能性があります。
名前を決める際には、何度も口に出してみて、音の響きを確認しておくようにしましょう。違和感の有無を自身のみならず第三者に確認してもらうのもよいでしょう。
- 2017年度日本認知科学会第34回大会「個人名に対する印象と人物像の整合性について」(https://www.jcss.gr.jp/meetings/jcss2017/proceedings/pdf/JCSS2017_P1-43.pdf,2021年10月29日最終閲覧)
名前の画数についての先輩ママのエピソード
ここからは実際に名付けをした先輩ママのコメントを参考に、先輩ママがどのくらい画数や姓名判断を気にしたのかみていきましょう。
子どもに良い名前を…と思うと「画数が悪い」という意見を聞くと「やっぱり変えた方がいいのかな」と悩みますよね。先輩ママは子どもの名前の画数をどの程度気にしたのでしょうか。










