名づけは最初のプレゼントであり、一生の宝物!
赤ちゃんへの名づけは、ママとパパからの最初のプレゼントであり一生の宝物です。どんな読み方にするか、どんな字を使うか、どんな意味を込めるかなど、すぐには決まらないものです。
赤ちゃんの顔を見てから決めるという方、おじいちゃんやおばあちゃんに決めてもらうという方もいます。
近年は凝った名前を付ける方も多く、中々読めないということも増えてきているようです。
素敵な名前にしたいけど、みんなが読める名前がいいという方におすすめしたいのがひらがなの名前です。では、ひらがなの名前にするメリットをいくつかご紹介します。
1.誰にでも読んでもらえる
まず、ひらがなの名前の場合は読み間違えが無い事!難しい漢字を使わなくとも、名前を間違われたなんて経験をした方もいるのではないでしょうか?
私自身、名前が珍しいためよく間違えて読まれることが多く、訂正することもしばしば。その点、ひらがななら子供も大人も誰でも読むことができるので安心です。
読み方だけでなく、名前を書くのも間違われることもありません。漢字の名前の場合、書類などに違う漢字を使われていたなんてこともあります。
せっかく素敵な名前をつけたのに間違われると寂しい気持ちになってしまいます。みんなに素敵な名前を間違われずに読んでほしいものです。
2.早いうちに自分の名前が書ける!
子供も大きくなるにつれて字を書くようになります。幼稚園に入る頃には自分の名前もかける子が増えてきますよね。誰しもが最初はひらがなで名前を書きます。
そして漢字を覚え、自分の名前が書けるようになりますが、ひらがなの場合は漢字を覚える必要がありません。
難しい漢字の場合、なかなか覚えられないなんてこともありますがひらがなの名前ならすぐに書くことができます。
漢字の名前も素敵ですが、ひらがなの名前にはこんなメリットがあるんですね!
3.柔らかい印象に!
ひらがなの特徴としては丸みを帯びているため、柔らかく親しみやすい印象を与えることができます。
女の子の場合は特に、女性らしい可愛さ、ふんわりとした雰囲気を持つことができるのではないでしょうか。
そしてひらがなは日本特有の文字ですので和風なイメージを持つこともあります。
海外では一つの文字ですが、日本ではひらがな、カタカナ、漢字を組み合わせて文を作ります。なので日本ならではの名前になるのではないでしょうか。
女の子にぴったり!可愛いひらがなの名前
ひらがなの名前をつけるメリットはいろいろとありましたが、いったいどんなひらがなの名前があるのでしょうか。明治安田生命から発表された、2019年の名前ランキングからひらがなの名前をご紹介します。
今回紹介する中の名前でも、漢字で使われている名前もありますが、ひらがなにすることで同じ読み方の生でも違った印象を持つことができます。
古風なものから今時なものまで幅広くご紹介したいと思います。
くるみ
可愛らしい印象を持つ「くるみちゃん」。とても愛らしく、女の子らしい名前ですよね。
漢字にすると「胡桃」「久留実」「來未」などが使われるようです。漢字の名前も素敵ですが、ひらがなだと柔らかい可愛いイメージになりますね。
ナッツ類の胡桃は、アメリカでは子孫繁栄・家庭円満の意味があり結婚式で使用されるそうです。そして胡桃の木は高級素材であり、美しく強い木でもあります。
そんな素敵な意味合いから「くるみちゃん」と名付ける方もいるようです。
さくら
女の子の名前の中でも上位に入るのが「さくらちゃん」です。ひらがなはもちろん、漢字の「桜」「櫻」「咲良」「朔愛」などたくさんの候補があります。
「くるみちゃん」同様に、女の子らしく可愛いイメージを与える名前だと思います。特に春生まれの女の子に多い名前なのではないでしょうか。
桜の花のように美しく、明るい女の子に育つなどの意味合いがあります。ちなみに桜の花言葉は「純潔」「優美な女性」「心の美しさ」などがあり、女性のための花と言っていいのではないでしょうか。
こんな素敵な花言葉あるとは知りませんでした。「さくらちゃん」という名前が人気なのがわかりますね。
かのん
呼びやすく響きが可愛らしい「かのんちゃん」という名前。クラシック音楽で、パッヘルベル作曲の「カノン」という曲が有名ですね。
この曲からちなんだ名前として「のん」という読み方を「音」とする名前も珍しくありません。
穏やかで温かく包み込むような印象の「かのんちゃん」。「穏やかな音のように人の心を癒やす子に」「可愛らしい音のように多くの人から愛される子に」などの意味を込めて名づけをするそうです。
音楽が好きなママとパパがつける名前でもあるかもしれませんね!とても素敵な名前だと思います。
ひなた
この名前は女の子のみならず男の子にも多いのではないでしょうか。
漢字の場合は「陽向」「日向」「陽奈多」など、人気の高い名前です。太陽のように明るいイメージを持つ「ひなたちゃん」。
「明るく前向きな女の子」「生命力にあふれた心の明るい子」「積極的にいろいろなことにチャレンジする子」などの意味を込めて名付けるそうです。
漢字よりもひらがなの場合は柔らかい印象を与えますね。そして太陽を連想させるだけあり、明るく活発な女の子を思い浮かべる名前ですね!
あかり
明るいイメージを持つ名前の「あかりちゃん」。2015年に人気を集めた「恋仲」というドラマで女優の本田翼さんが「あかり」という名前の役を演じていました。
その影響なのか2015年の女の子の名前では上位に入っていました。とても可愛らしく、明るい女の子の印象があるのではないでしょうか。
「明るい未来を創造する子」「明るく元気な女の子」「前向きで芯の通った子」などの意味を込めて名づけをするそうです。
「あかりちゃん」という名前なだけに、周りの人の心も明るくしてくれるのではないでしょうか。
すみれ
とても古風であり、和風な名前の「すみれちゃん」。この名前から思い浮かぶのは紫色に咲く綺麗なスミレの花ではありませんか?
スミレの花は3~5月に咲く春の花です。鮮やかな紫色は観たものを魅了する力があります。花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」があります。
「謙虚な心を持つおしとやかな女の子」「誠実でまっすぐな子」などの意味を込めて名づけをするそうです。
漢字では「菫」という字ですが、少々難しいのではなないでしょうか。漢字の場合は硬いイメージになりがちですが、ひらがなだと柔らかい印象に。
とても素敵な名前なのではないでしょうか。
ひかり
キラキラと輝く光をイメージさせる「ひかりちゃん」は、先ほど紹介した「あかりちゃん」同様に、明るい印象の名前です。
漢字では「光」「星」「陽花里」「緋香里」「光莉」など、一文字から三文字の漢字で表すこともできます。
「光り輝く人生を送ってほしい」「キラキラとまぶしい笑顔の子」などの意味を込めて名付けるそうです。ひらがなで「ひかりちゃん」という名前は柔らかく、優しい日差しを連想させる素敵な名前です。
どんなことがあっても明るく、笑顔で乗り切ってくれる女の子に育ちそうですね!
ひまり
「ひまりちゃん」という名前は、花のひまわりを思い浮かべる明るい名前です。漢字では「日葵」「陽真里」「陽茉里」などがあります。
やはり向日葵を連想させる名前なだけあり夏生まれの子に多いのではないでしょうか。私の友人の子も夏生まれで「ひまりちゃん」という名前です。
漢字で書くと難しい名前ですが、ひらがななら読み書きも覚えやすいですね。
名前の意味は「人を温かくする」「温かい子に育って欲しい」「ひまわりのようにまっすぐな子になってほしい」などがあるそうです。
こはる
優しくて穏やかで温かな印象を受ける「こはるちゃん」。春生まれの女の子に多く使われる名前です。春の陽気のように温かな心で包み込んでくれそうな素敵な名前ですね。
漢字では「小春」「小晴」「心陽」などがありますが、ひらがなにするとさらに温かみを増し柔らかい印象になります。
先ほど春生まれの女の子に多いと書きましたが、実は「こはる」とは初冬の穏やかで暖かい天気のことを意味するそうです。
この意味から11月ごろに生まれる女の子にもぴったりな名前なのです。そんな意味があるとは私自身知りませんでした。
秋にも春にもぴったりな名前の「こはるちゃん」です。
みのり
秋になると作物が豊富に実ることから「実りある人生を送ってほしい」という願いを込めて名付けられることの多い「みのりちゃん」。
漢字にすると「実」「美野里」「美乃梨」「美愛」などがあります。他の名前同様にひらがなですと柔らかく、包み込む印象があります。
やはり秋生まれの女の子に多い名前です。もちろん女の子だけでなく男の子にも名づけする方もいます。
作物のように根強く、真の通った優しい女の子に成長してくれそうな名前です。
わかな
古風で和なイメージのある「わかなちゃん」。漢字では「若菜」「和可菜」「和佳奈」「和奏」などがあります。
「和やかに穏やかに育って欲しい」「綺麗な音を奏でるように淀みなく生きてほしい」という願いを込めて名づけをする方が多いようです。
たくさんの意味を込めて「わかなちゃん」とひらがなで名づけをするのも素敵ですよね。優しくふんわりとした印象を受ける可愛い名前です。
「わかなちゃん」もひらがな、漢字ともに人気の高い名前になっています。
かれん
凛とした印象を受ける「かれんちゃん」。漢字にすると「花蓮」「花恋」「華蓮」などがあります。ドラマの子役で有名になった美山加恋ちゃんも同じ名前ですね。
まさに女の子らしい名前なのではないでしょうか。「かれんちゃん」という名前は日本だけならず、海外でも通用する名前のようです。
海外では「純粋」という意味を指します。「心の純粋な女の子」「華やかで女の子らしく」などの意味を込めて名付けるそうです。
漢字の名前も素敵ですが、ひらがなだと優しい印象になりますね。
なづな
「なづなちゃん」と聞くとお花を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。「づ」を使うか、「ず」を使うかによって印象もだいぶ変わりますね!
漢字では「那瑞菜」「奈澄菜」などがありますが、少々難しい字になります。苗字とのバランスを考えるとひらがながおすすめかもしれません。
お花の「ナズナ」から意味を取ると「どんな環境でも強く生きていける力強い子」というものがあります。
厳しい状況でもめげずに頑張る女の子になってくれるでしょう。
こなつ
「こなつちゃん」という名前は、名前に「なつ」が入るので季節の夏をイメージさせますよね。明るくて爽やかな印象がある名前です。
漢字ですと「小夏」「小奈津」「心夏」などがありました。夏をイメージさせる名前なので夏生まれの女の子に多く人気があります。
名前の最初に「こ」が付くと、可愛らしい印象になります。「明るく活発な女の子」「前向きで元気に育って欲しい」などの願いが込められています。
夏生まれの女の子にぴったりな名前ですね。
ゆたか
最後は「ゆたかちゃん」です。「ゆたか」と聞くと男の子のイメージが強いですが、ひらがなで名づけをすれば柔らかく女の子にもおすすめな名前です。
実際に私の友人にもひらがなで「ゆたかちゃん」がいます。他の子とは少し違う名前がいいけれど、個性的すぎる名前は避けたいという方におすすめです。
名前の意味は「みのりちゃん」と同じように「実りある人生を送ってほしい」「心豊かな女の子」などの意味があります。
可愛いだけでなく、かっこよさも兼ね備えた素敵な名前です。
- 明治安田生命「名前ベスト100」(https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking-2016/best100/index.html,2020年9月15日最終閲覧)
そのほか、各社から発表された名前ランキングに入っている「ひらがなの名前」
- はな
- つむぎ
- こころ
- ひより
- いろは
- すず
- こはる
- ほのか
- あおい
2019年に発表された、明治安田生命・ベネッセ・赤ちゃん本舗などの名前ランキングを見ると、一見古風なひらがなの名前が並びました。日本的なイメージから「レトロネーム」と呼ばれることもあるようで、近年のトレンドとなっています。
- 明治安田生命「名前ランキング2019」(https://www.meijiyasuda.co.jp/sp/enjoy/ranking/index.html#,2020年9月15日最終閲覧)
- ベネッセコーポレーション「2019年 女の子の赤ちゃんの名前ランキング100 [赤ちゃんの名づけ・命名]」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/girl/name-ranking/,2020年9月15日最終閲覧)
- 赤ちゃん本舗「赤ちゃん本舗『 2019年 赤ちゃん命名・お名前ランキング 』発表!名づけの傾向に変化あり。令和と平成をくらべてみました。~「画数」よりも「音や響き」にこだわり。「令和」ネームも急増。~」(https://www.akachan.jp/company/news_release/article/191115/,2020年9月15日最終閲覧)
ママリで見つけた「ひらがなの名前」
妊娠中、子育て中の女性向けサイト「ママリ」にも、ひらがなの名前についての投稿がたくさんあります。名付けについて考えていると、考えがだんだんわからなくなってしまったり、客観的意見が聞きたくなったりしますよね。
ママリの投稿でみつけたひらがなの名前をいくつかご紹介します。
ひなたちゃん、ふたばちゃん、みなみちゃんなど、どれもやわらかくて可愛らしい印象の名前ですね。ひらがなだと、古風な名前もとてもかわいいです。
他にも、ママリのアプリ内にはたくさんの名付けについての質問がありますので、気になる方は見てみてくださいね。
愛情いっぱいの名前をプレゼントしましょう
漢字だけでなく、ひらがなにも素敵な名前がたくさんありました。同じ読み方でも漢字とひらがなでは印象も変わってきます。
生まれる季節、どんな子になってほしいか、名前の響き、字画、名づけは様々な角度から考えることができます。
いろいろな漢字で悩んだときはひらがなの名前も候補にいれてみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した名前以外にも素敵なひらがなの名前はたくさんあります。
ママとパパが一生懸命考えた名前は、愛情たっぷり込められた素敵なプレゼントです。きっと生まれてくる赤ちゃんも楽しみにしてるはずです!
ぜひ、参考にしてみてください。