里帰り出産は安心!でも、忘れ物に注意が必要
実家での出産ともなれば、「母親もいるし、安心だ!」という人も少なくないでしょう。でも里帰り出産では、忘れ物をしてしまうとちょっと面倒なことにもなりかねません。
大切なのは準備。ここで、必要なものや準備しておくと良いものなどをチェックしておきましょう。今回は自分自身の経験や周囲のママたちの意見をもとに、里帰り出産で用意するとよいものを考えてみました。
入院の準備で必要なものリスト(書類)
忘れがちですが、必ず必要となってくるのが里帰りした先での入院の準備です。入院に必要な書類などは忘れずに持っていくようにしましょう。
- 母子手帳
- 病院の紹介状(経過報告書)
- 健康保険証
- 印鑑(急な手術等に備えて)
- そのほか必要な書類
入院手続きで必要なものを忘れてしまうと、里帰りしたのにもかかわらず一旦自宅へ戻らなければいけなくなることも…。
夫が持ってきてくれたり配送できたりするものなら良いですが、面倒なのできちんと準備してから里帰りしましょう。
実家に持って行くものリスト
実家に持っていく主なものは以下に挙げてみました。産後のことも考え、マタニティの服だけでなく普通の服もあると安心です。
- 衣類、下着
- 洗面用具
- マタニティ用服、パジャマ
- 化粧品など身の回りのもの
マタニティアイテムの他にも、旅行へ行くときのようにメイク道具などはそろえておくと安心です。2ヶ月ほど里帰りする期間があるなら、途中でなくなりそうな基礎化粧品などは実家では手に入らないことも考えて、余裕を持って用意しておくとよいですね。
産後を見越した準備リスト
- 出産後に着る洋服
- 授乳しやすい洋服
出産後は1ヶ月ほど実家に滞在するものなので、出産後の1ヶ月間、特に買い物などに出かけなくてもいいよう、身の回りのものは用意しておくことをおすすめします。
荷物が多ければ配送業者に依頼
当たり前のことですが、大荷物を持って里帰りするのは危険です!妊婦さんはバランスを取りづらかったり、力を入れられなかったりするので、2~3日分の旅行バッグに入るもの以外は宅配サービスなどを利用して送りましょう。
里帰りのぎりぎりまで仕事をしているという人は、事前に余裕を持って準備しておくといいかもしれませんね。
服だけで良い?赤ちゃんが必要なもの
ここでは、赤ちゃんが必要とするものをピックアップしていきます。産後のバタバタしているときには買いに行けない!ということもありますので、事前に購入、または現地ですぐに購入できるようメモしておきましょう。
- おむつ
- 哺乳瓶など母乳、ミルク関連用品
- 肌着ベビーウェアなど赤ちゃん用の服
- その他ベビー用品
最近では通信販売でほとんどのものが手に入るため、使い慣れたものがオンラインで手に入るのであれば最低限の量だけを持参し、残りは実家に帰ってから調達するというのもアリです。
ベビー用品は現地調達もおすすめ
ベビー石けん、おむつ、ほ乳瓶など、すぐに使わないだろうというものについては、現地調達でもかまいません。
実家からそう遠くないところにスーパーやコンビニエンスストアがある場合には、 里帰りしてから必要なものを揃えるのもいいでしょう。
また、家族に買ってきてもらうこともできるため、自分で無理に全部用意しようとせず少しずつ準備するようにしましょう。
持っていく赤ちゃんの服は少なめでも大丈夫
赤ちゃんの服はどれくらい必要でしょうか。最低限この枚数あれば、という数を挙げてみました。
- 短肌着:3〜5枚
- 長肌着:1〜3枚
- コンビ肌着:2〜3枚
- ツーウェイオール:2〜3枚
ベビー服は可愛いのでついつい買ってしまいがちですが、最低限の数がそろっていればまずは大丈夫です。出産後はお祝いでもらうことも多いので、落ち着いてから購入するようにしましょう。
赤ちゃんが過ごすスペース、どうする?
赤ちゃんが生まれると、赤ちゃんを休ませておくスペースも必要なものの中に入ります。ただし、ベビーベッドなどを慌てて購入してしまうと、いざ、置こうと思ったときに「スペースが足りなかった!」と言うことにもなりかねません。
どうしても購入する場合は、実家の両親に相談したりスペースを十分に検討したりしてから、商品購入を考えましょう。
ベビー布団のサイズを間違えないように
昔使っていたベビーベッドやベビークーハンなどを再利用して、布団だけ入れ替えようという場合もあるかもしれません。その際、サイズが違わないかどうかを確かめてから購入するようにしましょう。
サイズが違うと、赤ちゃんを安心して寝かしておけない場合もあります。
カメラ・ビデオカメラはあると便利
出産の瞬間や生まれてからの実家で過ごしている間の記録を残しておくのは、子供が大きくなったときのためにも良いことだと思います。
いざと言うときに携帯のカメラしかないのでは、少し心もとない…。だからこそ、記録用のカメラやビデオカメラを用意しておくと、大切な瞬間を逃さずに済みますよ。
ベビーバス・チャイルドシートはレンタルも視野に
出産後1ヶ月ほど里帰りで過ごすことになると、赤ちゃんを沐浴させるベビーバスやチャイルドシートなどが必要になる場合があります。
買ってしまうとその後の配送にお金もかかり、また赤ちゃんが成長したときには不要になる場合も。そんなことを加味して、一時期しか使わないものについてはレンタルを利用するのがおすすめです。
移動の際の注意点
妊娠中は移動も大変になることがあります。特に後期ともなればお腹も大きくなるので歩くのも一苦労ですよね。移動中にけがをしてしまってはいけません。
妊娠中に乗り物を利用して移動をする際にはいつも以上に自分自身の体調にも気を配らなくてはなりませんし、周囲への配慮も必要になります。
また、移動中に体調を崩してしまうこともあるかもしれません。無理は禁物です。
飛行機での移動
飛行機での移動では、搭乗の際に出産予定日を確認され優先搭乗ができます。ただし、優先されるのは搭乗のときだけなので到着時はゆっくり降りましょう。空港についてからは移動距離が長いです。
そして動く歩道はつまづいてしまい危険な場合もありますし、あまりにゆっくり歩いていると急いでいる方の迷惑になることもあります。羽田空港や一部の空港では電動カートで移動を助けてもらえることもあるようです。
- ANAホールディングス株式会社「妊娠中のお客様[国内線]」(https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/domestic/support/family/maternity.html,2018年5月16日最終閲覧)
- 日本航空株式会社「ママおでかけサポート(JALスマイルサポート)- JAL国内線-」(http://www.jal.co.jp/dom/support/smilesupport/mama.html,2018年5月16日最終閲覧)
電車での移動
電車で移動する場合は、できるだけ混雑を回避できるような車両を選ぶなどして乗車することをおすすめします。あまりにも体調が悪い場合には、優先席の近くの入口から乗るのもよいでしょう。
しかし、優先席であってもそれ以外の席であっても妊婦だからといって必ず座れるわけではありません。特に夕方など混雑している場合は座れないこともあります。万が一乗車中に気分が悪くなってしまった場合は、途中下車するか、席を譲ってもらえないか相談してみるのも一つの方法です。
里帰り出産ならではの良さもある
里帰り出産をすると、実家の両親など家族のサポートを得られるというメリットがあります。
事前の準備は大変ですが、ナーバスになりがちな出産前や新生児のお世話でてんてこまいの産後はきっと心強いはず。体調に無理のない範囲で準備をして、安心して出産にいどめるようにしたいものですね。