伊達巻などのおせち料理レシピ10選
日本のお正月の伝統料理と言えばおせち料理です。好みは分かれますが、せっかくのお正月だから少しはおせち料理も食べたいと考えている人もいるでしょう。
最近では、百貨店・スーパーからインターネットまでさまざまなところでおせち料理が販売されていますし、そうしたおせち料理はとてもおいしいので「おせち料理は買えば十分」とも思えます。
ただおせち料理は日本の伝統でもあるので、子どもと一緒に「おせち料理に込められた意味」と考えながら作ってみたいな、と考えるパパママもいるでしょう。
そこで、こちらの記事では簡単に作れるおせち料理のレシピを10選まとめてみました。年末に少し時間の余裕がある方は、家族一緒にぜひおせち料理作りにチャレンジしてみてください。
簡単!伊達巻
画像:note.littledarling-cooking.com
まずは、おせちの定番と言ってもいい伊達巻レシピのご紹介です。伊達巻はスーパーで買って食べるものと思ってる方もいるはず。
しかし、この伊達巻、意外と簡単にできる料理の一つです。ミキサーに材料を入れて、あとは焼くだけ。手作りの伊達巻は、甘さも好みで調整できますし、普段のおかずにも使えます。覚えてしまうととっても便利なレシピですよ。
材料
- 卵:4個
- はんぺん:1枚
- 砂糖:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 塩:ひとつまみ
- 薄口醤油:小さじ1/2
- かつお昆布だし:大さじ1
作り方
1.ブレンダーに材料全部を入れて、なめらかになるまで攪拌します。
2.オーブントースターのトレーに、クッキングシートまたはパラフィン紙をカットして敷いたところに流し込みます。
3.350度で15分くらい焼きます。上部にこんがり焼き色がついたら取り出してください。
4.鬼すだれがあれば良いのですが、なければ普通のすだれを裏表にしてぐるっと巻きます。しっかり輪ゴムで止めて、そのまま冷ましたらできあがりです。
ゴージャス!鶏ささみの竜眼巻き揚げ
お肉とたまごが入った、子どもが喜びやすいおせちメニューではないでしょうか。ささみとうずらの卵5個ずつで作るのですが、半分に切って盛り付けるので、見た目にも華やかで数も倍量になるのでパパママにはうれしいですね。
年末に作り置きしておいて、お正月はのんびり過ごすのもいいですよね。お弁当のおかずにも使えるので覚えておくと便利です。
材料
- 鶏ささみ:5本
- うずらの卵:5個
- 海苔(8つ切り):5枚
- 濃口醤油:大さじ2
- 酒、みりん:各大さじ1
- 片栗粉:適量
- 揚げ油
作り方
1.ささ身は身を破らないように筋を取り、身のまんなかに包丁を入れ、両側に開いて厚みを均等にします。
2.バットに濃口しょう油、酒、みりんを入れて混ぜ、漬け汁を作り、ささ身の裏表に漬け汁をつけて1時間以上漬け込みます。
3.うずらの卵は水から入れ、沸騰するまで箸で転がし、中火にして5~6分火を通し固茹でし、水に落として冷まし殻をむきます。
4.ささ身の水気をキッチンペーパーで取り、海苔を1枚のせ、水気を拭いたうずらの卵を1個のせ、くるくると巻きます。巻き終わりに片栗粉をつけて止めます。両端は入れ込むようにして片栗粉をつけふさいでおきます。
5.片栗粉をまぶし、160度の油できつね色になるまでじっくり揚げます。揚がったら半分に切り、すわりが悪いものは端を切り落として平らにしてできあがりです。
ホッとする味。高野豆腐の含め煮
煮物を苦手にする子どももいますが、高野豆腐の入る煮物は甘みがつきやすいのでこの煮物ならお気に入りになるかも。
高野豆腐は出汁をたくさん吸っていて、お出汁の味を楽しむにはぴったり。絹さやが入ると、彩りが一気によくなるのでおすすめですよ。
4~5人分の材料
- 高野豆腐:2個
- 干し椎茸:2枚
- にんじん:1/3本
- 絹さや:4~5枚
- だし汁:300cc
- 干し椎茸の戻し汁:100cc
- 砂糖:小さじ1
- みりん:小さじ2
- しょうゆ:小さじ1
- 塩:小さじ1/2
作り方
1.干し椎茸をできれば、前日の晩から水に浸けて冷蔵庫に保存し、一昼夜かけて戻します。時間がない場合は、耐熱容器にぬるま湯とひとつまみの砂糖、干し椎茸を入れてラップをし、電子レンジ600Wで1分ほど様子をみながら加熱し、冷めるまで置いておくと戻ります。
2.戻した干し椎茸は、石づきを切り落とします。バットまたは広口の保存容器に50度くらいのお湯(熱湯+同じ分量の水)を入れ、高野豆腐を入れて、10分ほど浸し、全体に水分を吸って約2倍くらいの大きさになるまで戻します。水なら、30分くらいで戻ります。戻ったら、4等分~6等分くらいの大きさに切ります。
3.絹さやはヘタと反対側の尖ったところを切り落とします。折ったヘタごと、すーっと下に引っ張り筋を取ります。水+塩を沸騰させて、絹さやを加え、1分ほど茹でます。火を止めたら、すぐに、絹さやを冷たい水に放ちます。冷水に放ってから、30秒ほどで粗熱が取れますので、ざるにあけて水気を切っておきます。
4.にんじんを4~5cm程度の長さ、1~1.5cmくらいの幅、1~2mm厚さの薄切りにします。
5.だし汁と干し椎茸の戻し汁を鍋に入れます。この時、だし汁や、特に椎茸の戻し汁は、茶こしで、こして入れます。にんじんも加えます。
6.だし汁が煮立ったら、砂糖、みりん、塩、しょうゆを加え、干し椎茸と高野豆腐を加えます。蓋をして、沸騰したらすぐに弱火にし、そのまま10分ほど煮含ませたらできあがりです。
おせち料理の定番。昆布巻き
画像:ameblo.jp
こちらもおせち料理の定番、昆布巻きレシピです。昆布巻きもスーパーで買ってくる方もいるでしょうが、今回は思い切って手作りしてみて、家族をびっくりさせてみましょう。
作れるようになると、中に巻く物はアレンジできるようになって便利ですね。
材料
- ゴボウ:1本
- 昆布巻き昆布:1袋
- かんぴょう:1袋
- 昆布だし汁:カップ3
- 醤油:大さじ4
- ブラウンシュガー:大さじ2
作り方
1.昆布は、乾いた布きんなどでふいて、たっぷりな水につけて戻しておきます。ごぼうは昆布6×30cmの長方形で、6cmの幅に合わせ少し長めに切ります。かんぴょうは12cmの長さに切りそろえます。
2.昆布はざるにあげて水をきり、ペーパータオルでふきとったら、手前にごぼうをのせて巻き、昆布のとじ目が下になるようにかんぴょうで一まきにして結びます。
3.鍋に昆布の漬け汁を入れて、約1時間柔らかくなるまで煮ます。竹串がすうっと通り十分柔らかくなったところで調味料を加え、さらに20分煮含めてできあがりです。
華やかさアップ!菊花大根
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見た目にきれいな菊の花の大根です。おせち料理は、見た目にも楽しめる料理なので少し工夫するだけで、華やかになりハレの日感が増しますね。キャラ弁当などが得意な方は、おせち料理もたのしく作れそうですね。普段とは違う見た目のお料理で、家族を喜ばせましょう。
材料
- 大根:1/2本
- 出汁:1カップ(昆布汁に鰹顆粒小さじ1~2で作る)
- 砂糖:大さじ4
- 酢:1/3カップ
作り方
1.蓮根は1cm幅の輪切りにし、周りを穴の間にV字に包丁の先を入れて切り、丸みをつけながら花のように切ります。
2.沸騰した湯の中に1分間入れて湯がき、熱いうちに調味料に入れて漬け込んだらできあがりです。
彩りが美しい。梅花にんじん含め煮
画像:ameblo.jp
なかなか難しいですが、にんじんの飾り切りに挑戦してみてはいかがでしょうか。煮物をはじめとした料理が、華やかになりますよ。
どうしても難しくて、きれいにできないという方はクッキーの花形の型抜きを使ってもいいかもしれませんね。ひと手間加えて、おせち料理を作ってみましょう。
材料
- にんじん:2本
- 出汁:600cc
- ブラウンシュガー:大さじ4
- みりん:大さじ2
- 薄口醤油:大さじ2
- 塩:小さじ2
作り方
1.にんじんは、梅の花のように5枚花に切ります。
2.出汁汁で20分煮て、火を止め煮汁につけたまま味を含ませたらできあがりです。こんにゃく、里芋はこの合わせ調味料で20分煮ました。
- 株式会社エブリー「野菜の切り方~飾り切り~」(https://delishkitchen.tv/articles/23,2021年12月1日最終閲覧)
- クラシル「にんじんの飾り切り」(https://www.kurashiru.com/recipes/af7f8493-81a8-477a-a44e-b25366f58e65,2021年12月1日最終閲覧)
まるで買ってきたみたい!市松のし鶏
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まるで買ってきたような見た目に仕上がる、市松のし鶏が作れるレシピです。購入したおせちにで目にすることのあるメニューですね。お家で作れたら、料理の腕があがったような気持ちになれますね。ぜひ、こちらのレシピを参考にして、手作りしてみてはいかがでしょうか。
材料
- 鶏挽肉:400g
- 卵:1個
- 砂糖:大さじ4
- 信州みそ:大さじ1
- 醤油:大さじ3
- 塩:小さじ1/3
- ベーゼルの種、白胡麻:適量
作り方
1.大き目のボウルに材料を全て入れて、バーミキサーなどで攪拌します。流し函にオイルを薄くぬり、挽肉を平らにしケッパーなどで、切り口を市松にスジ入れし、アルミホイルでかぶせます。
2.湯気がたった蒸し器に入れ、20分間蒸していきます。蒸せたら、人肌に冷まして4等分に切り分けます。
3.1本の縦長半分にアルミ箔をかぶせ、ヘーゼルの種を振り、アルミで覆っていた半分に白胡麻を振ります。ヘーゼルの種と白胡麻を組み合わせ1cm幅に切り分け、交互に組み合わせて盛り付けたらできあがりです。
アレンジ幅が広い!べっ甲寄せ
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こちらのレシピは、混ぜて固めるだけなので簡単でおすすめです。年末のうちに作りおきしておいて、つめておくと安心ですね。
寒天寄せは他の材料で作れば幅が広がるレシピです。覚えておくと誕生日やひな祭り、子どもの日などのお祝い料理にも便利に使えますよ。
材料
- 寒天:小さじ2
- 出汁:500cc
- 生姜汁:大さじ1
- 塩:小さじ1弱
- 薄口醤油:小さじ1
- みりん:小さじ1
- 酒:小さじ1
作り方
1.出汁を作り、その中に粉寒天を入れて2分間木べらで攪拌しながら混ぜていきます。調味料を加え味を整えます。
2.溶き卵をはしにつたわらせて流し込み、荒熱がとれるまでそのまま冷ましておきます。粗熱が取れたら流し函に入れて、冷蔵庫で固めできあがりです。
縁起良さそう!いかの末広がり
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いかを使ったおせち料理のレシピです。おせち料理は地域によっても、入れる料理が異なりますが、地域によっては魚介類が入ることもあります。
こちらのレシピは、するめいかで作れます。簡単にできるレシピなので挑戦してみてはいかがでしょうか。おつまみにもぴったりなので、楽しいお正月時間を過ごせそうです。
材料
- するめいか:300g
- みそ:・大さじ2
- 砂糖:大さじ4
- 卵黄:1個分
- 醤油:大さじ1
- 青海苔、粉山椒:適量
作り方
1.いかは洗って皮をむき、するめいかなので切り目は入れずそのまま3本くしに刺します。真ん中に1本刺して末広に3本刺していきます。
2.オーブンで白焼きにします。両面が乾いたら片面にみそを薄く刷毛で塗り、人肌に冷めたらくしを取り青海苔をまぶし末広に切ってできあがりです。
簡単に作れるおせちで、美味しく新年を始めましょう
一見すると手間がかかるように感じるおせち料理ですが、こちらでご紹介してきたメニューは比較的簡単にできて、手間もかからないのでぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
家族みんなで過ごすお正月は家族で協力して作ったおせちで新年を迎えるのも素敵かもしれませんね。