3Dエコーと4Dエコーの違い
平面で見る2Dエコーをコンピューター処理して3D(立体)画像化したものが3Dエコーです。それをリアルタイムで動いているようにコンピューター処理したものが4Dエコーです。
2Dエコーは白黒の画面ですが、3Dや4Dには色がついており、この色もコンピューター処理で色づけしたもの。胎児の診断は、2Dエコーで十分にできます。
3D・4Dエコーを自費で受ける場合、妊娠5ヶ月前後で受けると胎児の全身がエコー画面の中におさまります。
妊婦健診を待たずに受診した方がよい場合は?
少量の出血があり、軽度の下腹部痛、下腹部膨満感(おなかが張った状態)などがみられる場合、切迫流産が疑われます。また、健診後や性交後に一時的な出血やおなかの張りが起こることもあります。
この場合は様子を見て、出血やおなかの張りが治まれば、次の日や予定していた健診の日に受診すれば大丈夫です。しかし、出血やおなかの張りが続く場合には、かかりつけ医に相談しましょう。
月経2日目のような大量の出血、急激な下腹部痛、安静にしていてもおなかの張りが治まらないような場合には、時間外であってもすぐに連絡して受診しましょう。
妊娠5ヶ月にやっておきたいこと
安定期に入って、できることも増えてくる時期。しかし、自分のやりたいことを優先するのではなく、常におなかの赤ちゃんも一緒に行動しているということを忘れずに過ごしましょう。
鉄分を積極的に摂取する
妊娠5ヶ月になると、胎盤が完成します。すると、胎児へ血液を送るようになった妊婦さんの体は、子宮へ送りこむ血液の量を増やすために、体を循環する血液の量を増やします。
このとき、赤血球の増加量より、血液中の液体成分である血しょうの増加量の方がはるかに多いため、見た目上は血が薄くなって、貧血のような状態になってしまいます。妊婦さんにとっては生理的なことですが、鉄欠乏性貧血を起こしやすくなります。
また、胎児の発育にも鉄分は必要です。赤身の肉や魚、レバーなど鉄分の多い食材を意識して摂取しましょう。医師から鉄剤を処方された場合は、薬剤師の指示をきちんと守り、鉄の吸収を阻害する飲み物(紅茶や緑茶など)や食べ物(クルミ、チョコレート、ブルーベリー、蜂蜜など)は鉄剤を飲む前後30分にはとらないように気をつけましょう。
運動習慣を身につける
食欲が旺盛になる中期以降は、運動習慣を身につけることが大切です。体を動かすことで血行もよくなり、むくみ、肩凝り、腰痛、便通の改善につながります。また、出産には体力が必要です。安産のためにもしっかり体を動かしましょう。
しかし、以下のような運動は避けるのが無難です。
- おなかに圧のかかるような運動(ウエイトトレーニング)
- 人との接触があるスポーツ(バスケットボールなど)
- 上体をひねる運動(ゴルフ、テニスなど)
歯科検診を受ける










