妊娠中はエストロゲンが増えることで、歯周病の原因菌の増殖を促し、プロゲステロンが炎症の元であるプロスタグランジンを刺激するため、妊娠中期~後期にかけて、妊娠性歯肉炎が起こりやすくなります。
つわりで十分な口腔ケアができていなかった人もいるかもしれませんが、歯周病の妊婦さんは、低出生体重児早産リスクが高くなるという研究結果もあります。
妊娠中期に入ってつわりが治まったら、歯科検診をうけ、必要に応じて治療を受けておくことが重要です。おなかが大きくなるとあおむけの体勢が苦しくなるため、早めに行きましょう。
戌の日のお参り
戌の日とは、妊娠5ヶ月に入って暦で最初の戌にあたる日に、安産祈願のお参りをし、腹帯を巻き始めるという日本古来の風習です。犬は多産にもかかわらず、お産が軽いということにあやかっています。
最近では、最初の戌の日にこだわらず、都合のよい戌の日にお参りをする人も増えていますし、腹帯をまかない人も増えています。しかし、妊娠中ならではのイベントですので、機会が設けられるのであればぜひ記念にやっておきましょう。
待ちに待った安定期
日に日に大きくなっていく赤ちゃんを感じながら、ママになっていくことを実感する時期。エコーで小さいながらもしっかりした赤ちゃんの全身像をみてビックリできるのも今ならでは。
まだおなかの大きさも目立たない時期で、つわりもなくなり身軽に動けるようになり、今のうちにと仕事や家事、旅行などの計画を立てている方も多いかもしれませんが、確実に体は変化しています。
長時間同じ姿勢を取り続けるような作業や移動、足場の悪いところでの作業、高いところのものを無理して取る、おなかに圧がかかる体勢での家事、重い物を運ぶなどは無理をせず、この時期から誰かに任せていくということも必要です。
少しずつ休み上手になっていきましょう。
※この記事の情報は2017年11月30日取材現在のものとなります。最新の情報は医療機関へ受診の上、各医師の診断に従ってください。










