できるかな?子供の着替えの仕方
子供の着替えは、いつごろ自分でできるようになるのでしょうか?新生児や寝返りのうちはロンパースを着ていた赤ちゃんも、月齢が進むにつれてセパレートタイプの洋服を着るようになります。
たっちやあんよが始まればママはお着替えさせるのも楽に?と思いきや、じっとしていてくれないことも多く、それはそれで苦労が増えるもの。そんな赤ちゃんがだんだん子供へ近づき、やがて自分で着替えをしてくれるようになります。
こちらの記事では子供の上手な着替えの仕方とその練習方法について詳しく紹介します。年齢の目安も載せましたが個人差があるので心配しないで!様子を見ながら楽しくお着替え練習してくださいね。
ズボンやパンツの着替えのやり方
まずこちらは1人で着替えの初級編!座って行うズボンやパンツの履き方です。
- 前側が見える状態で床に広げて置く
- 足が入るところ、出るところを確認する
- 床や台に座って片足ずつ、または両足をズボンに入れて足先を出す
- 足先が出たら立ち上がり、服を引き上げておなかをしまう
10~15cmの高さの台に座るようにするとよりやりやすいです。なかなかうまくいかないこともありますが、失敗を丸ごと受け止め、できたらたっぷりと褒めてあげて、本人の頑張りを認めてあげましょう。
ズボンはゆとりがあって、着脱しやすいものを選んであげるようにしましょう。「できる」ことが本人のやる気に繋がりますよ。
Tシャツやトレーナーの着替えのやり方
次に中級編、トップスのお着替えです。前後をきちんと認識してかぶり、顔や手を袖から出します。
- 背中が見える状態で床に広げて置く(前後を知らせてあげましょう)
- 衣服をかぶり、最初に頭を出す
- 頭が出たら片腕ずつ出す
子供たちははじめ、衣服の前後がわかりません。まずは「どっちが前かな?」を知らせ、どの部分を持って頭にかぶれば着やすいか、さりげなく援助してあげながら進めましょう。
ボタンのある服の着替えのやり方
最後は上級編。ボタンにチャレンジです!はじめは誰でもうまくいかないものですが、本人の意欲を尊重して見守るようにしましょう。
- 服の背中を見ている状態で襟部分を両手で持つ
- 肩に服をかけるように、ヒラッと後ろに回す
- 両肩に服がかかったら袖から手を出す
- ボタンを留める
ボタンのある服を着るのは子供にとっては難関ですね。なかなかボタンが穴に入らないと、大人がイライラしてしまって手を出したくなりますが、本人の頑張りたいという意欲を尊重して見守ってあげることが上達に繋がります。
- Gakken「”ひとりでできる!”を伸ばすコツ」おやこCAN(http://www.oyakocan.jp/tokushu/201311.html)
- 日本教材文化研究財団「研究紀要 第37号 特集:乳幼児期の探究II」日本教材文化研究財団(http://www.jfecr.or.jp/publication/pub-data/kiyou/h20_37/t1-1.html)
- 武藤 英夫(発達協会)臨床心理士「月刊 発達教育」発達協会(http://www.hattatsu.or.jp/senmon/shinpen02.htm)
着替え練習、こんなワザでできた!先輩ママの声
どうすれば自分で着替えられるようになるのか、実際に先輩ママたちが使ったワザを3つご紹介します。
1:毎日5分は手伝わずに見守る!
朝の忙しい時間は難しいかもしれませんが、お風呂上りのパジャマへの着替えや休日の朝の洋服への着替えは手伝わずに見守ってみましょう。
もどかしくなるかもしれませんが「着替えは自分でするもの」という意識も芽生えて、ぐんと一人で着替えることができるようになります。どうしてもという場合はママが気づかれないようにサポートしてくださいね。
2:親子で着替え競争
「よーい、どん!」でママやパパと着替え競争もおすすめです。子供は負けたくない一心で一生懸命着替えます。このように遊びの中で着替えを取り込むことによって、子供も楽しく着替えをすることができそうですね。
ただし焦りすぎて失敗してしまったりする事もありますので、焦らせすぎないように。上手に時間を調整して子供に勝たせてあげる事も必要ですよ!
3:着たい服を自分で選ばせる
手持ちの服全部から選ばせるのは時間がかかります。たとえば2種類のコーディネートから選ばせるだけでも子供は「自分で選んだ」という満足感を得ることができます。
更に好きなキャラクターや色の服だったら、より一層着替えしたくなりそうですね。新しい服を買ったタイミングで着替え練習にチャレンジするというのも良い方法ですよね。
子供が着替えできたら褒めてあげよう
子供にとって着替えの仕方を覚えるのは大仕事です。前後が逆さに着てしまったりズボンの片方に両足を入れてしまう事もしょっちゅうあります。
子供の着替えは時間がかかってしまいがちですが、できるところまでは自分でやらせる、そして些細な事でもできたことは褒めてあげましょう。そうすれば子供は嬉しくなって早く着替えの仕方を覚えるようになります。