初めてのお着替えで、着やすい服のポイントは?
子供に初めて自分でお着替えをさせることは、最初のうちは根気がいると思います。子供がより簡単に着られる服を選んであげることで、お着替えのハードルを低くしてあげましょう。
特に保育園や幼稚園では、手伝ってくれるママがいないので、より着替えやすい服が好まれますよ。それではまず、どのようなタイプの服が一人で着替えやすいか、そのポイントをみてみましょう。
着替えやすいトップス
私の場合は、お着替えの練習をさせるときは以下のような服を選ぶようにしていました。
- 首周りにゆとりがある
- ボタンがない
- ジッパーがない
- 頭から被れる(Tシャツタイプ)
頭から楽にすっぽり被れるタイプがおすすめです。ボタンやジッパーは、1人でお着替えを練習し始めた子たちにはまだ難しいでしょう。更に前後が分かりやすいように、前にプリントやリボンなどがついているものもよいですね。ファスナーは4歳ごろから練習できるでしょう。
自分から着替えを始めない時には、かぶるところまで手伝ってあげて、脱げないようにすそを押さえてあげると自分で着るようになります。おしゃれをさせたい気持ちもありますが「着替えやすさ一番」のトップスを選んであげましょう。
着替えやすいボトムス
練習を始めるときには、以下のようなものは着脱しやすいと思います。
- ウェストがゴム
- 半ズボン
- カプリパンツなど丈が短いもの
- ストレッチ素材
ボトムはウェストがゴムが必須です。また、冬は厳しいですが半ズボンが一番です。長ズボンの場合はストレッチ素材など、生地が伸縮するものを選んであげましょう。ジーンズなど伸びにくいものは穿きにくそうにしていました。
またトップスと同じく、前後を間違えない為に、お腹部分やお尻部分にプリントや装飾のあるものがおすすめです。
履き替えやすい靴下
くつしたも着脱しやすいものを選んであげると、お出かけの時にもたつかずにできますよ。私は以下のようなものをおすすめします。
- 丈が短いもの
- 薄手のもの
- 伸びやすいもの
靴下は身体から遠いので難関です。足の部分が入ればOKな短めのものを選んであげましょう。ふくらはぎまで伸ばすハイソックスはなかなかうまくはけないかもしれません。
- 武藤 英夫(発達協会)臨床心理士「月刊 発達教育」発達協会(http://www.hattatsu.or.jp/senmon/shinpen02.htm#shinpen06)
- 日本保育未来通信「着脱4歳児」日本保育未来通信(http://hoikusya.jp/jissen-sheet/4sai/chakudatsu/)
難易度の高い服は?
子供にとって自分で着替えることが難しいと思う服を以下にあげました。着替え練習中の子供に買ってあげる時には気を付けてみましょう。
注意したいトップス
トップスで特に気をつけたいのは首回りです。経験上、素材が固かったり、首回りが狭かったりするものは頭が出せなくて着づらいようです。ゴムが入っていたり、切れ目があったりするものが良いでしょう。
ボタンやジッパーもトレーニング中は難易度が高いので気をつけてください。
注意したいボトムス
固い素材は履き替えしにくいので、気をつけましょう。ウエストがボタンや紐になっているものも要注意です。わが子が最も穿きにくそうにしていたのは、デニムの長ズボンです。デニム生地の場合は、ストレッチ素材でよくのびるものにしましょう。
注意したい靴下
わが子を見ていても、靴下は子供が履くには難易度高めのアイテムだと思います。長いものは更に難しいので、短いものからチャレンジしてみましょう。
着替えは成長への大きな一歩
かわいい子供服には目移りしてしまうけれど、子供のためを思えば機能性の高いものが一番!子供が一人でお着替えできることは、自信にも繋がります。
特にイヤイヤ期などは、着替えさせるのに一苦労。どの服を自分で選らんで、自分で着ても大丈夫なように、ときにかく脱ぎ着しやすい服をたくさん揃えてあげましょう。
また、時間がないと焦ってしまうので、一人で着替えをはじめる時期は余裕を持って朝の準備をするように心がけてくださいね!